車の車高を上げる方法やメリットは?依頼すると値段はどれぐらい?
車高を上げる改造は、「リフトアップ」あるいは「ハイリフト」といわれます。
このリフトアップが施された車はそれまでと見た目も違って見えるので、ドレスアップ目的で車の車高を上げるケースも多くなっています。
さて、そんなリフトアップに対しては以下の様な疑問が出てくることもあります。
● 「車の車高を上げるにはどんな方法がある?費用はどれくらい必要?」
● 「そもそも車高を上げるメリットって何?デメリットには何がある?」
● 「車のリフトアップはどこでできるの?自分でもできる?」
● 「車のリフトアップを業者に頼むと、工賃はどれくらいかかる?」
そこで今回は、こういった疑問を解消していただける情報をまとめていきます。
リフトアップ、あるいは車高を下げることに興味がある方は是非チェックしてみてくださいね。
簡単に車高を上げる方法ってある?必要な部品、費用や工賃は?
車の車高を上げるにはいくつかの方法があり、それぞれに必要な部品やかかる費用が異なります。
最近では、簡単に車高を上げる事ができるリフトアップ専用のキットなども販売されています。
まずは、車をリフトアップするにはどのような方法があるのか、またリフトアップするのに必要な部品、かかる費用や工賃について見てみましょう。
そもそも車のリフトアップはどうやるの?
車のリフトアップには、主に以下の様な方法があります。
スプリングを交換する
スペーサーを使う
ボディブロックを使う
サスペンションを交換する
車のリフトアップはどこでやる?自分でする事も可能?
車のリフトアップは自分でする事も可能ですが、専門的な知識や技術、専用の工具なども必要になってきます。
リフトアップを依頼できる場所としては、整備工場、カーショップ、カスタム(リフトアップ)専門店などがあります。
ただ、カーショップの場合、その店舗で購入した商品(車高調など)の取り付けには対応してもらえますが、持ち込み品の取り付けに関しては店舗によって断られるケースもあるようです。
では、大手量販店(カーショップ)のオートバックスやイエローハットでリフトアップしてもらう事は可能なのでしょうか?
オートバックスで車のリフトアップはできる?
オートバックスでは、リフトアップするための車高調キットなどが販売されています。
その商品を店舗内で購入すれば、『取付工賃コミコミセット』というお得な価格で車高調の交換をしてもらう事が可能です。
≪出典:オートバックス≫
ただ、オートバックス以外で購入した持ち込み品の取付は、店舗によって対応していなかったり、別途工賃が必要になる場合もあるようです。
≪出典:オートバックス≫
イエローハットで車のリフトアップはできる?
イエローハットでも、車高調やダウンサスなどの取付作業を行ってもらう事が可能です。
≪出典:イエローハット≫
持ち込み品の取付にも対応しているようですが、車種によっては対応不可であったり、中古品の持ち込みに関しては対応していません。
≪出典:イエローハット≫
グーネットピットなら持込み品の取り付け可能な店舗を探す事もできる
グーネットピットの整備工場検索を利用すれば、ネットから持込み品の取り付けが可能な店舗を探すことができます。
グーネットピットの『パーツ持込み取付』をクリック、『エリア』と『メニュー』を選択して検索すれば、対応可能な近くの店舗がすぐに見つかります。
≪出典:グーネットピット≫
電話やメールで無料で問い合わせが可能なので、作業予約や工賃などの詳しい内容については事前に店舗に問い合わせると良いでしょう。
車のリフトアップに必要な部品は、ネットで購入する方が格安の場合もあります。
グーネットピットなら、『ネットで購入したパーツの取付もOK』な店舗を探す事ができるので、出来るだけ費用を抑えたい人にもおすすめです。
自分で車のリフトアップ(DIY)をする場合に必要な物は?
自分で車のリフトアップをする場合は、まず専用の工具(ジャッキ・ジャッキスタンド・ソケット・レンチなど)が必要です。
車のリフトアップに必要な部品、リフトアップ専用のキットなどはネット通販でも販売されています。
Amazonや楽天市場でも、以下のようなリフトアップキット、車高調キットなどを購入することが可能です。
≪出典:Amazon≫
≪出典:楽天≫
≪出典:Amazon≫
≪出典:楽天≫
上記のように、様々なメーカーからリフトアップ専用のキットが販売されていますが、商品によって適合車種が異なりますので、しっかりと確認した上で購入する必要があります。
自分でする場合は、このようなリフトアップに必要な部品に加えて専用の工具も必要になるため、工具がもともとある場合はいいですが、すべて揃えるとなると費用もその分かかってしまいます。
ネットで比較的安い部品を揃え、持込み品の取付が可能な整備工場などに依頼する方が、費用を抑えながら手軽にリフトアップする事が出来るかもしれませんね。
車のリフトアップにかかる費用や工賃は?業者に頼むとどれくらい?
