欲しい車が思っているより高い場合に考えたい事
時間をかけて欲しい車を絞り込んだのに、いざ価格を調べてみると思っているより高くて買えない・・・。
そんな場合には、
● 新車で考えていたけど中古車を検討する
● きっぱり諦めて他の車を一から調べる
● 多少借り入れをしてでも無理して購入する
など、いくつかの選択肢があるものの、自分自身どうしていいか分からないと言う人も多いようです。
そこで今回は「欲しい車が思っているより高かった場合」にどうすべきか?や、それでも購入したい場合の選択肢などをご紹介させて頂きます。
予算オーバーでも欲しい車を買う場合はカーリースも選択肢に!
せっかく欲しい車が見つかっても高くて予算オーバーなので買えない・・・こんな辛いことはありませんよね。
辛いからといって無理に買えば日常生活に支障をきたす可能性も出てくるので「諦める」という選択肢を取る人も多いのではないでしょうか?
でも、頭金を用意しローンを組んで買うという一般的な購入方法から少し考え方を変えて「カーリース」という方法を選択肢に加えると憧れの車は意外と簡単に手に入るかもしれませんよ。
欲しい車が高くて買えない場合に何故カーリースがオススメなのか?
「高い車を買うならカーリース!」と突然カーリースを勧められても利用するのはかなり勇気が必要だと思いますので、まずは「なぜオススメなのか?」の理由からご説明していきます。
あなたの欲しい車が必ず見つかる
カーリースをオススメしたところで、あなたの欲しい車がなければ意味がありませんよね。
でも、この点は心配無用!カーリースの中には全国産車に対応しているところもあります。
ただし、どのカーリース業者も全国産車に対応している訳ではなく、
● 一つのメーカーのみ対応(例:トヨタ車のみ)
● 全てではないが複数のメーカーに対応
● 車種によっては取り扱っていない車もある
としているカーリース業者もあるので要注意です。
取り扱っているメーカーや車種については、ほとんどのカーリース業者が公表しているはずです。
もし、公式サイトに掲載されていない場合は、お問い合わせ窓口などで確認することが出来ます。
『頭金がいらない
車を購入する場合、ほとんどの人が頭金を入れると思います。
なぜ頭金を入れるのかというと、この頭金がなければ、
● 月々の返済額が大きくなる
● 返済期間が長くなり金利が増える
と生活に大きく響いてしまうこともあるからです。
また、たとえ頭金を支払うだけの余裕があったとしても以下のような支払後の不安を理由に頭金を出したがらない方もいらっしゃいます。
● 急遽、家の修理をすることになったらどうしよう
● 家族の車が故障した時の修理費がなくなる
● 冠婚葬祭でお金が必要になったら困る
● もともと貯金がないと不安で仕方ない
実際、急な出費は十分考えられることです。しかし、カーリースとは「車を借りる」ことなので、頭金などを用意する必要はありません。
必要なのは月々のリース料支払いとガソリン代やメンテナンス費用のみ!プランによってはメンテナンス費用すらかからないものまで存在します。
初期費用がかからない
新車などを購入すると車両本体やオプション料金以外に初期費用が必要です。
この費用は購入時の価格に含まれているので意外とノーマークの人も多いようですが、一覧にしてみると結構大きい金額だということが分かると思います。
初期費用の種類 | 費用詳細 |
---|---|
自動車取得税 | 新車取得価格に税率をかけた金額を自動車取得税として納めます。普通車は3%、軽自動車なら2%の税率で課せられる。 |
自動車重量税 | 新車の場合、初回車検までの3年分を納める必要があります。金額は車の重さで決められており、軽自動車なら9,900円、普通車なら12,300〜49,200円です。 |
自動車賠償責任保険(自賠責) | 新車購入なら次回車検までの37か月分を納付。普通自動車は36,780円、軽自動車は35,610円(一部の地域を除く) |
リサイクル料 | 7,000〜18,000円くらい(車種によって異なる) |
検査・登録手続代行費用 | 新車登録に関する手続き(検査登録や車庫証明など)の代行費用。10,000〜30,000円くらい(業者によって異なる) |
