後悔しない様にディーラー下取りのメリットとデメリットを理解!
車の買い替えの際は、ほとんどの場合ディーラーに下取りに出すか、買取店に査定を依頼するかのどちらかを選ぶ事になります。
ディーラーでの下取りは、買取店に比べて査定額が低くなる傾向にあり、その点はディーラー下取りのデメリットと言えます。
しかしデメリットばかりではなく、ディーラー下取りを選ぶ事にはメリットもあります。
ディーラーの下取りと買取で迷っている人は、以下のような疑問をお持ちの方が多いのではないでしょうか。
● 「ディーラーで下取りしてもらう最大のメリットは何?」
● 「買取専門店のメリットとデメリットは?」
● 「結局ディーラーの下取りと買取どっちがいいの?」
こういった疑問をお持ちの方のために、今回はディーラーでの下取りと他社での買取りのメリット・デメリットについて詳しくご説明していきます。
納得した車の買い替えが出来るよう、メリットとデメリットをしっかりと理解した上で、自分に合った車の売却の仕方を見つけて頂ければと思います。
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ディーラー下取りのメリットとデメリット!買取り店と徹底比較!
ディーラー下取りと他社買取り店での下取り、それぞれにメリットとデメリットがあります。
どちらで愛車を売却するのが、お得に売却できる方法なのか?また自分にとって合っているのはどちらの方法なのか?
まずは、それぞれの違いについてしっかりと比較してみましょう。
ディーラーで車を下取りしてもらう4つのメリット!
ディーラーで下取りしてもらう最大のメリットは、何と言っても手間がかからず楽に車の買い替えが出来る!という点です。
もちろん高く車が売れるに越したことはないですが、手間がかからないというのもかなり魅力的なメリットですよね。
メリット1.車の売却と購入が同時に出来る
ディーラーに下取りに出すと、車を売却する手続から購入する手続きまで、一つの販売店ですべて完了する事が出来ます。
面倒な書類の準備やさまざまな手続きも、必要な書類だけ用意すれば、後は担当の営業マンに任せておけばいいので手間がかかる事もありません。
また、ディーラー下取りでは新車の納車日ギリギリまで下取り車に乗っている事が出来るので、車の無い不便さを感じる事なく、スムーズに車の買い替えをする事が出来ます。
買取では車の売却と購入のタイミングを考えたり、手続きもそれぞれ行わないといけないので、そういった手間を考えると楽に車の買い替えが出来るのは、圧倒的にディーラーでの下取りだと言えるでしょう。
メリット2.下取り査定額で値引き交渉が出来る
ディーラーに下取りに出すという事は、新車の購入を考えている方がほとんどだと思います。
新車を購入するとなると金額的にも大きくなり、できる限り値引きしてもらって少しでも安く購入したいものですよね。
しかし車種によっては、ブランドイメージを保つためであったり、新型モデルの発売直後の車などは、値引きが出来ない物もあります。
そういった場合に、新車購入のためのサービスの一環である下取りでは、下取り査定額によって値引きの交渉をする事が出来るのです。
もともと下取りは、値引きのしにくい新車の購入を、出来る限り購入しやすくするための方法でもあります。
値引きの出来ない車であっても、下取り車の査定額を上げる事によって、実質的には値引き額を引き上げているのと同じ事ですよね。
このように、下取り価格と新車の値引きの調整が出来るというのも、ディーラー下取りならではのメリットと言えます。
メリット3.安心感がある
ディーラーはとにかく信頼第一をモットーにしているので、ユーザーに対して常に親切で丁寧に接してくれます。
車の売却から購入まで、一般的に同じ営業マンが担当してくれますので、安心して任せる事が出来ます。
また、車を購入した後の対応もしっかりしている場合が多く、長い付き合いになればなるほど信頼関係を築く事も出来ますよね。
車に関するさまざまな事を、すべてディーラーに任せる事が出来るという点では、買取店より安心感があります。
メリット4.価値がない車でも値段が付く場合がある
買取店に査定を依頼すると、基本的に下取りより高い査定額が付きますが、本当に価値のない車には値段が付く事はありません。
しかしディーラー下取りの場合、買取価格が0円になるような車でも値段が付く場合があります。
それはなぜかと言うと、新車の値引きの代わりに、下取り車を本当の価値以上で引き取ってくれる場合があるからです。
ディーラーでの新車販売では、もともと値引き出来る額が決まっていて、値引き出来ない分は下取り価格を上げる事で、出来る限り多くの新車を販売しようと努力します。
ですから、実際は価値のない車でも、新車を購入してもらうために値段を付けて下取りしてくれる場合があるのです。
買取で0円査定が付くような車の場合では、ディーラーでの下取りの方がお得になる場合もあるかもしれませんね。
要チェック!ディーラー下取りの4つのデメリット!
