事故車の修理と買い替えまとめ!どっちにするのが良い?
事故車の修理に関しては、相手に10割の過失がある事故で保険金が出たとしても見た目に激しい損傷があったり、フレームにゆがみが生じている場合は、直してそのまま乗るか?それとも買い替えるか?と迷うところですよね。
特に、”今まさしく事故にあった所”という場合には、早めにその判断をしてどうにかしないと、普段乗っている車に乗れなくなる為、生活にも支障をきたします。
そこで今回は以下についてまとめてみました。
● 「事故車は今後売るか廃車がベスト?乗り続けるかを決める判断基準は?」
● 「保険会社から修理費用を貰い、車の買い替えに使う事は出来る?」
● 「保険で事故車修理しようかな?高額なら買い替えも考えるべき?」
● 「修理するならディーラーが良い?それとも街の中古車販売店が良いの?」
もし事故車の修理に関して、上記一つでも気になる点があるようでしたら是非最後までチェックしてもらえればと思います。
事故にあった車はそのままにしておくと、修理見積もりを出してもらうだけのつもりが勝手に直されてしまったり、買い替えの方が得なのに修理しか対応して貰えなくなるというトラブルにもなりかねません。
是非早めに知識を深めて頂き、後で後悔しないようにしてくださいね。
修理して乗り続けるか?売るor廃車にして買い替えるか?判断基準と具体例をご紹介
修理して乗り続ける、売る、廃車にする、この3つは事故を起こした時の主な対処法です。
しかし、車は安いものではないので実際事故車になっても判断は容易ではありません。
でもそのまま放置は難しいはず!日常的に使用している人だと尚更素早い判断が必要になってきます。
判断基準となる6つのポイント
事故車をどうするか?に限らず判断とか決断は誰でも悩むと思います。ですが、もし判断基準があったとしたらどうでしょうか?
そこで、事故車を修理して乗り続けるのか、それとも売ったり廃車してしまうのかを判断する基準やポイントをご紹介していきますので、是非今あなたの車に当てはめてみてください。
1.事故車を修理する費用
10万円、20万円、30万円、どれくらいの金額までなら修理して乗り続けますか?
比較的安価な修理費用で済むなら良いかもしれませんが、あまり高額だと買い替え時の頭金くらいの金額になることもあります。
特に事故を起こして車両保険を使用する時は要注意!任意保険の特約(車両全損時特約など)などに入ってなければ、事故後に支払われる金額は今現在の車の時価額に相当する金額のみです。
つまり、車の価値以上の修理費が発生した場合、実際の修理費から保険会社の支払いを差し引いた分はあなたの負担となってしまうのです。
このように、修理にかかる金額は大きくなると日常生活に支障をきたす恐れも出てくるので重要な判断基準と言えるでしょう。
2.事故車になった時点の年数
事故車となった時に乗り続けて何年になるのか?もしくは何年落ちの車なのかも判断基準になります。
そもそも保険会社が支払う修理費用は市場価値を元にした時価から算出されます。
この時価は新車購入時から次第に低下していき、5年で半分くらい、10年にもなればほぼ0円になっていくので古い車だと高い修理費用が出ないのです。
その結果、同じ修理内容だったとしても新しい車は全額保険でカバーできる、古い車は時価額が低いのでカバーできないという不思議な現象が起きてしまうのです。
※実際の内容とは異なります。
※特約などの契約がない場合です。
更に、13年経過した車に関しては重課という税金が増える処置が取られます。あと数年で13年になるようであれば判断する大きなポイントとなります。
このように、車両保険から支払われる金額も車の時価額低下とともに少なくなるので、高額の修理が発生した場合、自腹の修理費用と今後の税金に着目しておきたいところです。
3.車の骨格部分に関する修復をした場合
バンパーやドアといった修理なら良いのですが、修復歴ありとなってしまう重要部位の修復が必要な場合も乗り続けるか、売却や廃車するのかの判断基準です。
ちなみにどういった部分なのか具体的にご紹介すると、
修復車(事故歴)の定義に当てはまる部位 |
---|
フレーム(サイドメンバー)、クロスメンバー、インサイドパネル、ダッシュパネル、ピラー、ルーフパネル、フロア、トランクフロア、ラジエーターコアサポート(交換時) |
これらの部位で、激しい追突事故や正面衝突、そして横転事故などで損傷することが多い部位です。
正常な走行を妨げるところや安全性を低下させてしまうところは、たとえきれいに修復できたとしても『修復歴あり(事故車)』になり査定に大きく響いてしまいます。
4.オートローンなどの残高
ローンの残高は乗り続けるか、それとも中古車や新車に買い替えるのかを考える判断基準になります。
例えば、ローン残高がある状態で事故を起こした場合には、仮に廃車してもローンだけ残ってしまう可能性も出ててきます。
ですが、比較的安い修理費の場合は修復して乗り続けることが可能ですよね。
一方、毎月のローンと修理費用のどちらも高額だったらどうでしょうか?あまりに高額だと毎月の生活に支障が出てしまいます。
このように日常生活のことを考えるとローンが残っているかどうか、そしてローン残高は大きな判断基準と言えます。
5.今の車に不便さを感じていないか?
