中古の外車の維持費まとめ!デメリットは?故障って多いの?
日本車と同様で外車に関しても、プレミアが付いているなどの例外を除けば当然中古車の価格は新車よりも安いです。
そんな中古の外車は、予算的な問題があるときには心強い存在ですよね。
ただ中古外車となると、以下の様な点も気になってくるかもしれません。
● 「中古の外車って、維持費はどれくらいかかるものなんだろう?」
● 「中古の外車は、やっぱり故障しやすい?」
● 「中古外車のデメリットって?」
そこで今回は、こうした疑問を解消していただける情報をお届けします。
中古外車に興味がある方は是非チェックしてみてくださいね。
中古外車は国産車と比較して維持費が高い?
中古外車の年間維持費は、どれくらいかかってくるものなのでしょうか?
中古車の維持費内訳をチェック!
税金
- 自動車税
- 自動車重量税(車検時)
保険
- 自賠責保険料(車検時)
- 任意保険料
諸費用
- 検査・登録費用(車検時)
- 車検整備・検査費用(車検時)
- ガソリン代
- 駐車場代
- 日常点検・整備費
ボディタイプ別!中古車の維持費をシミュレーション!
では以下で、セダン・クーペ・コンパクトカー・SUVの年間維持費のシミュレーション結果を紹介します。
なおボディタイプによっては、シミュレーションシステムの都合上、外車のシミュレーション結果がありませんので国産車の結果を紹介します。
セダン(スバル インプレッサ G4)
- 自動車税 39,500円
- 1年当たり自動車重量税22,500円
- 1年当たり自賠責保険料12,475円
- 自動車保険料 81,500円
- 車検費用13,400円
- ガソリン代88,415円
- 駐車場代180,000円
- オイル交換代10,000円
- タイヤ代23,173円
- 高速料金28,400円
- 年間維持費 499,363円
外車では
メルセデス・ベンツSクラス、BMW3シリーズ、アウディA3 など
クーペ(トヨタ 86)
- 自動車税39,500円
- 1年当たり自動車重量税22,500円
- 1年当たり自賠責保険料 12,475円
- 自動車保険料 92,000円
- 車検費用13,400円
- ガソリン代113,281円
- 駐車場代180,000円
- オイル交換代10,000円
- タイヤ代40,933円
- 高速料金28,400円
- 年間維持費552,489円
外車では
ポルシェ911、アウディTTクーペ、メルセデス・ベンツEクラス など
コンパクトカー(フォルクスワーゲン ゴルフ)
- 自動車税34,500円
- 1年当たり自動車重量税22,500円
- 1年当たり自賠責保険料12,475円
- 自動車保険料 97,000円
- 車検費用13,400円
- ガソリン代78,804円
- 駐車場代180,000円
- オイル交換代10,000円
- タイヤ代23,173円
- 高速料金28,400円
- 年間維持費500,252円
SUV(ミニ MINI クロスオーバー)
- 自動車税39,500円
- 1年当たり自動車重量税22,500円
- 1年当たり自賠責保険料 12,475円
- 自動車保険料 83,000円
- 車検費用13,400円
- ガソリン代103,571円
- 駐車場代180,000円
- オイル交換代10,000円
- タイヤ代26,667円
- 高速料金28,400円
- 年間維持費519,513円
(上記シミュレーション結果は価格コムのものを使用しています。)
維持費の算出基準
- ガソリン代 レギュラー145円/L
- 年間走行距離 10,000km
- 保険料 6等級 30歳 車両保険なし
- タイヤ代 3年ごとに交換した場合の年間あたりの金額。タイヤの値段は最高額として試算。
- 高速料金 7,100円×4(東名高速 東京〜名古屋間を年2往復)
- オイル交換代 5,000km走るたびに交換した場合。1回あたりの費用は5,000円として試算。
中古外車と国産車の年間維持費はそれほど変わらない