ディーラー下取りのデメリットと言えば、やはり査定額が低い傾向にあるという事です。
少しでも高い価格で車を売りたいと考えている人にとっては、下取り査定額の低さは最大のデメリットと言えます。
デメリット1.買取に比べて査定額が低い
ディーラーの主な仕事は車を販売する事であり、下取りは車を購入してもらうためのサービスの一環にすぎず、下取りに力を入れる事はありません。
また買取では、多くの買取店が競合し合う事で買取額も上がりますが、下取りの場合は車の購入が目的であるため、下取り価格を競争する相手もいません。
ですから、高い査定額を提示する必要がないのです。
さらに下取り査定額が低くなる大きな理由は、再販ルートの違いにあります。
独自の販売ルートや海外ルートもある買取店とは違って、下取りは基本的に車を売却するルートが多くありません。
高い査定額で引き取っても、車を販売するルートがなく売れなければディーラーの損失になってしまうわけですから、どうしても査定額が低くなってしまうのです。
デメリット2.本当の車の価値が分からない
ディーラーの下取りでは、購入する車の値引きと下取り額を一緒に交渉するので、下取り価格がうやむやになりやすく実際の車の下取り額が分からない事が多くあります。
またディーラーでは、査定の際に日本自動車査定協会の査定本を参考に査定価格を決めている事もあり、中古車オークション相場が反映されず相場よりも定額になりがちです。
反対に買取専門店では、オークション相場の変動にも敏感で、中古車の市場相場をしっかりと把握しています。
車によって高く売れるオークションに出品するなど販売ノウハウがあるため、その車の本当の価値で買い取ってもらう事が可能です。
本当は高額で買い取ってもらえる車も、ディーラー下取りでは低い査定額で引き取られる可能性もあるのです。
デメリット3.人気車種や装備・パーツなどのプラス査定は期待できない
海外で人気の車種やオプション装備・パーツなどは買取専門店では、高く買い取ってもらえる事もあります。
ですが、ディーラー下取りの査定の際は、メーカーの純正部品以外はマイナス査定につながってしまいます。
どれだけ高価なオプション装備やパーツを付けていても、プラス査定になる事は難しく、反対に純正部品があるなら純正に戻した方がいいと言われるくらいです。
純正部品のみの車なら、下取りでも高い査定額が付く事もありますが、社外品パーツの場合は査定額は低くなる可能性が高いでしょう。
デメリット4.自由に出来るお金がない
車を購入する事が前提で行われるのが下取りですから、下取りで売却した車のお金は次の車の購入資金になります。
新しい車の購入代金が少なくなるので得をした気にもなりますが、もちろん手元に入るお金はありません。
一方買取では、売却した車のお金は現金で振り込まれるので、そのお金を次の車の購入資金に充てるのか、それとも他に使うのかを自由に決める事が出来ます。
下取りでは、購入する車の値引きと下取り額が一緒になってしまい、本当の車の売却額が分かりにくい事を考えると、車の売却額としてきちんと手元にお金が入る方が満足感がありませんか?
