自動運転車の日本の現状は?価格や今購入できる車種は?
最近では、安全運転支援システムを搭載した車のCMを見かける機会も増えてきました。
より安全・安心なカーライフのために、そういった車を購入したいと考える方も多いのではないでしょうか。
そんな自動運転車の日本での現状について、以下の様な疑問が出てくることもあるかもしれません。
● 「今の日本では、自動運転車はどれくらい普及している?」
● 「国産車では、どんな車種が自動運転に対応しているんだろう?」
● 「自動運転車の現状ってどんな感じ?」
今回紹介する情報は、こうした疑問の解消にぴったりな内容になっています。是非、チェックしてみてくださいね。
自動運転車の日本の現状まとめ!
2017年の今、日本の自動運転車の現状はどのようになっているのでしょうか?
2017年末における自動運転車の普及率ってどれぐらい?
自動運転車のレベル1に該当する「安全運転支援システム(自動ブレーキ)」の新車搭載率は、約50%に及びます。
政府としては、2020年までにはこの割合を90%以上にまで広げたい狙いがあります。
このように、安全運転支援システムが搭載されている新車はすでに広く普及し始めているといえます。
その普及速度は、今後さらに加速すると予想されます。
国産車で自動運転に対応しているのは?
メーカーによって、安全運転支援システムの名称が異なります。
こちらでは、その名称や搭載車種を紹介していきます。
トヨタ
ITS Connect(アイティーエスコネクト)
- 搭載車種
プリウスPHV、プリウス、クラウンアスリート、クラウンロイヤル、クラウンマジェスタ
Toyota Safety Sense P(トヨタセーフティセンス)
- 搭載車種
ハリアー、プリウスPHV、C-HR、マークX、クラウンアスリート、クラウンマジェスタ、クラウンロイヤル、プリウス、ランドクルーザー
Toyota Safety Sense C(トヨタセーフティセンス)
- 搭載車種
サクシード、プロボックス、スペイド、ポルテ、アリオン、プレミオ、エスティマ、エスティマハイブリッド、ヴォクシー、エスクァイア、ノア、アクア、アベンシス、シエンタ、ヴィッツ、オーリス、カローラアクシオ、カローラフィールダー
ホンダ
Honda SENSING(ホンダセンシング)
- 搭載車種
レジェンド、アコード、オデッセイ、ヴェゼル、ジェイド、ステップワゴン、フリード、フィット、グレイス、シビックハッチバック、シビックセダン、N-BOX、シャトル
日産
エマージェンシーブレーキ
- 搭載車種
セレナ、ノート、エクストレイル、ジューク、フーガ、スカイライン、ティアナ、リーフ、NV350キャラバン、NV100クリッパー、デイズ
スバル
アイサイト
- 搭載車種
GT TOURERレボルグ、WRX S4、スバルXV、インプレッサスポーツ、インプレッサG4、レガシーアウトバック、レガシーB4、フォレスター、EXIGAクロスオーバー7
マツダ
i-ACTIVSENSE(アイアクティブセンス)
- 搭載車種
アクセラ、デミオ、CX-5、アテンザ
スズキ
サポカー(セーフティ・サポートカー)Sワイド
- 搭載車種
ワゴンR、ワゴンRスティングレー、スイフト、スイフトスポーツ等
サポカーSベーシック+
- 搭載車種
スペーシア、スペーシアカスタム、スペーシアカスタムZ、ハスラー(一部グレードを除く)、ソリオ、イグニス等
サポカーSベーシック
- 搭載車種
ラパン、アルト、エブリイワゴン、エブリ、アルトバン等
サポカー
- 搭載車種
バレーノ、エスクード
このように、安全運転支援システムを搭載している車種は数多くあります。
その中には軽自動車も含まれますので、搭載車の価格帯は幅広いといえます。
比較的安い価格のものであれば、120〜30万円程度でも安全運転支援システムの搭載車を購入することができます。
自動運転車を取り巻く現状とは?
各メーカーで競争が激化している自動運転車。その現状は、一体どうなっているのでしょうか?
自動運転車の現状とは
2017年7月11日にドイツ アウディが発表した「A8」は、すでに市販されている「人が主体となった自動運転車」の壁を超えた「車が主体となった自動運転車」に当てはまるレベル3の機能を搭載しているとして注目されました。
2017年の秋には、実際にドイツでその車が販売され始めるとのことです。
レベル3にもなると、車の基本操作は人ではなく車が行うことになります。
緊急時はドライバー自ら対応する必要がありますが、それ以外のときはドライバーはハンドルすら持つ必要がありません。
こうした未来を感じさせる自動運転車に日本でも早く乗ってみたいと思うかもしれませんが、残念ながら日本ではまだレベル3の自動運転車に対する法整備がなされていません。
実際は、「日本ではまだ」というよりも「ドイツ以外はまだ」というのが現状です。
レベル3の自動運転車への法整備が完了しているのは現時点ではドイツ以外にないのです。
ですから日本でレベル3以上の車を走らせることができるようになるのは、まだ先の話になります。
レベル3の実用化は近い?
レベル3の世界初はドイツ アウディが掴み取ったわけですが、日本のメーカーでもトヨタとホンダに関しては2020年頃のレベル3実用化を目標としています。
ですからこのまま順調に技術開発が進み法整備も行なわれれば、近い将来、日本でもレベル3の自動運転車に乗れるようになるかもしれません。
自動運転車に関しては政府としてもその実用化に向けた取り組みを重要視していますので、法整備などへの期待も持てます。
さて今回は、世界の自動車メーカーがその技術開発に注力している「自動運転車」について情報をお届けしてきましたが、何かお役立ていたただける情報はありましたでしょうか?
ご覧のように、レベル1に該当する安全運転支援システムを搭載している国産車はすでに数多くあります。
今後は、すべての車種に最低でもレベル1のシステムが搭載されるようになっていくでしょうし、さらに時代が進めば、そのレベルもどんどん上がっていくのではないでしょうか。
また自動車業界は、「家電メーカーが電気自動車に参入へ」など、自動運転車以外の話題にも事欠きません。
このように常に進み続ける自動車業界。あと10年もすれば、私たちのカーライフもこれまでとは大きく様変わりしているかもしれませんね。