キャンピングカーの維持費まとめ!燃費やガソリン代はいくらぐらい?
アウトドア趣味のさらなる充実を実現させてくれるキャンピングカー。憧れている方も多いのではないでしょうか。
ですがそんなキャンピングカーを持つことと切っても切り離せないのが「お金」の問題です。
● 「キャンピングカーっていくらくらいで買えるの?」
● 「キャンピングカーはガソリン代も結構かかる?」
● 「キャンピングカーの維持費はどれくらい?」
こうしたお金に関する疑問は、誰もが思い浮かべるものですよね。
そこで今回は、キャンピングカーの購入費用や維持費、ガソリン代などお金に関わる情報をたっぷりとお届けしていきます。
興味がある方は是非ご覧になってみてくださいね。
キャンピングカーの購入と維持にかかる費用(経費)まとめ!
こちらでは、キャンピングカーの購入費用の相場や維持費、ガソリン代などについて紹介していきます。
キャンピングカーの購入費用の相場は?
キャンピングカーの購入費用の相場は、種類別にそれぞれ以下のようになっています。
キャブコンバージョン、バンコンバージョン
相場 300万円〜1,000万円程度
バスコンバージョン(大型)、輸入キャンピングカー
相場 1,000万円〜
軽キャンピングカー
相場 100万円〜300万円程度
このように、キャンピングカーの種類ごとで購入費用の相場は大きく変わってきます。
なお、中古のキャンピングカーですと軽タイプであれば100万円前後でも購入可能です。
キャンピングカーの燃費ってどれぐらい?やっぱり悪い?
キャンピングカーの燃費もその車によって違ってきますが、中には「2〜3km/L」という衝撃的なまでに燃費の悪いキャンピングカーもあります。
基本的に車体が大きくなり重量が重たくなるほど燃費には悪影響なので、燃費が気になる場合はその点も考慮してキャンピングカー選びを進めていく必要があります。
ただディーゼルエンジン車ですとガソリン車より高燃費なため、「車体が大きいから燃費が悪い」とは一概には言えません。
例えばディーゼルエンジンの国産キャブコンバージョンですと、「10〜12km/L」程度の燃費も可能です。
キャンピングカーのガソリン代っていくらぐらい?レギュラー?ハイオク?
使用するキャンピングカーの燃費や使用頻度、使用距離によってガソリン代は変わってきます。
したがって、以下で紹介するガソリン代はあくまでも一例となります。
(例)
燃費 8km/L
走行距離/月 2,000km
ガソリン代(レギュラー) 130.7円/L※
ひと月のガソリン代 32,500円
※2017年11月9日時点でのレギュラーガソリン代全国平均値。
キャンピングカーのユーザーは長距離移動をすることも多いでしょうから、ひと月あたりの稼働率が上がるとおのずとガソリン代も高くなっていきます。
ちなみに使用するガソリンは、2000cc以下であればほぼレギュラーガソリンです。
米国製などではハイオク指定のものもあります。ディーゼルエンジン車であれば、軽油を使用します。
キャンピングカーの維持費ってどれぐらいかかる?
キャンピングカーのような特殊な車は「維持費が高そう」というイメージが強いですが、実際のところはどうなのでしょうか?