また、次の車の購入資金に余裕があるという場合などは、他の事にお金を使う事も出来るので、ちょっと嬉しい気持ちになりますよね。
そう考えると、自由に出来るお金がないディーラーの下取りは、少し損をしているような気もしてしまいます。
他社買取り店で下取りしてもらうメリット&デメリット
他社買取店で下取りをしてもらう最大のメリットは高額査定が期待できる事!
買取店は、買い取った中古車やその部品を自社で販売したり、オークションへの出品や海外に輸出する事で利益を得ています。
中古車の売買が主な仕事であるため、販売ルートも豊富で中古車を高く売るためのノウハウがあります。
そのため、オプションやパーツなども細かく査定し、幅広い車種を高い査定額で買い取る事が出来るのです。
また、現在は数多くの買取店が存在し、1台でも多くの中古車を買い取る為に買取店同士が競合し合うため、おのずと買取額も上がるという訳です。
ただ、買取店同士を競合させるためには、複数の買取店に査定を依頼しなければなりません。
複数の買取店を探して見積もりを取ったり、複数の業者とやり取りをするのは、時間も手間もかかってしまいます。
車の売却から購入までを楽に行う事が出来るディーラーの下取りと比べると、こういった点が買取店で下取りしてもらうデメリットと言えます。
また、車の買い替えでは売却と購入のタイミングが難しいという事もあります。
買取店で車を売却する場合は、先に車を手放す事になる場合がほとんどで、納車時期がずれると車が無い期間が出来てしまう可能性もあります。
通勤に毎日車を使用している人や、車を使用する事の多い人にとっては、こういった点もデメリットと言えるでしょう。
買取のメリットまとめ!
他社買取店で下取りしてもらうメリットについて、以下に分かりやすくまとめてみました。
● ディーラーより査定額が高額になりやすい
● 車種や装備品・パーツなどが査定額に反映されやすい
● 廃車寸前、事故車、不動車でも買い取ってくれる場合もある
● 自分の車の本当の価値を知る事が出来る
● 複数の買取業者を比較して、最も査定額の高い業者に売却する事が出来る
他社買取店で下取りをしてもらう事は、このようないくつものメリットがあります。
時間や手間がかかってしまうというデメリットも、車買取一括査定サービスを利用すれば、簡単にネットから申し込む事ができ、複数の買取業者に一括で見積もりを取る事が可能です。
複数の業者に見積もりを取る事で、「営業の電話や何度も査定に来られるのは嫌…」という方は、査定も電話も1社のみのユーカーパックなどもありますので、こういったサイトを利用すれば面倒な事もなく、高く買い取ってくれる買取店を見つける事が出来ますよ。
ディーラー下取りvs他社での買い取り、結局オススメはどっち?
ここまでご覧頂くと、ディーラーの下取りと他社での買取、それぞれのメリット・デメリットについては把握して頂けたかと思います。
では最後に、結局のところディーラーの下取りと他社での買取どちらがいいのか?について、車の状況や売却の際のポイント別に、おすすめの方法をご紹介させて頂きます。
時間も無いし面倒なのは嫌!楽に車を買い替えたい人には下取りがオススメ!
車の買い替えのさまざまな手続きを、すべてディーラーに任せる事が出来て、手間をかけずに楽に車を売る事が出来るのが、下取りの大きなメリットです。
車を買い替える際は、車の売却するところを探して売却の手続きをし、更に新しく購入する車の販売店に行き購入の手続きをしなくてはいけません。
売却と購入を二つの業者でやり取りするとなると、時間も労力も必要になってきます。
どうしても時間がない、早く車の買い替えを済ませたいという人もおられるでしょうし、何よりも面倒臭い事はやりたくないという人もいるでしょう。
そういった方には、やはり手間をかける事なくすべてディーラーにお任せで車の買い替えが出来る、下取りを選ぶ事をおすすめします。
また車買い替え後のトラブルや不安など、担当の営業マンが色々とサポートしてくれますので、そういった面でもディーラーは信頼出来て安心です。
査定額が低いというデメリットもありますが、お金よりも時間や信頼関係を大事にしたいという人にとっては、金額の事はそれほど気にならないのではないでしょうか。
絶対に損をしたくない!少しでも高い査定額で売却したい人には買取がオススメ!