希望ナンバー登録(任意) | 最近は好きなナンバーを取得する人が増えているが費用がかかる。2,000〜3,000円くらいが目安。 |
車種によっては合わせて10万円近くになるので無視できない金額だと思いますが、カーリースの場合、このような費用は毎月支払うリース料金に含まれているので全く心配する必要がありません。
頭金もなく初期費用なし、マイカーリースは本当に月々のリース料金支払いだけです。
新車が買える
カーリースでも新車を買うことはできます。買える新車は高いものから比較的安いものまであり、あなたが月々支払える金額や欲しい車種から車を選ぶことも可能です。
もちろん、前項で申し上げた通り、頭金や初期費用は必要ありません。
「欲しい車があるけど高いし頭金がないから・・・」と諦めている人は要チェックです。
維持費のコミコミプランがある
カーリース商品には、様々なプランが用意されています。
例えば、マイカーリースのおトクにマイカー定額カルモくんだと「ゴールドメンテナンスプラン」、「シルバーメンテナンスプラン」というメンテナンスがセットになるプランが用意されています。
≪出典:おトクにマイカー定額カルモくん≫
画像は、おトクにマイカー定額カルモくんというカーリース会社です。
実際におトクにマイカー定額カルモくんのゴールドメンテナンスプランの内容を見てみると、
返却時の現状回復費用補償、車検点検料、法定12ヵ月点検、エンジンオイル交換、オイルフィルター交換、タイヤメンテナンス、エアコンフィルター交換、ワイパーゴム交換工賃、ブレーキオイル交換、ブレーキパッド交換、バッテリー交換工賃、ウォッシャー液補充、クーラント液補充 |
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これだけのメンテナンスが付いてきます。あなたが支払うのはガソリン代、日々の洗車代、高速料金などのみといっても過言ではありません。
しかも各種税金や自賠責等の費用も全て含まれているので、頭金がない人でも新車を買うことが出来てしまいます。
そもそもカーリースを知らない!そんな方は基本とデメリットも知っておく
カーリースを知っている人なら、ここまでの説明である程度の内容やメリットは理解できたと思います。
しかし、全く知らない人がメリット部分だけで判断して利用すると、イメージと異なるので「失敗した」と後悔してしまうかもしれません。
そこで、カーリースを知らない人の為に基本やデメリットをまとめてみました。
そもそもカーリースとは?基本や特徴は?
一言で説明するならば、カーリースとはリース会社が購入した車を契約者に貸し出すという仕組みです。
例えば、あなたの街にもレンタカー屋さんがあると思います。
その会社でレンタカーを借りる時は短期の契約を結び会社が所有している車から選びますよね。
選べる車の台数やサービスの仕組みは異なりますが、イメージ的にはほぼ同じです。
貸し出す車については、カーリースの場合もリース契約を結ぶ契約者が自由に選ぶことができます。
車を選びリース契約を結んだら後は毎月の支払いを実行するだけ、その車に設定されている定額料金を毎月滞ることなく支払っていけば長期間乗り続けることが可能です。
したがって車検証の所有者欄には「リース会社名」、使用者欄には「契約者名」が記載されます。
「借り物か・・・」と思ったかもしれませんが、ディーラーなどでローンを組んだ場合も所有者欄はローン会社やディーラーなどになるので基本的にはローンと同じと言えます。
申し込みや車選びはネットから可能
大手カーリースであれば、全てインターネットから申し込みや車選びを進めることが出来るので面倒な交渉や商談などをする必要はありません。
そして、次のような流れで納車まで進んでいきます。
※手続きの流れや期間は各リース会社で異なります。
先ほど申し上げたように、車を購入するのはリース会社です。
したがって、車の登録や税金支払いなどは全てカーリース会社が負担します。
契約書類はカーリース会社との間で行い、契約が締結されれば後は納車に向けディーラーと調整していくだけです。
走行距離に制限がある
非常に便利で新車すら買えてしまうカーリースですが、利用目的などによってはデメリットに感じる部分もあるので要注意です。