今乗っている車に不便さを感じいていた場合や、今後不便になってくる可能性がある場合は修復するかどうかを考えるポイントになってきます。
例えば今乗っている車がコンパクトであれば、
● 結婚する予定がある
● 子供が増える予定がある
● 同居して親を乗せる機会が増える
という人だと、たとえ修理してもいずれ4人乗り以上の大きな車が将来的に必要になり売却する可能が出てきます。
もちろん、子供が独り立ちしてしまったのでコンパクトカーで十分という逆のパターンもあります。どちらにせよ、家庭の将来像も判断基準であり大切なポイントです。
6.次回車検のタイミング
車検が2〜3か月後に控えていると、修理に出してすぐに車検になってしまいますよね。仮に修理が50万円、車検に10〜15万円かかると総額で60〜65万円です。
これだけ短期間に出費が続くことを考えた場合、合わせた金額が多ければ多いほど買い替えを考えるはずです。
特に新車に買い替えた場合、初回車検は購入から3年後なのでかなりの節約になります。
次の車検までどれくらいあるのか?ここも大きな判断基準になってくるので慌てず冷静に考えてみてください。
修理費用が何万円以上なら買い替えるべき?
修理費用の見積もりを見ると、修理して乗り続けるか、それとも中古車や新車に買い替えるかとほとんどの人が頭を悩ませると思います。
しかも修理費用は安いものばかりではなく、数十万円かかるものや100万円前後になることもあります。
そこで、修理費用が何万円以上なら買い替えるべきか?をまとめてみました。
5万円以内の場合
金額から考えれば、比較的軽微な修理であり車の安全性を低下させたり正常な走行を妨げるような事故ではない可能性があります。
例えば、すれ違い時にミラーを破損した、バンパーやドアを擦り10〜30p程度の修理なら5万円以内で収まる可能性があるので、数十万円もしくは数百万円かけて車を買い替える必要はないと思います。
もし擦りキズなら、イエローハットやオートバックスでも修理できますしある程度の金額が知りたいのであれば、カーコンビニ倶楽部のキズ・へこみ見積もりシミュレーションを使っても良いかもしれません。
≪出典:カーコンビニ倶楽部≫
10万円前後の場合
ここまでくると、ちょっと考えてしまう金額です。5万円以内と違って『あの車事故起こしているな?』と簡単に気づかれるくらいの損傷かもしれません。
ただ、査定額の低い相当古い車でない限り、車両保険から支払われる金額でカバーできると思いますし、フレームなどの損傷で走行を著しく低下させるような状態でなければ買い替えを検討しなくても良いでしょう。
20万円以上の場合
20万円以上の修理が発生した場合は、軽微な損傷ではない可能性があるので以下の様なことを確認しておくことが大切です。
● 修理する部位に『修復歴車』となってしまう骨格部分の修復が含まれていないか?
● 事故を起こしていなかった場合の査定額はいくらぐらいなのか?