以下でその維持費を分析していきましょう。
自動車諸税
自動車税
キャンピングカー登録によって8ナンバーとなるため、同排気量であれば3ナンバー、5ナンバーよりも自動車税が若干安いです。
自家乗用車
- 総排気量1L以下 29,500円
- 1L超〜1.5L以下34,500円
- 1.5L超〜2.0L以下39,500円
- 2.0L超〜2.5L以下45,000円
- 2.5L超〜3.0L以下51,000円
- 3.0L超〜3.5L以下58,000円
- 3.5L超〜4.0L以下66,500円
- 4.0L超〜4.5L以下76,500円
- 4.5L超〜6.0L以下88,000円
- 6.0L超111,000円
- 自家用乗用軽自動車 一律10,800円
8ナンバーの自動車税※
- 総排気量1L以下23,600円
- 1L超〜1.5L以下27,600円
- 1.5L超〜2L以下31,600円
- 2L超〜2.5L以下36,000円
- 2.5L超〜3L以下40,800円
- 3L超〜3.5L以下46,400円
- 3.5L超〜4L以下53,200円
- 4L超〜4.5L以下61,200円
- 4.5L超〜6L以下70,400円
- 6L超88,800円
※用途や自治体ごとで異なる。上記は千葉県の8ナンバー自動車税。
自動車取得税
自動車取得税は、以下の計算式によって算出します。
“課税標準基準額+ 付加物の価額= 取得価額(1,000円未満切捨て)
取得価額× 3% = 自動車取得税額”
車検費用
車検費用には、重量税、自賠責保険料、車検代行料等が含まれます。
重量税
乗用
(例)重量3t
- 重量税(2年) 30,000円
- 13年経過 68,400円
- 18年経過 75,600円
特殊用途
(例)重量3t
- 重量税(2年) 15,000円
- 13年経過 34,200円
- 18年経過 37,800円
自賠責保険料
自家用乗用車
24ヶ月 27,840円
その他三輪以上の自動車(キャンピングカー)
24ヶ月 34,900円
車検費用には、これら法定費用に車検基本料が加算されます。
車検基本料の相場はどこで車検を受けるのかによっても異なりますが、「2万円〜10万円程度」がひとつの目安です。
なおユーザー車検であれば法定費用のみの支払いとなります。
また、8ナンバー車や軽の8ナンバー・4ナンバー車に関しては、それぞれ初回の車検も2年後に行います。
以後は他と同様に2年ごとに車検を行っていきます。
その他
この他、任意保険料やガソリン代、高速料金、駐車場代、メンテナンス代が維持費として考えられます。
任意保険料
一般的な車と同様、保険料は条件によって大きく異なります。
ただキャンピングカーはどうしても車両価格が高額になるので、車両保険をつけた場合はより保険料が跳ね上がってしまいます。
また、保険会社によっては8ナンバー車を契約の対象外としている場合がありますので注意が必要です。
保険料の目安ですが、車両保険なしなどの条件次第では保険料を年間35,000円程度に抑えることもできます。
ただ車両保険をつけると年間で80,000円近い保険料になる場合もあります。
ガソリン代
こちらも燃費や使い方によって大きく変わりますが、上記のように場合によっては月30,000円程度やそれ以上のガソリン代が発生する可能性もあります。
高速料金
車種区分に応じた料金を支払います。キャンピングカーのため料金が割増になったりはしません。
駐車場代
こちらも基本的にはキャンピングカーだから料金が高くつくということはないのですが、係員が案内するような駐車場ですと高値になる可能性はあります。
メンテナンス代
車内設備の多いキャンピングカーは、一般的な乗用車よりもメンテナンス代が高くなる傾向にあります。
トイレやシャワーといった車内設備が多ければ多いほど、経年劣化等による故障や部品交換でメンテナンスが必要となり、そのたびに費用が発生します。
ちなみにキャンピングカーの水回りの点検は「8,000円〜」といった料金で承っている業者があります。
その点検により修理等が必要になれば、さらに多くの費用がかかります。
このように、キャンピングカーだからといって特別な維持費が発生するわけではありません。
8ナンバー車に関しては、自動車税や重量税が若干安くなることさえあります。
ただ長距離移動を頻繁にするようだとガソリン代や高速料金などがかさんできますので、その部分で維持費が高いと感じる可能性はあります。
定年退職し時間に余裕があって毎月たくさんキャンピングカーで移動するような使い方だと、年間で40万円近いガソリン代を支払うことになるかもしれません。
燃費や走行距離によっては、それ以上かかる可能性もあります。
キャンピングカーの維持費という面では、自動車諸税等よりもガソリン代が占める割合が大きくなりそうです。
さて今回は、キャンピングカーの購入費用の相場やガソリン代、維持費などについての情報をまとめてきました。
何かお役立ていただける情報があれば幸いです。