タイミングベルトの寿命と交換時期!交換費用っていくらぐらい
エンジンの吸排気のタイミングを統制する「タイミングベルト」。
これは車の内部にあるパーツのため普段目にすることはありませんが、これも走行のためには大切なパーツのひとつです。
さて、そんなタイミングベルトについては以下の様な疑問が出てくることもあるのではないでしょうか。
● 「タイミングベルトを交換しないとどうなる?」
● 「タイミングベルトの交換時期って?」
● 「タイミングベルトの交換費用はどれくらい?」
そこで今回は、こうした疑問を解消していただける情報をまとめていきます。
気になった方は是非チェックしてみてくださいね。
タイミングベルトの交換に関するまとめ!
車には交換を必要とするパーツがいくつかあります。
タイミングベルトもそのひとつですが、もし交換を行わなかった場合はどのような問題が生じるのでしょうか?
また、タイミングベルトの寿命はどれくらいなのでしょうか?
タイミングベルトの交換時期や寿命!もしタイミングベルトを交換しないとどうなる?
タイミングベルトは、走行距離が10万kmになったら交換するように推奨されています。
それ以上になると、タイミングベルトが切れてしまう可能性があります。
10万km以上になると必ず切れる、それ以下なら絶対に切れないというわけでもないのですが、タイミングベルトが切れるとエンジンが動かなくなりブレーキがほとんど効かなくなるります。
いずれにしても、走行中にもしそんなことが起こると思うととても怖いですよね。
また、タイミングベルトが切れると修理費用が高くついてしまう傾向にあります。
他のパーツにも影響が出ることが多いため、修理するパーツが増え、結果的に10万円以上もの修理費用がかかるケースもあります。
安心安全のためにはこまめなメンテナンスが必要
タイミングベルトの交換時期の目安は走行距離10万kmなのですが、それはあくまでも目安に過ぎません。
実際には、走行距離7〜8万kmになったときにタイミングベルトが切れて修理することになったというケースが目立つようです。
ですから「走行距離10万kmまでは大丈夫」と過信せず、こまめなメンテナンスをすることが大切になってきそうです。
ちなみに車のメーカーによってはタイミングベルトの推奨交換時期を設けておらず、こまめにメンテナンスを受けることを勧めているケースもあります。
タイミングチェーンが使われている場合も
タイミングベルトと同様の役割を持つパーツに「タイミングチェーン」というものがあります。
使用している車によっては、タイミングベルトではなくタイミングチェーンが使われていることもあります。
今のタイミングチェーンですと、以前に比べて耐久性がかなり上がっているので、走行距離30万km程度までは交換不要といわれています。
ですからほとんどの場合、タイミングチェーンを交換することなく廃車になるというわけです。
タイミングベルトの交換費用っていくらぐらい?安くする方法は?
タイミングベルトの交換費用の、相場目安は「3万円〜5万円程度」です。
タイミングベルトのパーツ台自体は数千円と比較的安いのですが、工賃は高めです。
タイミングベルトの交換には半日〜1日を要するため、どうしても工賃は高くなってしまうのです。
さらに車というのは、走行距離が10万kmを超えてくるとタイミングベルトの他にも交換を必要とするパーツがいくつか出てきます。
タイミングベルト以外に、ウォーターポンプやVベルトといったパーツの交換も必要となるケースも多くあります。
その交換パーツの種類によっては、修理費用が10万円以上になることもあります。
ちなみにですが、タイミングベルトの交換を自分でやってしまうという人も中にはいます。
ただそれにはそれなりの知識と根気が必要になるので、あまりオススメしません。
タイミングベルトの交換時にはエンジンまわりのパーツを取り外すなどの工程もあるので、そこでミスをするとエンジンに不具合が出るおそれがあります。
DIY的に高難易度といえるので、興味本位だけではなかなか挑戦できませんよね。
タイミングベルトの交換に合わせて車を買い替えるのもアリ!?
年間走行距離のひとつの目安は「1万km」です。
したがってタイミングベルトの寿命がくるといわれている10万kmを迎える頃には、単純に考えるとその車を買ってから10年程度経っていることになります。
どんなに気に入っている車でも、10年乗るとさすがに飽きが来るものです。
ですからそういうときには、タイミングベルトを交換せずに車を買い替えるというのもひとつの方法です。
また、タイミングベルト以外にも交換するパーツが多く見積もり料金が10万円以上になってしまったというような場合も、「10年落ちの車の修理費用に10万円もかけたくない」と思うこともありますよね。
その場合も、当然買い替えという選択肢は有効になってきます。
ただ、たとえ修理費用が高めであってもその車に長く乗りたいというのであればタイミングベルトの交換は避けられません。
このように悩ましいタイミングベルトですが、上記のように最近ではタイミングチェーンを採用した車も増えてきています。
その場合、走行距離が30万km程度にならない限り基本的には交換が不要です。
もし今お使いの車がタイミングチェーンを使っているか気になる場合は、カタログをチェックしたりメーカーのカスタマーセンターなどに問い合わせたりしてみるといいのではないでしょうか。
ちなみに現行の軽自動車に関しては、タイミングチェーン採用車種が主流となっています。
なぜなら軽自動車のエンジンは回転数が多いため、タイミングチェーンのほうが適しているからです。
さて今回は、タイミングベルトの寿命や交換費用といった情報をたっぷりとお届けしてきました。
もしタイミングベルトの交換時期で車を買い替えることにした場合は、今ある車をなるべく高値で買い取ってもらうことも検討していきたいですよね。
そういったときには、電話も査定も1社だけという便利な買取代行サービス「ユーカーパック」なども是非お役立てくださいね。