車検費用って分割払い可能?後払いは?いつ払うの?現金のみ?
車を維持していくにはいろいろとお金がかかります。その中で、とくにドライバーの頭を悩ませがちなのが「車検」です。
毎年のことではないとはいえ、初回3年以外は2年ごとにまとまった出費が発生するため車検のある年はヒヤヒヤしてしまうという方も多いのではないでしょうか。
そんな車検費用については、以下の様な疑問が出てくることもあります。
● 「車検費用って分割払いはできないの?」
● 「車検費用はいつ払うものなの?」
● 「車検費用はクレジットカード払いできる?」
そこで今回は、車検費用の支払い方法や車検費用の目安などについて情報をお届けしていきます。
気になった方は、どうぞこのままご覧になってみてくださいね。
車検費用の支払い方法と良くある疑問に関する答えまとめ!
車検費用が分割払いできたら経済的にとても助かりますよね。
実際のところ、分割払いやクレジットカード払いなどは可能なのでしょうか?
車検費用って分割支払いは可能なの?
結論からいうと、車検費用の分割払いは可能です。
ただ、どこで車検を受けるかによって分割払いが可能かどうかは変わります。
それは「ディーラー車検は分割払いできない」「民間整備工場での車検なら分割払いできる」ということではなく、各店舗ごとで対応が異なる可能性があるということです。
また、クレジットカードで分割払いをすることで手数料(例:法定費用の5%+クレジットカードの分割手数料)が発生します。
ですから1回あたりの出費は抑えられるぶん、支払総額は一括払いよりも高くなってしまいます。
この他、車検費用を分割払いしたい場合には「オートローン」や「おまとめローン」の使用が可能になることもあります。
その場合も、当然金利を負担しなければなりません。
車検費用ってクレジットカード払い可能?現金のみ?
車検費用は、基本点検技術料や整備技術料などが含まれる「車検基本料」と自動車重量税、自賠責保険料、検査手数料から構成される「法定費用」に分かれます。
店舗によっては、このうち車検基本料のみクレジットカード払い可能という場合があります。
ただ全額クレジットカード払いが可能な店舗もありますので、現金の用意が難しかったりポイントを貯めていたりする場合は事前に店舗のほうへ問い合わせてみてください。
なお、そのクレジットカードで2回払いが可能かなども店舗ごとで対応が異なります。
車検費用っていつ払うの?後払い?
車検の仕方によって、代金を支払うタイミングや方法も違ってきます。
ユーザー車検
現金でのみ申請を行うことができます。このため後払いはできませんしクレジットカードも使えません。
ユーザー車検代行業者
業者によって対応が異なる可能性もありますが、基本的には現金での前払いとなります。
車検専門店、カー用品店
全国的に展開している企業であれば運用資金も潤沢なので、車検費用の後払いやクレジットカード払いを受け付けていることも少なくありません。
民間整備工場、ガソリンスタンド
個人経営の店舗ですと、法定費用を前払いとし、車検基本料は後払いというケースが多いです。
ディーラー車検
店舗、あるいは顧客との付き合いの長さによっては後払いやクレジットカード払いが可能です。
このように車検を受ける先々で「いつ払うのか?」「クレジットカードは使えるのか?」というのは変わってきます。
いずれにしても、初めて利用する店舗であれば事前に支払いの方法やタイミングについて問い合わせておくと確実です。
また大手車検専門店などでは公式サイトのQ&Aで支払いについて触れられている場合もあるので、まずはそちらをチェックしてみてもいいですね。
なお、車検費用の銀行振込が可能かどうかも店舗ごとで対応が異なります。
車検費用の目安は?軽自動車と小型車、普通車ではどれぐらい違うの?
車検費用は、車のタイプによってどれくらい変わってくるものなのでしょうか?
以下で、そのシミュレーション結果を紹介します。
車検費用のひとつの目安として参考になさってみてくださいね。
軽自動車
法定費用
重量税(13年未満) 6,600円
自賠責保険料 26,370円
印紙代 1,400円
計 34,370円
小型車(5ナンバー)
法定費用
重量税(13年未満/1,000〜1,500kg) 24,600円
自賠責保険料 25,830円
印紙代 1,300円
計 62,530円
普通車(3ナンバー)
法定費用
重量税(13年未満/1,500〜2,000kg) 32,800円
自賠責保険料 25,830円
印紙代 1,300円
計 70,730円
この法定費用を大きく左右するのが「車両重量」です。
軽自動車と2,500kgの車とでは、5倍近くも金額が変わってきます。
また、13年経過した車は重量税が1.5倍程度になります。
そしてこれら法定費用に加算されるのが「車検基本料」です。
車検基本料に関しては、どこで車検を受けるのかで以下のように変わってきます。
- ユーザー車検 法定費用だけ
- ユーザー車検代行業者 +10,000〜30,000円程度の車検基本料
- 車検専門店、民間整備工場 +25,000〜80,000円程度の車検基本料
- カー用品店、ガソリンスタンド +20,000〜60,000円程度の車検基本料
- ディーラー車検 +40,000〜100,000円程度の車検基本料
これらを参考にしていくと、車検費用の目安もだいたいつかめてくるのではないでしょうか。
車検の場合は、なるべく安く済む条件が適用されたとしても数万円はかかります。
車検を受ける月を前に出費がかさんでいたりすると、その数万円が痛い出費となることもありますよね。
しかも車検を受ける店舗によっては現金払いのみというケースもありますからね。
ただ車を使っていく以上は車検を受けないという選択肢はないですので、車検の時期が近づいてきたら少し家計を見直して余裕を持って費用の捻出を行っておくといいのではないでしょうか。
さて今回は、車検費用の分割やクレジットカードの使用可否、車検費用の目安など、車検に関する情報をたっぷりとお届けしてきました。
何かお役立ていただける情報があれば幸いです。