車2台所有時に必要なガレージ(駐車場)の幅とスペースまとめ
マイホームを建てる際には、「駐車スペースの広さ」というのも悩みどころのひとつになってきます。
「車は一家に一台」と決まっていればいいのですが、「もしかしたら将来的に2台必要になるかもしれない」といった場合はいろいろと迷ってしまいますよね。
さて、もし車を2台所有する場合、ガレージや駐車スペースについては以下のような疑問が出てくることもあるのではないでしょうか。
● 「車2台を停める駐車場の幅はどれくらい?」
● 「2台の車が停められるガレージをつくるには、土地は何坪くらい必要だろうか?」
● 「ビルトインガレージのメリット・デメリットって?」
そこで今回は、こうした疑問を解消していただける情報をまとめていきます。
気になった方は是非ご覧になってみてくださいね。
車を2台止めるには?幅やスペース、土地は何坪必要?
車2台の駐車スペースをつくるためには、どれくらいの幅が必要になってくるのでしょうか?
車1台分の駐車場スペースの幅の基準は?
車1台分の駐車場をつくる場合の幅(間口)は、車体の大きさはもちろん、車の停め方や前面道路の幅などによっても変わってきます。
車体の大きさによる違い
所有している車やこれから購入予定の車が、どれくらいのサイズ(軽自動車・中型車・大型車)なのかによって、駐車場スペースに必要な幅は異なります。
車体の大きさごとの平均的なサイズ(全長・全幅・全高)は以下のようになります。
全長 | 全幅 | 全高 | |
---|---|---|---|
軽自動車 |
3.4m | 1.48m | 1.65m |
小型車 |
4.5m | 1.68m | 1.5m |
中型車 |
4.8m | 1.7m | 1.5m |
ワンボックス |
4.8m | 1.7m | 2.0m |
大型車 |
5.2m | 1.87m | 1.5m |
上記のように車両サイズによっても異なりますが、車種によってドアやトランクの大きさなども違うため、その分必要となる幅にも若干違いが出てきます。
大型車などドアが大きいタイプの車や、跳ね上げ式のトランクである場合は、さらに1m程度のゆとりが必要になることもあります。
車の停め方、駐車スペースのレイアウトによる違い
駐車場スペースに必要な幅は車の停め方によっても異なり、前面道路の幅や敷地の形状などによって、駐車スペースのレイアウトが限られてくる場合もあります。
特に土地がそれほど広くない場合、車2台分の駐車スペースを確保するためには、停め方やレイアウトに工夫が必要です。
駐車方法、駐車スペースのレイアウトには以下のようなものがあります。
直角駐車
※≪画像引用:LIXIL≫
前面道路に対して直角方向に駐車する方法で、住まいの駐車スペースとしても最も一般的な形です。
前進での駐車、バックでの駐車どちらも可能ですが、前面道路の幅によって必要となる幅は少し異なります。
並列駐車
※≪画像引用:ライフアップ≫
前面道路に対して平行に駐車する方法で、奥行きに余裕がない場合にはいいですが、車の長さの倍以上の間口が必要になってきます。
1台分であっても8mほど(※中型車の場合)の幅が必要になるため、2台分のスペースを確保するにはかなり間口に余裕がないと難しいでしょう。
縦列駐車
※≪画像引用:RoomClip≫
前面道路に対して縦に駐車する方法で、間口に余裕がない場合でも奥行きがあれば、2台分のスペースを確保できます。
ただ、奥の車を出したい場合など、車の出し入れに手間がかかるというデメリットもあります。
L字駐車
※≪画像引用:LIXIL≫
前面道路に対してL字に駐車する方法で、奥行きがあまりない場合など敷地を有効に使う事が出来ます。
ただレイアウトを工夫しないと、車の出し入れが難しくなる可能性もあります。
前面道路の幅による違い
住宅関連大手であるLIXIL(リクシル)のWebサイトでは、中型車(※1)を例に挙げ、車1台分の駐車に必要な幅を以下の様に示しています。
※1 全長4,800mm、全幅1,700mm、全高1,500mm
前面道路幅 | 前進で直角駐車する場合 | 後退で直角駐車する場合 |
---|---|---|
4m | 3.6m | 3.3m |
5m | 3.3m | 3.3m |
6m | 3.3m | 3.3m |
7m | 3.3m | ー |
9m | 2.3m | ー |
なお、実際に駐車場の幅を決める際には上記の幅に0.5mほどの余裕を持たせることが推奨されています。
車を2台停める際に必要な土地や坪数ってどれぐらい?
