新車の車検費用の相場っていくらぐらい? 費用が安いのはどこ?
新車を購入した場合は、購入後3年目に初回車検を受けることになります。
これまで車検を受けた経験がなかったりすると、車検費用については以下の様な点が気になってくるものです。
● 「新車の車検には、どれくらいの費用がかかる?」
● 「新車の車検費用の相場って?」
● 「車検の費用が安いのはどこ?」
そこで今回は、気になる新車の車検費用についてまとめていきます。
車検にはある程度まとまった費用がかかるため、事前にこうした情報をチェックしておくと安心ですね。
新車の車検費用の相場に関するお役立ち情報まとめ!
それではさっそく、新車の車検費用に関する情報をチェックしていきましょう。
新車の車検費用の相場っていくらぐらい?軽と普通車との違いは?
車検費用には、下記の法定費用のほかに、24ヶ月定期点検料、検査代行手数料などの整備費用がかかります。
軽自動車の場合
法定費用
自賠責保険料25,070円(24ヶ月)
自動車重量税9,900円(エコカー減税非対象車・車検有効期間3年の場合)
必要印紙1,400円
合計35,270円
なお、法定費用は自治体ごとで多少の差が生じる場合があります。また法改正により変更となる可能性があります。
車検費用の相場
- ディーラー車検
60,000〜80,000円程度
- 車検専門店
50,000〜60,000円程度
- カー用品店
50,000〜65,000円程度
- 民間整備工場
70,000円程度(工場ごとのバラつきが大きい傾向に。一般的にはディーラーよりは安め。)
- ガソリンスタンド
55,000円程度
- 車検代行業者
45,000円程度
- ユーザー車検
法定費用+諸経費(数千円程度)
このように、「どこで車検を受けるか」で車検費用の相場は変わってきます。
ディーラー車検に関しては費用が高い傾向にあるものの、「自社ブランドの整備ノウハウを活かして点検整備をしてくれる」「車検箇所以外も多くの箇所を点検してくれる」などのメリットがあります。
普通車の場合
法定費用
自賠責保険料25,830円(24ヶ月)
自動車重量税24,600円※(〜1トンの場合。それ以外は下記を参照)
必要印紙1,700円/1,800円(小型乗用車車/普通乗用車)
合計 52,130円/53,130円
※エコカー減税非対象車の車検有効期間3年の自動車重量税
- 0.5トン以下 12,300円
- 〜1トン 24,600円
- 〜1.5トン 36,900円
- 〜2トン 49,200円
- 〜2.5トン 61,500円
- 〜3トン 73,800円
このように普通車の場合は車の重量で法定費用が変わってくるので、以下の費用相場では「法定費用+○万円」という表記にします。
なお、新車の初回車検を終えた後、車検有効期間は2年となるわけですが、その場合は法定費用は初回に比べ安くなります。(※新車登録13年超・18年超の車は除く。)
車検費用の相場
- ディーラー車検
法定費用+40,000〜100,000円程度
- 車検専門店
法定費用+25,000〜80,000円程度
- カー用品店
法定費用+25,000〜60,000円程度
- 民間整備工場
法定費用+25,000〜80,000円程度
- ガソリンスタンド
法定費用+20,000〜60,000円程度
- 車検代行業者
法定費用+10,000〜30,000円程度
- ユーザー車検
法定費用+諸経費(数千円程度)
なお、上記金額はあくまでもひとつの目安となります。
車検を受ける店舗別!メリット・デメリット
上記でも少し触れましたが、こちらでは車検を受けることができる店舗ごとのメリット・デメリットを紹介していきます。
ディーラー車検
メリット
- 自社の車に対する整備ノウハウはどこよりも確立されているので、より安心感がある。
- 車検箇所以外でも点検をしてくれるため、不具合の早期発見が可能である。
- 売却時にアピールポイントになる場合がある。
デメリット
- 車検以外の部分にもコストがかかるため、料金が高い。
- 車検が終わるまで3〜5日程度かかってしまう。
車検専門店
メリット
- 車検費用が比較的安い傾向にある。
- 60分コースなどが設定されており、作業時間がスピーディ。
- フランチャイズ展開されているので、どの店舗でも安定したサービスを受けられる。
デメリット
- 車検箇所以外の点検整備は、頼まないとやってくれない。
- 車検証は、郵送によって後日届く。
カー用品店
メリット
- 車検費用が比較的安い傾向にある。
- カー用品の割引などのサービスがある。
デメリット
- 車検箇所以外の点検整備は、頼まないとやってくれない。
民間整備工場
メリット
- いわゆる「町の整備工場」といった雰囲気のため親しみやすく、予算に合わせた柔軟な対応などが期待できる。
- 車両整備が主要業務なので、技術面で安心できる。
デメリット
- 土日祝日は営業していない傾向にある。
- 車検に通す車は、自ら持ち込み、引き取りに行くのが基本。
ガソリンスタンド
メリット
- 車検費用が比較的安い傾向にある。
- タイヤやガソリンなどに割引が適用される場合がある。
- 1日車検が可能な場合もある。
デメリット
- 車検は外注になるため、作業状況を直接確認することはできない。
車検代行業者
メリット
- ユーザー車検以外では、もっとも車検費用が安い。
デメリット
- 点検整備は、基本的に行なわれない。
ユーザー車検
メリット
- すべての車検の中でもっとも費用を安く済ませることができる。
- 自分の車について理解する良い機会を持つことができる。
デメリット
- 手間がかかってしまう。
- ある程度知識がある人でないと難しい。
- 不合格となると、再受検が必要になる。
このように、車検を受ける店舗や方法によってメリット・デメリットが違ってきます。
車検代行やユーザー車検に関しては、「料金が安い」という最大のメリットがあるものの、それ以外では注意すべき点が多くなってしまいます。
さて今回は、新車の車検費用の相場や各車検のメリット・デメリットについて紹介してきました。
上記をご覧いただいたことによって、「新車の車検にはいくらぐらいのお金がかかるのか?」といった疑問も解消していただけたのではないでしょうか。
お役立ていただければ幸いです。