車が加速しない原因と対処!燃費との関係!違和感の正体は?
「最近、以前のように車がスムーズに加速しない…。」
こうした車の変化に、お心当たりがある方も多いのではないでしょうか。
そしてこういった車の加速問題については、以下の様な疑問が出てくることもあります。
● 「車が加速しない原因って何なんだろう?」
● 「車が加速すると何だか焦げ臭い気もするけど大丈夫だろうか?」
● 「車の加速が悪い。やっぱり整備工場で診てもらうべき?」
そこで今回は、気になる車の加速悪化の原因や対処法から低燃費につながる走りのポイントまで、幅広い情報をお届けしていきます。
気になった方は是非このままご覧になってみてくださいね。
車が加速しない!違和感や異音を感じる場合は注意!
車が加速や異音などの問題について、その症状から原因や対処法を紹介していきます。
症状1:アクセルペダルを踏んでいるのに車が加速しない
考えられる主な原因
- 「電解コンデンサ」に不具合が起きている。
- 「スロットルポジションセンサー」「ジャイロセンサー」など、各種センサーに不具合が起きている。
- エンジンの点火系に関わるパーツに問題が起きている。
- オートマチックトランスミッションフルード(ATF)が漏れてしまっている。
対処法
ディーラーや整備工場で点検を受けてください。
症状2:車を加速していると何だか焦げ臭い
考えられる主な原因
走行中、アイドリング中にビニールが焦げたような臭いがした場合は、配線の発火や過電流といった原因が考えられます。
対処法
- 安全な場所にただちに停車し、配線を手でさわり熱を持っていないか確かめてください。
- なお、EVやHV、PHVで焦げ臭さを感じた場合、専用測定器のある整備工場にて点検を受けてください。
症状3:加速時にガタガタという異音がする
考えられる主な原因
- スパークプラグが破損している。
- イグニッションコイルに不具合が起きている。
- 燃料ポンプの動作に不具合が起きている。
- クラッチが故障している。
- ドライブシャフトに問題が起きている。
対処法
ディーラーや整備工場で点検を受けてください。
症状4:車を加速させると異音がする
考えられる主な原因
- エンジンオイルが不足している。(低音でゴロゴロというような異音)
- ベアリングに問題が起きている。(ゴーというような異音)
対処法
- エンジンオイルが不足している場合、オイルランプが点灯しているはずです。
もしそうなったら、まずは安全な場所にただちに停車させ、エンジンオイルの量を確かめてください。
エンジンルームにあるオイルレベルゲージというところで、その量を確認することができます。
オイルゲージがEとF(orHとL)の間にない場合は、オイルが不足しているということになります。
車にエンジンオイルがあったり、近くにGSなどがあればそこからエンジンオイルを補充してもらったりすることができますが、そうはいかないケースも多いです。
ですからオイルランプの点灯後、ボンネットを開けるなどせずにロードサービスを呼んだとしても対応としては間違いではありません。
また、オイルの量が正常なのにも関わらずオイルランプが点灯している場合は重大な故障の可能性があります。
この場合は速やかにロードサービスを呼ぶようにしてください。
- ベアリングに問題が起きているなど、その他原因が考えられる場合は、その特定と今後の対応のためにディーラーや整備工場で点検を受けてください。
症状5:車の加速時にもたつきなどの違和感がある
考えられる主な原因
- オートマチックトランスミッションフルード(ATF)が劣化している。
- 点火プラグが劣化している。
- ホースが劣化している。
対処法
ディーラーや整備工場で点検を受けてください。
このように、車が加速しない原因はさまざまです。
車に詳しくない限りはそうした中から原因を特定するのは難しいですから、「加速が悪い」「焦げ臭い」などの違和感があった場合は、早めにディーラーや整備工場で点検を受けることが大切です。
【番外編】車の加速の仕方と燃費の関係!
「なるべく燃費の良い走りを心がけたい」というのであれば、車の加速の仕方を工夫してみましょう。
加速と減速の繰り返しは燃費悪化につながる
市街地での走行中は、信号などによって何度もストップ・アンド・ゴーを繰り返します。
そうやって繰り返される加速と減速は、燃費悪化の要因です。
しかし、燃費のために街乗りを避けることはできません。ではその中でなるべく燃費の良い走りをするためには、どういった点に心がければいいのでしょうか?
車のダラダラ加速をやめて燃費向上!?
低燃費な走りのためには、なるべくアクセルを強く踏まないほうがいいというイメージもあるかもしれません。
ですが実際のところストップ・アンド・ゴーが繰り返される街乗りにおいては、ダラダラとした加速よりもスピーディーな加速を取り入れたほうが燃費向上になるという考え方もあるのです。
アクセルペダルの踏み込みを少なくしたゆるやかな加速では、エンジンへと流れ込む燃料は少ないものの、一定速度に到達するまでの時間が長くなってしまいます。
一方、アクセルペダルの踏み込みを強めにしたスピーディーな加速では、エンジンへと流れ込む燃料は増えるものの、短い時間で一定速度にまで到達することができます。
つまり、加速の仕方を変えたところで実際のところはガソリン消費量はほとんど変わらないといえるのです。
そればかりか後者のほうが目的地に早く到達できるため、例えば前者が60km/hまでの加速を必要とするところを50km/hまでの加速でOKというケースも出てくるので、かえって後者のほうが低燃費になると考えることができます。
いずれにしても、実際の道路では燃費のことばかりを考えた自分本位な走行はできませんが、「ダラダラ加速が必ずしも燃費向上にはつながるわけではない」ということは頭の片隅に入れておいたほうが良さそうです。
さて今回は、車が加速しない原因をはじめとし、カーライフに関するさまざまな情報をお届けしてきました。その中で何かお役立ていただける情報があれば幸いです。