ある程度の時間もあり、出来る限り高い値段で車を買い取ってもらいたい、本当の愛車の価値をわかってくれる業者に売却したいという人には買取がおすすめです。
車買取店は中古車買い取りのプロですから、高い査定額で車を買取り、あらゆる方法で再販する事が可能です。
ディーラーでは査定額の下がる古い年式の車や過走行車、修復歴車や不動車であっても、海外のルートもあったり部品単位での販売なども出来る買取では、値段が付く可能性も高くなります。
ですから、車も古く査定額も付かないだろうとあきらめている人にも、買取はおすすめ出来るのです。
ただ買取店も業者によって査定額に違いはありますので、複数の業者に査定をしてもら事は重要です。
前述したとおり、車買取一括査定サービスを利用すれば簡単に複数の業者から見積もりを取る事ができるので、あなたの愛車を高く買い取ってくれる買取業者がきっと見つかるはずです。
ディーラーの下取りで査定額をアップする為の交渉のコツ!
どうしてもディーラーで下取りに出したい、また時間的にディーラー下取りしか無理という人のために、下取り前に覚えておきたいポイントをご紹介します。
査定額が低いと言われる下取りでも、ちょっとしたポイントを抑えて交渉に臨めば、査定額アップにつながる可能性もあります。
購入する値引きの車と下取り車の査定額は別で考える
ディーラーのデメリットでもお伝えしたように、下取りでは値引きと下取り額がうやむやにされてしまう事も少なくありません。
まず交渉する時には、値引きと下取り額を別で考えて、下取り査定額がいくらで、新車の値引きはどれくらいしてもらえるのかを、明確にしてもらう事が大切です。
とりあえず買取相場だけでも知っておく
車の購入が目的の下取りでは、中古車市場の相場を知らないと、足元を見られて実際の相場より低い査定額を提示される事もあります。
自分の車はどれくらいの価値があって、一般的にいくらくらいで売れるものかを知っておく事は、交渉をする上で重要な事なのです。
買取査定を受けなくても、ネットから簡単に概算価格を知る事ができる一括査定サイトもありますので、まずは愛車の相場を知っておきましょう。
ネットから概算価格を知る事が出来る一括査定サイトは以下のサイトです。
交渉時に買取査定の額を提示する
自分の車のおおよその買取相場が分かれば、その買取査定額を元に下取り交渉をして下さい。
下取り査定額だけでは本当の自分の車の価値は分かりませんが、下取り交渉の際に具体的な買取査定額をディーラーに提示する事で、査定額のアップにもつながります。
また、ディーラーと下取り交渉をする直前に、一括見積もりを複数の買取専門店に頼み、1日かけて相見積もりを取る事が出来れば、更に査定額のアップにも期待が持てます。
ディーラーの下取りで査定額をアップさせるためには、このように買取一括査定で見積もりを取り、その買取価格を元に下取り交渉をするというのが最も有効です。
少しでも満足のいくかたちで下取りが出来るように、是非この交渉のコツを覚えておいて下さいね。
今回はディーラー下取りのメリットとデメリットについて、買取と比較しながら詳しくご紹介してきました。
あなたにとって最適な愛車の売却方法を見つける事は出来ましたか?
下取りの方がいいのか?買取の方がいいのか?はケースバイケースです。
下取りと買取のメリット・デメリットをしっかりと理解し、車の売却後に後悔する事のないように、自分にとってベストな方法で愛車を売る事が何より大切です。
下取交渉にあたる前に事前に知っておきたいポイントなど詳しく紹介しておりますので、興味があればこちらもご覧になってみて下さいね!
⇒参考記事:「車の下取り交渉術!【※素人でも高額査定をゲットする12のコツ!】」
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