車のリフトアップにかかる費用や工賃は、自分でするか業者に依頼するか、またリフトアップの方法や車種などによっても大きく違ってきます。
業者にリフトアップを依頼した場合の工賃も、業者やリフトアップの方法、かかった作業時間などによって大きく変わります。
5万円程度と比較的安く済む場合もあれば、50万円程度と高額な費用がかかることもあります。
さらにリフトアップの他に、タイヤやホイールを交換したりボディに加工を施したりすると、70〜80万円程度の費用になることもあります。
このように車高を上げる値段はピンきりですので、事前に業者とよく相談をしたうえで見積もりを作成してもらいましょう。
車の車高を上げるメリットとデメリット等まとめ!
車の車高を上げること・下げることには、どういったメリット・デメリットがあるのでしょうか?
車の車高を上げるメリットとデメリットは?
メリット
- 迫力が増し、よりかっこいい見た目になる。(ドレスアップ効果)
- オフロードでの走破性が上がる。
- アイポイントが上がるので運転しやすくなる。
- 融雪剤によるダメージが減る。
デメリット
- 高速走行時に風の影響を受けやすい。
- 極端に車高を上げた場合、高架下などの通過ができない場合がある。
- アイポイントの上昇は周囲への視認性の上昇にもつながるが、近距離の視界は悪くなってしまう。
車の車高を下げるメリットとデメリットは?
メリット
- 自分好みの見た目になる。(ドレスアップ効果)
- コーナリングでの安定感がアップする。
- 高速走行時の安定感がアップする。
デメリット
- 車体と路面の距離が短いので、路面環境によっては車体の底がこすれやすくなる。
- マンホールなどへの接触で、マフラーなどがちぎれてしまう場合もある。
- 車体の底面が路面とぶつかる「底突き」が起きやすくなり、底突きによる振動を感じやすくなる。
車のリフトアップは平均どれくらい上げるもの?車検は通る?
車の車高を上げる場合に、「こういう改造をして、車検に通るのだろうか?」と心配になるかもしれません。
実際のところ、車検証に記載の高さから4cm以内のリフトアップであれば、車検通過基準を満たしていることになります。
もし4cm以上のリフトアップをした場合は、車検時に陸運局にて「構造変更申請」という手続きをすることになります。
ちなみにですが、リフトアップをする場合は「4cmでは物足りない」という意見もあります。
車高を下げる場合はその程度でも大きな変化に感じられますが、車高を上げるとなると、もう少し大胆に車高を変えたほうがその効果を感じやすいようです。
平均でどの程度上げるものなのかは残念ながら明確なデータはないため申し上げられませんが、上記のような意見もある以上、リフトアップ時には構造変更申請についてもあらかじめ頭に入れておくといいのではないでしょうか。
ハスラーの登場で軽カスタムが熱い!?
≪出典:SUZUKI≫
軽トールワゴン×SUVという、これまでにない融合を成功させたハスラーは軽自動車の中でも人気の高い車種です。
そんなハスラーは、リフトアップなどのカスタムが映える車種でもあります。
ハスラーはリフトアップなしでも魅力的なデザインの車ですが、思い切って車高を上げてみることで驚くほど雰囲気が変わります。
通常時では感じられない迫力が加わり、好きな人には堪らない雰囲気がかもしだされます。
そのハマり具合が影響してか、ハスラーの登場以後、これまでカスタムに関心がなかった人たちの間にもリフトアップの波が広がっていったといいます。
ただ、上記のようにリフトアップの費用は高額になることがあります。
例えば、新車価格約110万円〜というハスラーも、そこに諸費用30万円、リフトアップ費用50万円がかかると考えると、カスタムを含めた支払総額は190万円程度になってしまいます。
リフトアップなどのカスタム費用に関しては50万円以上かかるケースもありますので、場合によっては車体価格の7〜8割がカスタム費用になる可能性もあります。
とはいえ、車にかけるお金をなるべく安くしたいという場合はそもそもカスタムには手を出しませんから、こういった部分はあまり大きな問題ではないでしょう。
また、同じ軽自動車では「エブリィ」のリフトアップも注目されているようです。
≪出典:SUZUKI≫
ハスラーとは違いおしゃれなイメージのないエブリィですが、リフトアップなどのカスタムを施すことで驚くほど良い感じの見た目になります。
車の車高が低いのと高いの、どっちが人気?
最近は、N-BOXやタントなどの車高の低い軽自動車がブームになっています。
また、定番の人気車種であるプリウスも車高が低めに作られていたりしますので、どちらかと言うと車高が高い車よりも車高が低い車のほうが人気が高いと言えそうです。
車高が低いほうが子どもやお年寄りでも乗り降りがしやすいですので、こういった部分もメーカーが車高の低い車に注力する要因になっているかもしれません。
さて今回は、車の車高を上げる方法やメリット・デメリット、車のリフトアップに必要な費用や工賃など、リフトアップに関する情報を中心にお届けしてきました。
何か参考にしていただける情報があれば幸いです。