キャンピングカー購入vsハイエース自作(DIY)オススメは?
キャンピングカーは決して1,000万円超えが当たり前というわけではないですが、それでも500万円台がいちばんの売れ筋といわれていますので、購入するとなれば一般的な車よりは高い費用が必要になることが多いです。
このため、キャンピングカーの導入について以下の様な疑問が出てくることもあります。
● 「キャンピングカーの中古車はどれくらいの価格帯になる?」
● 「キャンピングカーのベースに使われることが多いハイエースって、いくらくらいする?」
● 「キャンピングカーの自作って可能?」
そこで今回は、こうした疑問を解消していただける情報をまとめていきます。
キャンピングカーやハイエースの価格、DIYについて興味がある方は是非ご覧になってみてくださいね。
キャンピングカーの新車、中古車の購入相場は?
キャンピングカーやハイエースの新車・中古車の価格相場は、それぞれどれくらいになるのでしょうか?
キャンピングカーの費用相場まとめ!
キャンピングカーにはいくつか種類があり、その種類ごとで購入価格の相場も変わってきます。
新車
キャブコンバージョン、バンコンバージョン
相場 300万円〜1,000万円程度
バスコンバージョン
相場 約850万円〜
※大型の場合は約1,000万円〜
キャンピングトレーラー
相場 約140万円〜※
※軽でも牽引できるタイプだと価格が安め。
軽キャンピングカー
相場 100万円台〜300万円程度
中古車
中古車も新車と同様にキャンピングカーの種類ごとで価格相場は異なります。
中古車の場合はその都度相場が変動する可能性がありますが、すべてのキャンピングカーに共通していえるのは「中古車だからといって新車より安いとは限らない」ということです。
ただ新車ではほぼ見つからない300万円以下のキャブコンバージョン(以下キャブコン)やバンコンバージョン(以下バンコン)も、中古車市場であればたくさん見つけることができます。
なお人気の高いバンコンやキャブコン、軽キャンピングカーの中古車価格相場は、以下がひとつの目安になります。
キャブコン、バンコン
相場 100万円〜500万円程度
軽キャンピングカー
相場 100万円前後〜
こうした中古キャンピングカーの価格情報は、中古車探しでおなじみなグーネットやカーセンサーなどの中古車情報サイトでもご覧いただけます。
ハイエースを新車で買うといくらぐらい?中古は?
バンコンあるいはキャブコンのベース車としての需要も高いハイエースですが、新車ですとどれくらいの価格になるのでしょうか?
新車
グレード スーパーGL(2/5人乗り)
価格 2,856,109円〜
グレード DX/DX“GLパッケージ”(3/6/9人乗り)
価格 3,166,363円
グレード DX/DX“GLパッケージ”(3/6人乗り・ジャストロー)
価格 2,327,891円
グレード DX/DX“GLパッケージ”(3/6人乗り・スーパーロングバン)
価格 2,919,927円
グレード DX(3人乗り)
価格 3,015,771円
グレード DX(3人乗り・ルートバン)
価格 2,142,327円
このように新車のハイエースは、グレードによっては200万円代前半でも購入可能となっています。
中古車
カーセンサーによると、2017年11月14日時点での中古ハイエースの価格相場情報は以下のようになっています。
平均価格:330.9万円
価格帯:50万円〜779万円
キャンピングカーの購入とハイエースの自作キャンピングカーはどっちがオススメ?
DIYに興味がある場合、「キャンピングカーの自作」についても気になってくるかもしれません。
そこで続いては、ハイエースの自作キャンピングカーに関する情報をお届けしていきます。
そもそもハイエースをDIY(手作り)でキャンピング仕様に出来るの?
大幅な改造を施すキャブコンとなるとDIYする人は稀ですが、内装だけをいじることになるバンコンであればDIYへのハードルは少し下がります。
実際にハイエースをベース車としてバンコンを手作りしたケースは、ネット上でもいろいろと見受けられます。
ただ、キャンピングカーの自作では以下の様なシステムやキットの取り付けなどが求められるので、DIY初心者には少し厳しいかもしれません。
- サブバッテリーシステム
- ベッドキット
- 床張りキット
- 居住空間の断熱処理
- シート、シートカバー
- サイドステップカバー
- バックカメラ
- カーテン
こうした作業の中には、DIYに慣れた人でも大変だと感じるものもあります。
キャンピングカーを買うより自作する方が安くつく?
キャンピングカーを自作する人の中には「キャンピングカーのための予算はあまり多く取れない」という人が多いので、そういう状況であれば必然的になるべく低予算で収めようと努めます。
そういう場合には、基本的に中古のハイエースが選ばれます。
状態によっては50万円程度で中古のハイエースを購入することもできますので、そうやってベース車の購入費用を抑えることがDIYキャンピングカーの費用を抑えるにはまず大切になってきます。
改造費用はその内容によって大きく変わりますが、100万円程度かかることもめずらしくありません。
そうなると、中古ハイエース50万円+改造費用100万円の単純計算で150万円程度の費用がかかることになります。
あくまでも一例ですが、150万円の予算を出せるなら完成品の中古キャンピングカーも購入できます。
ですから「自作のほうが安上がり」とは一概にはいえないのです。
ただ、自作のキャンピングカーであれば自分の好きにハイエースの内装を変えていくことができるので、無駄な設備を省けるなどのメリットも生まれます。
こうしたメリットに惹かれ、DIYが好きという人にはキャンピングカーの自作もオススメですが、単純に「費用を安く済ませたい」という人には自作はあまりオススメできません。
さて今回は、キャンピングカーのベース車としても親しまれているハイエースの価格、キャンピングカーのDIYなどについて情報をお届けしてきました。
何かお役立ていただける情報があれば幸いです。