車下取り査定前に気になるエンジンの事についてまとめました!
車を下取りに出す前には、どこをチェックされるのか?故障個所はこちらから言うべきか?など気になる疑問が沢山あります。特に、エンジントラブルに関しては、走ってみないと分からない調子の悪さや異音などもある為、査定前に自分から言うべきかは迷う所です。
エンジンの調子が悪い車を所有していて、なおかつ車の下取りや買取査定が始めての人が気になる点と言えば・・・
● 「たまにエンジンから異音がするんだけど下取り前に査定士に伝えた方が良いかな・・・」
● 「車の下取り査定ってエンジンルームまで見られるの?見られるとしたらどんな所?」
● 「エンジンが焼き付いた車って下取りは出来ないよね?」
● 「エンジンに異常がある場合、黙っておいて後から請求される事ってある?」
などに関する疑問が多いようです。見た目に分かる外装(ボディ)の傷やへこみ、内装の汚れや臭いなどは見られるとして、正直どこまで査定時にチェックされるかは想像もつきません。
以前に査定されるポイントとして「車下取り時のチェック項目は?【※査定額アップの秘訣とポイント!】」でも紹介しましたが、かなり細かい所まで見られる事は確かです。
そこで今回は、エンジンやエンジンルーム全般について、車の下取りや買取査定前の疑問を一つ一つ解説していきます。是非、上記のような悩みや疑問をお持ちならご参考下さいね。
車下取り査定時、エンジンの調子の悪さや故障は伝えるべき?
査定士をだますつもりはないにしても、出来ればこちらから車の悪い部分をわざわざ伝えたくはないと考えるのは一般的です。
ただ、こちらから言わずにマイナス査定のポイントにエンジンの事が入っていない場合、後々余分に請求されたり、トラブルやクレームに発展するのは避けたい所です。
では実際に査定前にはこういったエンジンの調子などに関する、”動かさないと分からない故障”などは言うべきなのでしょうか?一般的な見解としては、
● 聞かれなければ特に言わなくても良い
● 聞かれてウソをつくのは駄目なので言うべき
● 特に聞かれる事もなく、気付かなければ査定士が悪い
● プロの査定士なので、効かなくても気づくべき
と言う意見がかなり多いようです。ポイントとしては、「聞かれなければ言わなくてOK」、「聞かれれば言うべき」と言う点ではないでしょうか?後々問題となるとすれば、「聞かれたのに言わなかった」場合です。
この場合は法律的にどのような違法になるかは分かりませんが、詐欺罪や詐称罪などに問われかねませんので、ウソはつかないようにしてくださいね。
また、不安な方は逆にこちらから最初に「エンジンの調子が少し悪いんです」と査定前に伝えておく事をオススメします。その方が後くされなく車を手放す事が出来るかもしれませんしね。
エンジンに故障がある場合は下取り(買取)査定前に乗せ替えるべき?
尚、エンジンに故障やトラブルがある場合、下取り前に大きく影響しそうだと考え、エンジンの乗せ替えを検討する人もいるかもしれません。しかしながら、車のエンジン乗せ替えはそんなに簡単に出来るものではなく、乗せ替えるのには数十万かかる場合がほとんどです。数十万かけてエンジンを乗せ替えても、下取りや買取額が数十万アップする事は到底ありませんので、故障があってもそのまま査定に出すようにしてくださいね。
エンジンが焼き付いた車でも下取りしてもらえるのか?
基本的に車のエンジンは適度なオイル量と適温により正常に動いています。エンジンオイルの交換を怠たり、そのまま使い続けると最終的にエンジンが焼き付いた状態になります。
エンジンが完全に焼き付いた状態ではエンジンをのせ替えるか、車自体の買い替えを検討するかのどちらかとなってしまいます。
エンジンが焼き付いた車でも下取りは可能か?
基本的に、車種、年式による所が大きいですが、新しい車で下取りとして価格がついたとしてもかなり値段は相場より安くなる事は間違いありません。ましてや結構な走行距離で、中古車市場でもそれほど人気のない車種の場合は、引き取り料がかかって廃車、もしくはゼロ円で下取りと言う形になりかねません。
エンジンが焼き付いた車は一般的には動かない不動車扱いになるか、数十万かけてエンジンを乗せ替える形になりますが、このどちらも下取りでは高額査定は期待できませんので、もしエンジンが焼き付いた状態の車をお持ちなら、そのような不動車の扱いが得意な買取専門店に持って行く方が、いくらか値段がついた状態で買い取ってもらえる可能性はあります。
※車の買取、成功のコツは一括査定です♪
⇒参考記事:「車の下取り、買取一括査定の比較【※見積もり取るならどこが良い?】」
下取り前にチェックしておきたい車のエンジン回りのメンテナンス
聞かれなければこちらからエンジンの調子については言わなくても良いかもしれませんが、その事ばかり不安に思っていても高く売る事は出来ません。
その他の部分で気を使うと下取りや買取時に高評価につながるポイントになるのでエンジン回りのメンテナンスについても気をつけたい所です。
車の下取り前に注意したいエンジン回りの掃除とメンテナンス
エンジンルームの掃除は出来る限りしておく
基本的に掃除や直接的には査定に影響しませんが、しておく方がメリットが大きいと言う旨は「車下取り時の掃除の方法!【※査定アップの為のたった3つのポイント!】」でもお伝えさせて頂きましたが、エンジンルームも出来る限りキレイにしておきたい所です。
今までやってこなかったのなら少し手間はかかりますが、査定士は、エンジンルームの汚れなどもしっかりとチェックしているので、キレイにしておくと高評価につながる可能性はあります。
期限切れのエンジンオイルは替えておく
エンジンオイルの交換であればそれほど費用はかかりませんし、あまり期限の過ぎたエンジンオイルを使用している事が査定士に知られてしまうと、「今まで全然メンテナンスをしていなかった車」と言う印象を持たれかねません。出来ればエンジンルームの清掃時にエンジンオイルの期限もチェックして、過ぎているなら替えておく方がいいかと思います。
エンジンの調子については、素人判断ではわかりにくい部分もあります。わざわざ少し気になったからと言って、こちらから申告する必要はありませんが、出来れば不安は残したくないので、査定前に「どこか気になる部分はありませんか?」と聞かれた場合は、正直にお答えする事をオススメします。
ただ、車の査定はエンジンだけでなく、細かく沢山の部分までをチェックされた上で査定額が決定します。そう考えると、エンジンの事だけで悩むよりは、うまく交渉する方が最終的に一番高評価の状態で高く売る事が出来るかもしれませんね。
※車の下取りや交渉に関するテクニックはこちらから♪
⇒参考記事:「車の下取り交渉術!【※素人でも高額査定をゲットする12のコツ!】」