例えば、カーリースには走行距離の制限が設けられています。一般的には月に1,000qもしくは1,500qとなっており、この距離を超えてしまうと契約満了時に超過料金が取られてしまうのです。
契約満了後に「車をもらえる」というサービスを予め利用している人は良いかもしれませんが、返却を前提に契約する人は気を付けておきましょう。
ちなみに、後程ご紹介しますが「車をもらえる」というサービスは全てのカーリース業者が提供している訳ではありません。
残価設定のリスク
一部のカーリースプランでは、残価設定という方法を取っています。
残価設定とは借りた車が契約満了した時の査定価格のことで、リース契約を結ぶ際は残価分を差し引いた金額でリース料金を決めていきます。
当然ながら、この残価金額が大きければ大きいほど月々の支払額は安くなってきます。ただ、残価は契約満了時に全て清算しなければなりません。
残価分をコツコツ貯めていくだけの余裕がない場合、月々の安さだだけで決めてしまうと非常に危険な状態になってしまいます。
中途解約のリスク
リース契約を結ぶと基本的に解約することはできませんが、リース契約後に、全損事故を起こしたり盗難に遭った時はそのまま中途解約になります。
もし、中途解約になると未払いのリース料金や一部の商品に設定されている残価の支払いなど違約金を支払うことになります。
この中途解約はカーリースを利用する上で最大のリスクかもしれません。万が一の備えとして車両保険に入ればリスクはある程度回避できます。
国産車なら選び放題!欲しい車が高い場合にオススメの2つのサービス!
さて、ここまでカーリースの基本や特徴、そしてデメリット部分をご説明してきました。
新車や欲しい車を安く買うならカーリースという方法も選択肢の一つとして考えておいてもよいかもしれませんね。
そこでカーリース会社を2つほどご紹介しますのでチェックしておいてください。
おトクにマイカー定額カルモくん
≪出典:おトクにマイカー定額カルモくん≫
まずご紹介したいのは前項で少し触れた「おトクにマイカー定額カルモくん」です。
おトクにマイカー定額カルモくんをオススメする最大のポイントはやはり「全国産車から選べる」というところです。
≪出典:おトクにマイカー定額カルモくん≫
また、車種によってはリース料金が1万円台からと激安!頭金なし、ボーナス払いなしでも新車を購入することができますし、メンテナンスを含むプランが充実しているのも嬉しいところです。
リースプラン名 | メンテナンス内容 |
---|---|
ゴールドメンテプラン | 法定12ヵ月点検を含む13項目 |
シルバーメンテプラン | 法定12ヵ月点検を含む5項目 |
ホワイトプラン | なし |
車選びや申し込みについては、ネットで進めていくことができます。
ディーラー営業マンとの交渉などもないので気軽に新車選びから楽しめるところもオススメのポイントです。
オリックス自動車と提携しているおトクにマイカー定額カルモくんは、大手の強みや安心も兼ね備えているのでカーリースを初めて利用する人には良いと思います。
オリックスカーリース
≪出典:オリックスカーリース≫
欲しいと思う新車が高いから買えない!という人にはオリックスカーリースもオススメです。
大手カーリース会社のオリックスカーリースは、おトクにマイカー定額カルモくんと同じく全国産車から新車を自由に選ぶことが出来ます。
しかも、各プランが充実しており、「いまのりセブン」、「いまのりナイン」というプランは最終的に車をそのままもらえてしまいます。
新車リースプラン名 | 契約年数 | 契約終了後の選択肢 |
---|---|---|
いまのりくん | 5年 | 延長、返却、乗り換え |
いまのりナイン | 7年 | 乗り換え、返却、車をもらう |
いまのりセブン | 9年 | 乗り換え、返却、車をもらう |
もちろん、ネットによるオンライン見積もりもOK!納車までの流れはおトクにマイカー定額カルモくんとほぼ同じです。
また、オリックス自動車では事故などによる中途解約のリスクを回避できる任意保険(ソニー損保)も紹介しています。
新規インターネット割引などもあるのでカーリースと同時に入るとお得です。
カーリース以外で現実的な選択肢は?
