車から異音がっ!?その原因や種類など一覧まとめ!
車にはさまざまなパーツが使われ、それらが複雑に絡み合うことで動いています。
それゆえ、時には車から妙な音がすることもあります。
聞きなれない異音を耳にすると、以下の様に不安になってしまうものですよね。
● 「車から異音がするけど、これってやっぱりヤバい…?」
● 「音にもいろいろあるけど、車の異音にはどれくらい種類があるの?」
● 「車から異音がする原因って?」
そこで今回は、車の異音の一覧や原因について紹介していきます。
異音が心配な方は是非参考になさってくださいね。
車から異音がする場合の種類と原因!音別一覧まとめ
車の異音には、どういったものがあるのでしょうか?またその原因とは、一体何なのでしょうか?
「カタカタ」という異音
車でカーブしたり駐車したりするときに、カタカタ、あるいはカッカッというような異音がすることがあります。
原因
ドライブシャフト※ブーツにダメージが出ている可能性があります。
※原動機の動力を車輪へと伝えるために必要となる回転軸。なおブーツとはドライブシャフトに装着されているパーツのこと。
ドライブシャフトブーツは主にゴム製であるため、どうしても経年劣化があります。
経年劣化だけでなく、最小回転半径の小ささがアダとなって上記パーツに過負荷がかかることもありますし、ドリフト走行や山道走行などの機会が多い場合も上記パーツへの負担が大きくなってしまいますので、これらが原因となることもあります。
対処法
整備工場で点検を受け、必要に応じてドライブシャフトの交換などを行います。
「キンキン」「カンカン」という異音
こうした異音がするときは、走行中に加速しづらくなったり油圧警告ランプが点滅したりといった問題が出てきます。
原因
冷却液が不足したことでオーバーヒートしてしまっています。
対処法
安全な場所に車を停め、エンジンを再びかけずにJAFなどのサービスをご利用ください。
「ゴロゴロ」という異音
アクセルペダルを踏むときに、こうした異音がすることがあります。
原因
エンジンオイルが不足しているため潤滑に問題が生じ、エンジンの金属箇所が摩擦の熱によって溶けてしまっています。
対処法
異音を放置したままの走行はエンジンの破損を招くため危険です。
安全な場所に車を停め、エンジンを再びかけずにJAFなどのサービスをご利用ください。
「バスンバスン」という異音
車を走らせているときやエンジンルームをクリーニングした後などに生じる異音です。
原因
エンジンのスパークプラグの不具合等が考えられます。
エンジンの内部が濡れていると、こうした問題が生じやすくなります。
対処法
整備工場で点検を受けてください。
「ゴー」という異音
車を走らせているときに、こうした異音が連続して発生する場合があります。
原因
パワートレイン※1に問題が生じていたり、ベアリング(軸受)が摩耗していたり、あるいはパワーステアリング※2オイルが足りなくなっていたりすることが原因として考えられます。
※1エンジンから生み出された回転エネルギーを効率的に駆動輪へと伝える役割を持つ装置。
※2ドライバーの操舵をサポートする機構。
対処法
パワーステアリングオイルを補充しても改善が見られなければ、整備工場で点検を受けます。
「バラバラ」という異音
車を走らせているときやアイドリング中に、バラバラという異音がする場合があります。
原因
マフラーが壊れていたり、排ガス漏れが生じていたりすることが原因として考えられます。
対処法
整備工場で点検を受けます。
「キュルキュル」という異音
車を走らせているときやアイドリング中に、キュルキュルという異音がする場合があります。
原因
エンジンのファンベルト※の緩み、すべりが原因として考えられます。
※エンジンの機構の駆動に関わるベルト。
対処法
整備工場で点検を受けます。
「ゴグーン」という異音
車を走らせているときに、ゴグーンという異音がする場合があります。
原因
ショックアブソーバー※が劣化していたり、タイヤの空気圧に問題があったりすることが原因として考えられます。
※振動を減らすための装置。
対処法
整備工場で点検を受けます。あるいは、タイヤの空気圧を適正な状態にします。
「キーン」という異音
電気自動車やハイブリッド車ですと、車を走らせているときにキーンという高音の異音がする場合があります。
原因
モーター、エンジンコントロールユニットに問題が生じている可能性があります。
対処法
専門の整備工場にて点検を受けます。
「ガラガラ」という異音
車を走らせているときやアイドリング中に、ガラガラという高音の異音がする場合があります。
原因
エンジンを冷やすために使用するウォーターポンプのベアリングに問題が生じている可能性があります。
対処法
異音を放置し走行することでオーバーヒートにつながるおそれがあります。
ただちに整備工場に車を持ち込み、点検を受けてください。
どんな異音でも放置しないこと
車の問題を把握するという意味では、異音は悪ではありません。
だからこそ、普段から車の異音に耳を傾けるようにすることが大切です。
車の異音は、主に以下の4箇所から発生します。
- エンジン
- 排気系
- ドライブ系
- 足回り
こうした箇所の異音に気づいたら、なるべく早めに整備工場やディーラーで見てもらいましょう。
異音を放置し続けることで事態が悪化し、初期よりも初期費用がかさんでしまうこともありえますからね。
また上記のように、異音の放置で危険が及ぶ可能性もありますから「たかが異音」と思わずに適切に対処していくことが大切です。
さて今回は、車の異音の種類を一覧形式で紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
「この異音、聞き覚えがある」というような情報はありましたでしょうか?
車の異音への対処法は、緊急性のあるもの以外は基本的には「整備工場での点検」になります。
整備工場を利用すると費用面が心配になるかもしれませんが、不安を抱えたまま車を運転するのも嫌ですよね。
だからこそ、異音に気づいたらなるべく早い段階で整備工場を利用することが大切になってきます。