中古外車となると、国産車の中古車に比べると年間維持費がかなり高いのでは?と思われるかもしれません。
ですが実際のところ、同じようなクラス、燃費の車同士であればそこまで大きな差が出るわけではありません。
実際に、上記の年間維持費シミュレーションでは以下の様な結果も出ています。
コンパクトカー
フォルクスワーゲン ゴルフ
年間維持費 500,252円
スズキ スイフトスポーツ
年間維持費 510,091円
マツダ デミオ
年間維持費 449,935円
あくまでもシミュレーション結果ですが、車種によっては国産車よりも外車のほうが年間維持費が安くなっています。
ただ外車の場合、車検の際に消耗部品の交換をするとなると、国産車よりも2〜3割車検費用が高くなる傾向にあります。(例:国産車11〜13万円、外車14〜17万円)
この車検費用(整備費用)の差が、中古の外車と国産車の維持費の差になってきます。
車の使用年数や走行距離が増えるにつれこうした費用が高くなっていきますので、中古外車の年間維持費を考えるのであれば、上記シミュレーション結果の車検費用を少し多めに見ておくといいですね。
中古外車を購入する前に!リスクやデメリットについて!
中古外車だからといって国産車よりも大幅に維持費が高くなるというわけではないですが、外車というとやはり「故障」も気になってきますよね。
実際に外車は国産車に比べ故障しやすいものなのでしょうか?
中古の外車って故障が多い?車種によっても違うの?
一般に「外車は国産車よりも故障が多い」というイメージがありますよね。
ただ外車と一口にいってもメーカーも車種もさまざまですから、その中での差も当然あります。
しかしながら共通しているのは「10年前に比べれば外車は故障しにくくなっている」という点です。
ちなみにJ.D.POWER(市場調査会社)による「2015年米国自動車初期品質調査」で判明した「新車購入後90日以内の不具合指摘件数(100台あたり)」のトップ15は以下のようになっています。
- ドイツポルシェ 80件
- 韓国起亜 86件
- イギリス ジャガー 93件
- 韓国 ヒュンダイ 95件
- 日本インフィニティ 97件
- ドイツBMW 99件
- アメリカ シボレー 101件
- アメリカ リンカーン 103件
- 日本レクサス 104件
- 日本トヨタ 104件
- アメリカ ビュイック 105件
- アメリカ フォード 106件
- アメリカ ラム 110件
- 日本 ホンダ 111件
- ドイツ メルセデス・ベンツ 111件
ちなみに業界平均は112件です。意外にも国産車メーカーの順位が低めですね。
ただ不具合と故障は厳密にはイコールではないですし、車種ごとで故障リスクが異なる場合もありますので、このランキング結果はあくまでもひとつの参考程度に留めておいたほうがいいかもしれません。
中古外車を買うなら知っておきたいリスクとデメリット
認定中古車であれば消耗品は交換済みですが、並行輸入車や中古車販売店の中古車だとそれが行なわれていない場合があります。
そうなると、車検での消耗品交換費用が想像以上に高くついてしまう可能性が出てきます。
また正規ディーラー(認定中古車)以外からの購入ですと、ささいな故障でも修理に必要となる部品を輸入に頼ることがあります。
そうなると輸送費が修理費用に上乗せされたり、修理が長引いたりというデメリットが出てきます
新車に比べ故障に対する不安が大きくなるのは国産車でも同じことです。
外車となるとイメージ的な問題もあるので、国産車よりもその不安は大きくなりそうです。
その不安や中古外車のデメリットを少なくさせるためには、認定中古車の外車がオススメです。
一方で中古車販売店には認定中古車の品質基準から外れたような掘り出し物もありますので、お宝探し的な感覚を味わいたいなら中古車販売店もチェックしてみてくださいね。
さて今回は、中古外車の維持費や故障リスク、デメリットなどを紹介してきました。
何かお役立ていただける情報があれば幸いです。