車の乗り心地が悪い原因!改善法や乗り心地をアップする方法は?
「車を買ったばかりの頃は感じなかったのに、何だか最近車の乗り心地が悪い気がする…。」
こうした変化に一度気がつくと、それからはさらに乗り心地の悪さが気になってしまうものですよね。
そしてそういったときには、以下の様な疑問にもお心当たりがあるのではないでしょうか?
● 「車の乗り心地が悪い原因ってなんだろう?」
● 「車の乗り心地は改善することはできる?」
● 「乗り心地が良いと評判の車はある?」
そこで今回は、こうした疑問を解消していただける情報をまとめていきます。
気になった方は是非このままご覧になってみてくださいね。
車の乗り心地が悪い!よくある原因と対処法まとめ!
車の乗り心地が悪いのは、どういったことが原因になっているのでしょうか?
ショックアブソーバーの劣化
ショックアブソーバーとは、乗り心地の向上などに関わるサスペンションの構成パーツのひとつで、振動を減衰させる役割があります。
このショックアブソーバーが劣化すると、以下の様な症状が出る場合があります。
- ゆらゆらする
- 突き上げ感がある
- 車体の揺れを感じる
また、こうした症状が出る原因としては、上記のほかにアッパーマウント※やゴム類のパーツの劣化なども挙げられます。
※サスペンションとボディのつなぎ役となるパーツ。
対処法
ショックアブソーバーやアッパーマウントの交換目安は、走行距離10万キロです。
それに当てはまらない場合でも、走行状況によってはすでに劣化しており交換が必要となる可能性があります。
そうした劣化パーツを交換することで、乗り心地の改善が可能になります。
ショックアブソーバーの交換費用の目安は、1本あたり1〜2万5千円程度です。
これを4本セットで交換するのが基本となるため、支払総額の目安は7〜10万円程度です。
アッパーマウントの交換費用も比較的高めで、4輪分で10万円程度が目安になります。
ボディ剛性の低下
ボディ剛性が高い車は、乗員に振動が伝わりにくく、乗り心地が優れています。
ですからそれが低下してしまうと、以下の様な症状が出る場合があります。
- 微振動を感じる
- 上下振動が大きくなったように感じる
- ガタつきがある
また、こうした症状が出る原因としては、アッパーマウントやゴム類パーツの劣化等も挙げられます。
対処法
ボディ補強を施すことで、新車のようなボディ剛性を取り戻すことが可能です。
ただボディ補強をすると車重が増すため、燃費などに影響が出ます。
ボディ剛性の費用に関しては、お近くの業者に見積もりを出してもらうと確実です。
シートの経年劣化
車のシートも経年劣化します。
買った当初は座り心地バツグンだったシートも、時が経つにつれてへたってきます。
それが乗り心地の悪さにつながります。
対処法
シートが原因である場合は、それを交換することで乗り心地アップが期待できます。
交換費用はシートなどで大きく変わりますが、リクライニング機能のついたシートとなると、安い場合でも7〜10万円程度が交換費用の目安となります。
このように、車の乗り心地が悪い原因はいくつかあります。ただ、自分ではその原因を特定できない場合も少なくありません。
ですからまずは、ディーラーや修理工場に相談してみましょう。
しかし上記のように車の乗り心地に関わるパーツを交換したりする際の費用は比較的高めですので、見積もり費用によっては車の買い替えを検討することにもなるかもしれません。
乗り心地が良いと評判の車にはどんな車種がある?
さて続いては、乗り心地が良いと評判の車を紹介していきます。
乗り心地の感じ方にはもちろん個人差がありますが、車選びの参考のひとつとしてお役立ていただければ幸いです。
乗り心地が良い軽自動車・コンパクトカーを紹介!
軽自動車
ホンダ Nワゴン
ホンダの軽自動車というと今はN-BOXが大人気ですが、乗り心地の面ではこのNワゴンも高く評価されています。
【特徴】
- 50km/hまでの加速をスムーズに行えるよう、レース仕込みの技術を採用。
- エンジンには特別なこだわりが!ツインインジェクションシステムをホンダの軽で初採用!
【メーカー希望小売価格】
- 109万円〜170.4万円
スズキ ラパン
かわいらしいデザインが魅力のラパンは、その乗り心地も評判になっています。
デザイン的には女性向けなラパンですが、カラーによっては男性にもぴったりなので、意外と幅広い層から支持されているようです。
【特徴】
- ハンドル位置やシートの高さを変えられる!楽な姿勢で乗り心地もアップ!
- ボディ剛性にも高評価の声。揺れ、ふわふわ感なく快適走行!
【メーカー希望小売価格】
- 107〜151万円
コンパクトカー
フォルクスワーゲン ゴルフ
ベンチマーク的存在といわれるフォルクスワーゲン ゴルフ。
日本でも売れ筋の輸入車として広く知られています。
ドイツ車をはじめとした欧州車は日本車に比べると「乗り心地が硬い」といわれますが、人によってはそのほうが乗り心地が良いと感じるものです。
【特徴】
- 2017年5月のマイナーチェンジで低速域でもしなやかな走りを実現。
- 操舵角に応じて車の向きが忠実に変化。ドライバーと車との一体感◎
【メーカー希望小売価格】
- 253.9万円〜599.9万円
マツダ デミオ
130万円代〜という価格設定ながらも、マツダの最新技術がつまったデミオ。
マツダならではの人馬一体の走りで、走る楽しさも感じられます。
【特徴】
- 少しのアクセル操作でもスムーズな加速を実現する「DE精密過給制御」を一部グレードで採用。
- 乗り心地は比較的硬め!高速走行時の安定性に期待できる。
【メーカー希望小売価格】
- 139.3万円〜226.3万円
この他、乗り心地が良いと評判の車としては以下のような車種が挙げられます。
- ホンダ シビック タイプR
- スバル エクシーガ クロスオーバー7
- メルセデス・ベンツ Eクラス セダン
- レクサス RX ハイブリッド
- 日産 エルグランド
- トヨタ ヴェルファイアハイブリッド
など
さて今回は、車の乗り心地が悪い原因や改善策などを紹介してきました。
乗り心地に関しては、やはりご自分で試乗して確かめてみるのがいちばんですので、気になる車種があれば是非試乗してみてください。