金銭的に欲しい新車が高いから買えない!という時は、毎月定額で新車購入できるカーリースは選択肢に入ると思います。
しかし、そもそもカーリース自体が嫌な人やカーリース以外の選択肢を探している人もいるはずです。
もしカーリース以外で現実的な選択肢があるとすれば、どういった方法があるのでしょうか?
欲しい車が買えないなら他の車種も再度検討する!
「欲しい車があまりにも高くて買えない・・・」ということなら、他の車種で再検討するのも現実的な選択肢の一つです。
最近はエンブレムが違うだけで基本に同じ車というのがたくさん販売されています。
例えば、
● パッソ(トヨタ)とブーン(ダイハツ)
● ピクシス(トヨタ)とミライース(ダイハツ)
こういった車はメーカーは違っても見た目、価格、性能が同じです。
また、同じではなく似ている車を探しても良いと思います。欲しいけど買えない車が1番欲しい車であるなら、2番目もしくは3番目くらいの車を狙っても良いかもしれません。
欲しい車が買えるまで貯金を頑張る!
カーリースを選択肢に入れず欲しい車を買うのであれば、貯金という方法もあります。
コツコツ貯金をして頭金くらい貯めれば月々の支払いを安く出来るのでお目当ての新車を買えるかもしれません。
この方法は、貯める金額と貯める余力が非常に大切になってきます。
貯金する余力がある人にとっては現実的かもしれませんが、収入が少なく別途貯金することが無理な人には非現実的です。
貯金を頑張る際の注意点
貯金に2年、3年と時間がかかってしまうと欲しい車は年式が古くなります。
貯金は一番堅実で現実的な方法だと思いますが、スピードが要求される方法です。
新車が欲しいけど高い!新古車や中古車も検討する!
新車を買うのが金銭的に難しい時は、新古車(試乗車など)や中古車に切り替えても良いかもしれません。
特に新古車はモデルチェンジの時期が近くなると、各ディーラーなどから中古車市場に大量に流れてくる傾向にあります。
こういった時期に新古車を狙ったり、良質な中古車を探すというのも現実的な選択肢だと思います。
新古車や中古車選びの注意点
新古車の場合、見た目がキレイで走行距離は数十キロという車も珍しくはありません。
一見、お得に感じると思いますがカーナビやオーディオ類の付いていない車がほとんどです。どういった装備が付いているのか細かく確認するようにしてください。
また、中古車の場合は走行距離や年式だけでなく「修復歴の有無」も必ず確認しておきましょう。
オススメはしないけどキャッシングなどを利用する!
「50万円程度の頭金を用意したい!」というなら、キャッシングという方法もあります。
キャッシングとは、消費者金融や銀行カードローン、そしてクレジットカードのキャッシング枠のことで一度にまとまったお金を用意することができます。
キャッシングは長期間借りると15〜18%という高い利息を取られてしまいますが、無利息キャンペーンを実施している消費者金融なら30日間(一部の消費者金融では60日間)は無利息でお金を借りることが可能です。
ただし、たとえ50万円といっても貯金がない場合にはわずか30日間で返せるかどうかは疑問です。
正直なところあまりオススメできる方法とは言えないので「どうにもならない時の最終手段」くらいに考えておいていください。
さて今回は「欲しい車が高いから買えない!」という人がどうしたら諦めずに新車を購入できるのかについて詳しくまとめてみました。
当ページで紹介してきたカーリースはいかがだったでしょうか?
「リース」という言葉に抵抗がある人もいると思いますが、諦めずに新車を購入する方法としてはアリだと思います。ですがデメリットがあるのも現実です。
カーリースだけではなく、どんな方法にもデメリットは存在しますから、あなたに適した方法がどれなのか?欲しい車を手に入れる為に真剣に検討してみてください。