この二つは確認してください。もし、前項でご紹介したフレームを含む9つの部位の交換や修復が発生した場合、その車は修復歴ありとなってしまい今後査定や下取り時は不利に働く可能性があります。
また今現在、査定額(事故直前)が20万円を下回るような古い車であれば、この20万円を使い買い換えた方が将来的にはお得に感じるかもしれません。
金額から考えても、ただちに買い替えが必要というレベルではないと思いますが、損傷した部位や元々査定額が低い車の場合は買い替えを検討しても悪くないと思います。
50万円以上の場合
50万円以上の修理だと、ドアやバンパーだけに留まらずフレーム部分など複数損傷している可能性があり、大半は一目で『事故車』と分かるレベルです。
修理して乗っても問題はないと思いますが、車が古かった場合には保険会社から支払われる車両保険金だけでは足りない可能性も出てきます。
また、金額も気になりますが、修理期間もかなり長くなると予想されます。
もともと査定額が低い、事故車は嫌だ、車への愛着がないといった人の場合は中古車や新車への買い換えも選択肢の一つです。
ただし、損傷が大きいのであればディーラーに掛け合っても下取り価格を期待することはできませんし、中古車販売店でも自然と廃車へ話が進んでしまうと思います。
100万円以上の場合
正面衝突や追突といった大きな衝撃を受け、自走できないレベルまで損傷した車などは100万円以上の修理費になってしまいます。
もし、フレームの修復が発生すればどんなに高額な修理をしても『修復歴あり』になるので、売却する時は通常の相場より安い金額になることは間違いありません。
ここまでくると、仮に完璧に修復できたとしても気分的に不安を感じますし、ほとんどの人が新車などへの買い替えを検討するはずです。
実際、ディーラーで修理見積もりをしてもらった人の中には「100万円もかかる修理は現実的ではない!」と言われた人もいるようです。
修理の見積もりと事故した車の見積もりを比較して決めるのもアリ
あまりにも高額な修理見積もりを見ると、さすがに修理をためらってしまうのではないでしょうか?
もし、見積もりを見て修理を躊躇(ちゅうちょ)してしまうようであれば、修理見積もりと事故車買取見積もりの両方を用意して比較するのもオススメです。
事故した車の見積もりが取れるところは?
修理しなかった車のたどり着く場所は、廃車(スクラップ)だけとは限りません。たとえ大きな事故を起こしたとしても、その状態で査定してくれる業者があります。
例えば、事故車査定のカービュー事故車査定は、事故車、水没車、ボロボロの車など基本的にはどんな車でも査定OKです。
≪出典:カービュー事故車査定≫
しかもカービュー事故車査定は複数社一括査定なので、より高い金額で売却も十分可能!グレードやオプション状況によっては修理費より高く売れることもあります。
ただし、必ずしも売却を約束できるものではありません。状態次第では、0円ってことも珍しいことではないので、こういった結果になった場合は廃車ラボのような廃車買取業者も検討してみましょう。
≪出典:廃車ラボ≫
ちなみに廃車ラボなら最低でも0円、レッカー代や廃車費用を請求されることはありません。
更に状態が良かったり車検や納税していればプラス査定になり税金の還付も受け取ることができます。
もし、修理見積もりを見て今後の対応に迷っている場合は、事故車一括査定や廃車買取の見積もりと比較すれば答えは出しやすくなります。
※事故車の買取査定や廃車費用などをもっと詳しく知りたい方はこちら♪
事故車の買取相場が分かる!【3つのおすすめ業者と222個の価格事例】
事故車の廃車費用と手続きの流れ!【※廃車予定でも買取出来るの?】
自動車保険を使って修理するデメリットと修理費用や期間について
自動車保険(車両保険)は、万が一事故を起こしても手続きを含めほとんど担当者が行ってくれるので事故を起こした際には心強い味方です。
ですが、自動車保険のデメリットや修理費用、そして修理期間などをちゃんと把握しておかないと後悔してしまうかもしれません。
自動車保険を使って修理するのもあり?保険を使うリスクやデメリットは?
保険金額でカバーできる範囲の修理だったら保険を使って修理ができる、これは保険の大きなメリットです。
しかし、保険は使うと等級が下がってしまうという特性があるので、乱発して使用すれば毎月の保険金額が増額されてしまいます。
例えば、SBI損保の保険で例を挙げると、等級ダウンは事故の内容により『3等級ダウン』、『1等級ダウン』、『ノーカウント』の3つに分けられます。
現在13等級で3等級ダウンの事故を起こすと10等級です。しかし、10等級といっても無事故の10等級とは保険料が異なり、割高な保険料が適用されてしまいます。
≪出典:SBI損保≫
さらに下がった等級はすぐに元に戻るわけではありません。原則1年無事故で1等級ずつ上昇しますから元の13等級に戻るのは4年後です。
≪出典:SBI損保≫
また、修理金額が50万円や100万円規模になった場合は全額支払ってくれるとは限りません。
支払われる金額は相手の自動車保険であれ自分の車両保険であれ時価額までですから、どちらの保険を使用したとしても不足分は自分で支払うことになります。
もし、あなたに過失がなく相手の保険のみなら保険額の上昇はありませんが、自分の保険を使用するならこの点を理解した上で使用しましょう。
見積もりって信じられる?およその修理費用や相場って分からないの?