車2台分の駐車場の幅については上記の1台分の幅が参考になりますが、まだ土地を確保する段階だったりすると、幅だけでなく駐車スペース全体に必要となる土地の広さについても考えていかなければなりません。
1台あたりの駐車スペースは、一般的に「3.8坪〜5.0坪」が基準になるといわれています。
【1台あたりの駐車スペースの計算方法】
・ 幅 × 奥行 = 必要な面積
・必要な面積 ÷ 3.3u(およそ1坪当たりの面積)= 必要な坪数
上記の計算により、幅2.5〜3.0m×奥行5.0〜5.5m=3.8坪〜5.0坪となります。
ちなみに小型車ですと、駐車場の寸法の標準は「2.5m×5.0m」とされているため、これを2台分とすると「5.0m×5.0m」で、坪数でいうと「7.56坪」となります。
ただ2台分の幅としては6.0m弱くらいあるのが理想的なので、実際に必要とされる坪数はもう少し多くなると考えてください。(直角駐車の場合)
なお、ガレージの場合はここに壁の広さが加わってきますので、駐車スペースは上記より若干広く取る必要があります。
また、ただ車を停めるためのガレージではなく趣味も楽しめるようなガレージにしたいのであれば、必要となるスペースはさらに広くなります。
車2台分の駐車スペース、作るより借りる方が得?
車2台分の駐車スペースを確保するとなると、ある程度の敷地面積が必要になってきます。
これから土地を購入する場合や限られた土地に家を建てる場合、月極の駐車場を借りる方がいいのでは?という疑問も出てきます。
車2台分の駐車スペースを作る場合と、月極の駐車場を借りる場合、費用にどれくらいの差があるのかも気になる所です。
駐車場を作る場合と借りる場合の費用を比較
住む地域によって、坪単価や駐車場の金額は当然違ってきますので、あくまで目安ではありますが、以下のようなケースで計算し比較してみました。
- 坪単価・・・50万円
- 月極駐車場代・・・8,000円
- 必要な坪数・・・3.8坪〜5.0坪
【土地の購入にかかる費用】
50万円×3.8坪〜5.0坪=190万円〜250万円
【駐車場を借りた場合にかかる費用】
8,000円×12カ月=96,000円(年間)
- 96,000円×20年間=192万円
- 96,000円×25年間=240万円
- 96,000円×30年間=288万円
上記の計算でみると、軽自動車(必要な坪数3.8坪)の場合では、駐車スペースを確保するのに必要な費用と、駐車場を20年間借りた場合の費用はほぼ変わらないという事になります。
しかし、それより坪数が大きくなると、駐車場を借りる場合の方が費用を安く抑えられます。
車の大きさや車を使う年数などによっても変わってきますが、車2台分または車2台以上の駐車場にかかる費用となると、月極の駐車場を借りる方がお得になる場合もあります。
住む地域の坪単価が高い、土地の広さ的に2台分の駐車スペースを確保するのが難しい場合は、月極駐車場を利用する、または建物の一部を駐車スペースにする『ビルトインガレージ』を検討するなどの方法もあります。
ビルトインガレージのメリット・デメリットまとめ!
十分な土地確保の難しさから、日本では実用面でビルトインガレージを選ぶケースも少なくありません。
続いては、そんなビルトインガレージのメリット・デメリットを紹介していきます。
ビルトインガレージのメリット
土地を有効活用できる
上記にもあったように、日本におけるビルトインガレージの最大のメリットはやはり「土地の有効活用」です。
とくに都市部では土地代が高く広さ的に限られていることもあり、駐車スペースを思うように確保できないという問題が生じやすいです。
しかしビルトインガレージであれば駐車場のためだけに土地を割くということがなくなるので、土地の有効活用につながります。
盗難に遭うリスクを減らすことができる
ビルトインガレージであればシャッターによる施錠ができますので、防犯面でもメリットがあるといえます。
雨に濡れずに乗り降り
強い雨が降っているときでも、ビルトインガレージに車を停めていれば快適に乗り降りができます。
また、台風などの際に物が飛んでくることがあっても、ビルトインガレージの中の車はその被害を免れます。
趣味を楽しめる
スペース的にゆとりのあるビルトインガレージであれば、そこを趣味部屋として利用することもできます。
ビルトインガレージのデメリット
2階がリビングになるなどの制約を受けることも
土地が広ければ、ビルトインガレージにしたとしても1階に十分なスペースを確保することができます。
しかしそうではない場合、1階の大半が駐車場となるため、2階以上にリビングやキッチンを配置するなどの制約を受けることがあります。
建物の構造上、バランスが悪くなってしまう
ビルトインガレージには大きな開口部が必要になるため、建物の構造上、一般的な住宅に比べバランスが悪くなりやすいです。
ですから強度の面で不安が出てくる場合があります。
車から発せられる音が気になる場合も
ビルトインガレージから車を出し入れする際には、当然その中でエンジンをかけます。
そうすると、そのエンジン音や振動が建物内に響いてしまいます。
とくにガレージの横や上にリビングを設置する場合は、防音対策をしてこうした音の問題を取り除いておく必要があります。
昼間でも照明が必要
ビルトインガレージの内部は昼間でも真っ暗ですので、照明がないと乗り降りが不便です。
この他、排気ガスが溜まりやすいなどのデメリットもあるのですが、それらデメリットの多くは事前の対応である程度取り除いておくことができます。
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自宅に駐車場(ガレージ)を作る場合は、将来の車の買い替えも考慮した上で、十分なスペースを確保する必要があります。
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