ワーゲンバスの安全性と維持費まとめ!燃費は良い?価格相場は?
ワーゲンバスというと、「ツートンカラーのレトロでおしゃれな車」というイメージが強いですよね。
実際はワーゲンバスにもいろいろな種類があり、第6世代や新型EVワーゲンバスはレトロさを求めるファンにとっては少し寂しいデザインとなっています。
さて、そんなワーゲンバスに対しては以下の様な疑問が出てくることもあります。
● 「ワーゲンバスって安全性は大丈夫?」
● 「レトロカーは維持費が高そうだけど、ワーゲンバスの場合はどれくらいかかりそう?」
● 「ワーゲンバスの中古車価格は?」
そこで今回は、レトロな見た目のワーゲンバスについて、気になる維持費や安全性、価格といった情報をまとめていきます。
興味のある方は是非チェックしてみてくださいね。
ワーゲンバスの維持費用と安全性について
日本で人気の高いワーゲンバスT1(タイプ1)、T2。
こうしたレトロカーは維持費や安全性が気になるところですが、実際はどうなっているのでしょうか?
ワーゲンバスの維持にかかる費用はどれぐらい?
レトロカーであるワーゲンバスでも、整備が行き届いた状態で購入していれば、年間の維持費は国産車と大きく変わるわけではありません。
オイル交換は、3ヶ月あるいは2500km程度走るたびに1回行うことが推奨されているためその分の費用はかかります。
ただワーゲンバスはオイルの容量が少ないため、交換費用もおのずと安くなります。
なおガソリンスタンドでオイル交換をする場合、費用は6リットルで7〜8,000円が目安になります。
車検に関しては状態が良ければ国産車と同じくらいの費用で済みますが、状態によっては20万円以上かかることもあります。
また毎年発生する自動車税は、総排気量1.5リットル超2リットル以下ですと39,500円になります。
ただワーゲンバスの場合は排気量2000cc(2リットル)を超えることはないため、それ以上の自動車税はかかりません。
次に維持費に関わる燃費ですが、レトロカーですのでやはり燃費は悪くリッター5〜7km程度です。
ですから乗り方次第ではガソリン代(ハイオク)が結構かかってしまいます。
年間の維持費
年間走行距離を1万kmとした場合、5ナンバーの普通車の維持費は40万円近くかかるというシミュレーションデータがあります。
その維持費には、1年分とした場合の車検費用も含まれているとはいえ、年間40万円近い出費は決して小さいものではありません。
また、レトロカーであるワーゲンバスの場合、車の状態次第では度重なる車の不調に悩まされることもあります。
そうなると、上記金額に加え修理費用が発生するので維持が大変になってしまいます。
ですから購入時は信頼できる店でしっかりとした整備を行ってもらうことが大切です。
ワーゲンバスって安全性は大丈夫?
最近発売された車であれば、安全運転支援システムの搭載などで安全面への信頼は以前よりもアップしています。
実際に安全運転支援システム搭載車の交通事故発生率は60%程度下がっているというデータもあるほどです。
一方、レトロカーであるワーゲンバスにはそういったシステムはありませんが、前方衝突警報などを知らせてくれる機能を後付けすることは可能です。
ただそのシステム云々よりも注意したいのが、「整備不良による安全性の低下」です。
ワーゲンバスのT1やT2はそのほとんどが並行輸入の中古車となりますので、購入の際にはブレーキやエンジンまわりもしっかりと整備が行われているかどうかチェックする必要があります。
また、そもそもワーゲンバスのようなワンボックスタイプは衝突安全性はあまり高くないといわれています。
セダンタイプなどならフロント部分で衝撃を吸収してくれますが、ワンボックスの場合はそれがほとんどできなくなるためです。
ワーゲンバスの中古、新車の価格相場まとめ!
中古車
日本で人気のあるワーゲンバスT1やT2の中古車価格は高く、200万円以下はまれです。
200万円以下のワーゲンバスはお買い得感がありますが、その分追加の整備費用が高くつくなどの可能性もありますので注意しながら購入手続きを進めていくことが大切です。
なお相場としては、「200万円台後半〜600万円程度」がひとつの目安になります。
また、中古車情報サイトでは価格を「応相談」としているケースもあります。
新車
フォルクスワーゲンブラジルでは、1975年〜2013年までワーゲンバスT2にあたる車が「コンビ(Kombi)」という名称で生産されていました。
ですからその当時であれば、輸入販売を通してワーゲンバスの新車を手に入れることも可能だったかもしれません。
しかし2017年現在は、2013年生産のKombiも中古車となっている可能性が高いと考えられます。
したがって、T1やT2のようなレトロなワーゲンバスの新車の入手は現状かなり困難であるといえます。
ただT6、T5などであれば輸入販売を通して新車を購入することも可能です。
その価格は車種やグレードなどにより異なりますが、6〜700万円や1000万円超えなど、そこら辺の高級車よりも高い価格設定が目立ちます。
また、2017年8月にはワーゲンバスの正統後継車となる「I.D. BUZZ」の生産決定というニュースが飛び込んできました。
I.D. BUZZはEV車であり、レベル3の安全運転支援システムも搭載予定とのこと。
ただデザインはレトロなワーゲンバスそのままとはいかないので、「“あの”ワーゲンバスが欲しい」という場合は不向きといえます。
しかも現状、メインターゲットは北米・欧州・中国とのことですから、このまま行くとI.D. BUZZが欲しい場合は輸入販売を頼ることになりそうです。
さて今回は、レトロでおしゃれな見た目が人気のワーゲンバス(T1、T2)について掘り下げた内容をお届けしてきました。
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