修理の見積もりを見て『本当にこんなにかかるの?』と疑う人もいると思います。
確かに部品代はほぼ同じだったとしても工賃は修理を依頼する場所によって異なるのが現状です。
そこで、あくまで参考ですが各パーツの修理代を見てみたいと思います。
サイドミラー(1ヵ所) | 2〜3万円 |
---|---|
バンパー交換(1ヵ所) | 5〜20万円 |
ドア交換(1ヵ所) | 10万円前後 |
ボンネット | 10万円前後 |
エンジン載せ替え | 50〜80万円 |
フレーム修復 | 10〜100万円 |
※車種やグレードにより価格は異なります。
※上記価格は目安なので実際の修理とは異なります。
車種やグレードなどにもよりますが、これくらいの金額がかかると言われています。もちろん、事故を起こして上記のどれか一ヵ所だけ修理するとは限りません。
例えば、側面をぶつけたのであればドアとサイドミラー、正面衝突であればバンパーとボンネット、更に激しい衝突であればエンジン交換といったように複数修理することも珍しいことではないでしょう。
もちろん、ディーラー、街の中古車販売店、保険会社提携の修理屋さん、それぞれ工賃を含めた価格は異なります。
ちなみに修理費用が高いと言われているのはディーラーです。純正部品と高度な技術力は確かに安心できると思いますが、修理費用の高さに頭を抱える人も少なくありません。
事故車の修理にかかる日数や期間!
ほとんどの場合、ディーラーや中古車販売店などで修理してもらうことになりますが、どちらで修理したとしても、
● 見積もりの提出
● 部品を揃える
● 実際の修理
の3つを行わないといけません。
店舗に入りすぐ修理できるなら早く完成するかもしれませんが、見積もりと部品の取り寄せにはどうしても時間がかかってしまいます。
そして、実際修理完了までにどれくらいの期間が必要なのかというと、
修理名 | 修理期間 |
---|---|
サイドミラー交換 | 約1週間 |
ドアやバンパーなどの板金及び塗装 | 2〜5日間 |
ドア交換 | 約1週間 |
バンパー交換 | 約1週間程 |
ボンネット交換 | 約1週間程 |
エンジン載せ替え | 1〜2週間くらい |
フレーム修復 | 1ヵ月〜 |
これくらいの期間が必要だと言われています。
当然ですが、見積もりの提出や価格交渉、そして部品がなかなか手に入らない状況になれば更に期間は伸びますし、繁忙期、車の種類(外車など)といった条件でも期間は大きく変わります。
また、保険会社を通して修理する時はもっと期間が延びる可能性があります。
保険会社を通すと見積もりや支払いなども含めあなた自身は比較的楽ですが、
● 写真撮影
● 保険適用に関する手続き
● 修理業者との交渉
などを行うので直接修理に出すより3日くらいは長くなると言われています。
なぜ写真撮影?と思うかもしれませんが、賠償金を算出する上で写真はとても大切です。
面倒だから!早く自分の車に乗りたいから!といって勝手に修理すると、損傷した証拠がないと言う理由で最悪の場合、支払いに応じてもらえないこともあるので注意が必要です。
事故車の修理と買い換えについての疑問と回答まとめ!
最後に事故車に関する修理や買い替えについての疑問にお答えしていきたいと思います。
ご紹介する内容はほとんどの人が考えることだと思いますので、今後事故車の扱い方で損しない為にも是非チェックしておいてください。
修理費用を現金で貰い、新しい車を買う事は出来る?
事故を起こしてしまった場合は、修理に出して、修理費用を保険会社に払ってもらうか、車を買い替える為に、事故した車を下取り、または買い取りに出すかのどちらかになります。
ただ、修理と買い替えだと、保険会社から出る金額に違いが出る場合があり、修理費用の方が高い事も良くあります。
こういった状況になると、『修理に出すと言って、保険金を貰い、そのお金を買い替えに使う事はできるのかな?』って考えてしまいますよね。
その答えはYESで、保険会社の保険金の算出方法などによっても異なりますが、基本的には修理費用と言う名目で保険金を貰っても、中古車や新車への買い替えに使う事が出来ます。
ただ、保険会社によって、その規定などは変わってきますので、黙って修理費用を買い替え費用に充てる事は、後でトラブルにもなりかねませんので辞めておきましょう。
保険会社の修理見積もりや車の時価査定額は正しいの?
