車のホイールの値段相場と交換費用! オススメのメーカーは?
車を横から見た時、その車の印象を左右するのは意外とホイールだったりします。
このため、中にはホイールにこだわる方も多くいらっしゃいます。
さて、そんな車のホイールについては以下の様な疑問が出てくることもあるのではないでしょうか。
● 「車のホイールを交換しようと思うけど、値段はどれくらいするものなんだろう?」
● 「車のホイールって、どういう種類があるの?」
● 「車のホイールに傷が…。どうにかして直せない?」
そこで今回は、こうした疑問を解消していただける情報をまとめていきます。
気になった方は是非ご覧になってみてくださいね。
車のホイールっていくらぐらい?交換すると費用は?
これまで車のホイールを交換した経験がないと、ホイールというのはどれくらいの値段なのかなかなか検討がつきませんよね。
実際のところ、値段の相場はどの程度になってくるのでしょうか?
車のホイールの値段、工賃はどれくらい?
車のホイールの値段はピンきりです。安価なものであれば1本5,000円程度から購入できますが、高いものになると1本200,000円以上する場合もあります。
工賃については、1本1,000円〜2,000円程度が目安となります。
詳しい工賃については、カー用品店のWebサイト等にアクセスすることでご確認いただけます。
ちなみにオートバックスの「タイヤ・ホイール交換」の目安工賃は以下の通りです。
- スチール 1本1,000円〜(税抜)
- アルミ 1本1,000円〜(税抜)
- 1BOX・RV 1本1,500円〜(税抜)
なお、作業の目安時間は4本30分〜となっています。
車のホイールって種類はある?
車のホイールには、以下の様にさまざまな種類があります。
素材の種類
スチールホイール
鉄を原料とするスチールホイールには、「丈夫で価格が安い」という特徴があります。
このため車両価格の安いエントリーモデルや大衆車のホイール素材として使用されることが多いです。
アルミホイール
アルミ合金を使用したホイールで、「鋳造(ちゅうぞう)」「鍛造(たんぞう)」というふたつの製造方法があります。
実際、アルミホイールのほとんどは鋳造によるもので、鋳造ではアルミ合金を鋳型(いがた)に流し込み、成型します。
大量生産が可能でデザインの自由度が高いという特徴があります。
一方、鍛造ではアルミ素材を高圧プレスして製造します。高圧プレスにより強度が増し、重量が軽くなります。
また中には、これらふたつの製造方法を組み合わせてつくったホイールも存在します。
デザインの種類
(リム…車輪の外縁部の円環のこと。ハブ…車輪の中心部にあるパーツのこと。スポーク…リムとハブをつなぐ棒状のパーツのこと。)
スポーク
「ホイールといえばコレ」というような定番デザインで、スポークの存在感が強いのが特徴です。
このタイプは開口部が広くできているため放熱性や強度、バランスなどの面で優れています。
フィン
スポークの派生型であるフィンは、スポークが細く、本数が多いのが特徴です。
ラグジュアリーで繊細な印象を持たせるこちらのデザインは、高級車のホイールデザインとしてよく採用されています。
メッシュ
網目状のデザインが採用されたホイールです。
メッシュが細かいものはラグジュアリーで繊細な印象を、メッシュが粗いものはパワフルな印象を抱かせます。
ディッシュ
他の3タイプとは異なり、「面」を強調したデザインが特徴です。
デザイン性に優れているため、車のドレスアップでは人気があります。
ただ重量が重くなってしまうので、ディッシュタイプのホイールを装着することで燃費が悪化してしまいます。
主な車のホイールメーカー!
車のホイールを製造するメーカーも、実はたくさんあります。今回はその中の一部を紹介していきます。
WORK
東大阪市に本社のある、アルミホイールを主力製品とするメーカーです。
WORKは1977年の創業と同時に大ヒットとなった「Equip」で、一躍その名を知られることとなりました。
取扱ブランド…Equip、LS、VS、ZEAST、EMITZ など
BBS(BBSジャパン)
1970年 にドイツで誕生したBBSは、1980年にドイツBBS社との共同出資でBBSジャパンを設立しました。
BBS社のホイールは、メルセデス・ベンツなどのドイツ車に採用されている他、日本車の純正品としても採用実績があります。
取扱ブランド…FZ-MG、RI-D、RZ-D、FR-D など
RAYS
RAYSは1973年創業のメーカーで、本社は東大阪市にあります。
RAYS社のホイールは映画ワイルド・スピードシリーズの『TOKYO DRIFT』にも登場するなど、人気があります。
取扱ブランド…VOLKRACING、G-games、57MOTORSPORT、VERSUS など
車のホイールに傷が!自分で直せる?
運転中、路肩の縁石などにホイールを擦ってしまうと、そこに「ガリ傷」といわれる傷がついてしまいます。
こうしたちょっとした傷を生むアクシデントはほとんどのドライバーが経験済みです。
愛車の見た目にそこまでこだわりがない場合、そういった小さな傷は修理するまでもないかもしれません。
ですが、好みのホイールに買い換えるほど車に愛着があると、その程度の傷でもすごく気になってしまいますよね。
しかし、だからといって修理に出すのも…という場合はDIYでの補修に挑戦してみましょう。
補修の方法はいくつかありますが、今回は以下の方法を紹介します。
1.まずは、ホイールの汚れを取り除くために洗浄をします。
2.ガリ傷のまわりをマスキングテープで覆います。
3.耐水ペーパー(400〜3000番台等)でガリ傷の箇所を研磨します。
4.脱脂剤でガリ傷の箇所の油分を除去します。
5.ヘラと補修用パテを用意し、ガリ傷を埋めます。
6.パテが完全に固まった後は、耐水ペーパーで補修箇所を研磨します。(硬化時間は12時間が目安ですが、詳細は使用アイテムの説明欄をご覧ください。)
7.ホイールペイントをスプレーし、乾燥したら再度スプレーする。
補修用アイテムとしては、マスキングテープ、耐水ペーパー、脱脂剤、ヘラ、補修用パテ、ホイールペイントが必要になります。
なお完璧な仕上がりを求める場合は、やはりプロに頼んだほうが安心です。
工賃としては、5,000円〜30,000円程度が目安となります。
さて今回は、車のホイールの値段や交換費用、種類など、ホイールについて掘り下げた内容をお届けしてきました。
このように、車というのはホイールひとつ取っても実に奥が深いことがわかりますね。