車の保険会社に関しては、予め修理工場や車屋と提携している場合があり、事故が起きた時には、保険会社がその提携業者へと修理の依頼や見積もりをしてくれる事があります。
ただ、そのまま任せっぱなしにしていると、通常の修理費用より安く見積もりを取られる事もあるので、ある程度は自分自身でも調べる必要があります。
特に修理か買い替えで迷っている場合には、以下の点は面倒でも調べておく方が、後々後悔する事もないのでオススメです。
● 事故車の買取査定見積もり
● 新たに買い替えを検討している車の総購入費用
● 保険会社提携以外での修理見積もり
● 事故していない場合の自分の車の下取り相場
これらを調べておくと、事故にあった際に、自分の現在の状況からどの方法が一番良いか?と言うのが分かりやすくなります。
また、保険会社に買い替えの話しを持って行く際にも、基準となる金額を把握出来るのでオススメです。
修理に出す場合は、ディーラーと街の中古車販売店どっちが良いの?
初めて事故にあった場合などは、気持ちばかりが焦ってしまって、どこに修理依頼を出せばいいのか?は迷ってしまう所です。
基本的にはディーラーに修理依頼する方が信頼できそうですが、実際の所はどうでしょうか?
事故車の修理はディーラーがベスト?それとも中古車販売店?
事故などあった場合、何も知らずに街の中古車販売店や板金屋さんに修理依頼をすると、何も知らないオーナーと言う事で足元を見られる可能性もあります。
そう考えると技術力が高く純正部品を使うディーラーに頼むのが信頼出来て良いのかもしれませんが、逆に融通が利かず修理費用が高いといったデメリットもあるので実はこちらもあまりオススメ出来ません。
結局、事故車の修理はどこがいいの?
事故を修理する場合は、比較的融通の利く知りあいの中古車販売店や板金屋がオススメです。
色々な所を損傷していても、知り合いのところであれば、しっかりと修理してくれますし細かい所まで修理見積もりを出してもらうことも可能です。
ただ、中古車販売店に知り合いがいない事もあるかと思いますので、その場合でも周りの友人や親族、友達の友達など、出来るだけ知り合いを通して依頼する方が良いかと思います。
普段あまり話しに上がりませんが、周りに聞いてみると、そういった中古車販売店や板金屋さんと仲の良い友人や親族は1人ぐらいは必ずいるものです。
事故車は修理する方がいいか?買い替える方が良いか?
同じ事故車でもフレームなどの骨格部分を損傷していた場合、たとえ車両保険を使い綺麗に修復できたとしても『修復歴車』として記録が残ってしまいます。
この記録はバンパーなどの修理と違って、後々車を売却する際や、下取りに出す際の査定額に大きく影響してくる可能性があります。
ですから、当ページでご紹介したカービュー事故車査定や廃車買取業者(
廃車ラボ)などでも見積もりを依頼し、その見積もりを依頼した所でもアドバイスを貰い、総合的に”どうするのが一番良いか?”を比較しながら判断する必要があります。
特に前項で紹介した、
● 事故車の買取査定見積もり
● 新たに買い替えを検討している車の総購入費用
● 保険会社提携以外での修理見積もり
● 事故していない場合の自分の車の下取り相場
に加えて、
● 自分の車は修復したのち事故車(修復歴あり)に該当するのか?
● 今の現状から、元々乗っていた車の状態まできっちりと戻るのか?
と言う点もしっかりと確認しておきたいところです。
これらを踏まえて、売却や廃車にして買い替える方が良いか?それとも修理する方が良いか?と言うのを比較する必要があります。
先ほどからご紹介している『カービュー事故車査定』などは査定を受けても『必ず売らなければならない』といったお約束はありませんし、他よりも高い見積もりを貰える可能性があるので、一度試してみても良いかもしれませんね。
事故車の修理と買い替えに関しては、迷ってしまう上に焦りから”より良い選択”が出来なくなってしまう可能性もあります。
「すぐにどうにかしたい!」と言う気持ちも分かりますが、修理と買い替えどちらを取っても大きなお金が出るので、まずは落ち着いて、周りの意見なども聞きながら、色々な側面から判断される事をオススメします。
※一緒によく読まれている「関連ページ」
事故を起こした車を事故車や事故歴車と呼ぶ場合があり、ボディの特定の一部を損傷していると、査定額に大きく影響すると言われています。ただ、修理すると分かりにくい損傷も多く、査定の際にバレないのでは?と考える人も少なくないようです。そこで当記事では、事故車の定義と、バレるのか?についてまとめてみました。
【※222枚の画像で紹介!】事故車の買取相場が分かる3つのサイトと、実際の事故車の買取事例を分かりやすく紹介しています。事故車でも売れるのかな?いくらぐらいで売れるんだろう?と疑問に思う方は是非参考にしてくださいね。