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福祉車両の選び方と相場!中古車の価格は?補助金は出る?

福祉車両の選び方と相場!【※中古車の価格は?補助金は出る?】

 

福祉車両と一口に言っても、さまざまなタイプがあります。

 

それゆえ、初めて福祉車両が必要になったときにはその選び方に悩むこともあるかもしれません。

 

また福祉車両を購入するうえでは、以下の様な疑問が出てくることもあります。

 

「福祉車両にはどんな種類があるの?」
「福祉車両を購入する場合、助成金は出る?」
「一般車両を福祉車両に改造することはできる?」

 

今回は、こうした疑問を解消していただける情報や中古の福祉車両についての情報をお届けしていきます。是非、チェックしてみてくださいね。


まず確認しておきたい福祉車両の選び方まとめ!

 

初めての福祉車両には、いろいろとわからないことも多いですよね。

 

そこでこちらでは、福祉車両の選び方のポイントや改造について説明していきます。

 

福祉車両の種類や選び方

福祉車両の種類

 

スロープタイプ

車いすのまま車に乗り降りできるよう、バックドア側にスロープが装備されたタイプです。

 

ご家庭での使用のために購入するケースが多く、中古福祉車両も比較的多く出回っているといいます。

 

またこのタイプには、軽自動車と普通車の両タイプがあります。

 

リフトアップタイプ

手動もしくは電動で助手席や後席が回転し、座席が車外へと降りてきます。

 

座席が固定されているままでは車の乗り降りが困難な場合、このタイプの福祉車両が使われます。

 

またリフトアップタイプには座席が取り外し可能なタイプもあり、そうした車両では座席を車いすとしても使用することができます。

 

運転補助装置付きタイプ

運転補助装置付きタイプの福祉車両では、手動でのアクセル・ブレーキやステアリング操作の補助などが行えます。

 

身体が不自由な方自らが運転する場合、こうしたタイプが選ばれます。

 

またこうしたタイプの中には、車いすのまま運転席へ乗り込める車両もあります。

 

福祉車両の選び方

 

1.ニーズを明確にする
  • 車いすからシートに移りたい。
  • 自分の足で歩くことはできるが、一般車両だとシートへの乗り降りに苦労する。それを解消したい。
  • 車いすのまま運転席に乗り込みたい。
  • 車いす使用者を車いすのまま車両に乗せたい。

 

介護される側・する側それぞれ、福祉車両へのニーズは異なります。

 

そのニーズによって選ぶ福祉車両が変わってくるので、まずはそのニーズを明確にすることが大切です。

 

2.乗員数に合った車選び

福祉車両のベースとなる車は、ミニバンや軽自動車、セダンなどさまざまです。

 

ですから一般車両を選ぶときと同様に、乗員数に合った車を選んでいきましょう。

 

福祉車両のベース車としては、N-BOXやタントなどの軽自動車も人気です。

 

軽自動車の福祉車両であれば200万円以下でも購入可能ですが、ヴォクシーやエスティマなどのミニバンもベース車としては人気があります。

 

ですから福祉車両の価格相場の目安は、150〜500万円程度と非常に幅が広いです。

 

選ぶ車種やグレードによって、大きく異なります。

 

3.装置や乗り心地を確かめる

ニーズに合った機能がついた福祉車両を選んだら、その車に試乗してみましょう。

 

その機能を問題なく使えるか、長時間でも快適に過ごせるか、乗り心地はどうかなどを実際に確かめてみましょう。

 

福祉車両購入時に利用できる助成制度はある?

福祉車両を購入する場合は、以下の様に優遇税制が適用されたり助成制度が利用できたりします。

 

  • 消費税非課税(非課税対象車に関してはメーカーWEBサイトを確認。)
  • 自動車取得税の減免(減免措置は各自治体で異なる。)
  • 自動車税の減免(減免措置は各自治体で異なる。)
  • 自動車購入資金の貸付制度(詳細は各都道府県もしくは各市町村の社会福祉協議会まで。)
  • 自動車購入資金の助成制度(身体障がい者を雇用する事業主への助成制度。詳細は都道府県障害者雇用促進協会もしくはハローワークまで。)

 

この他にもいくつか利用可能な助成制度や貸付制度があります。

 

また、福祉車両を維持・保有していくにあたり利用できる制度も存在します。

 

これら制度については、トヨタの以下のWEBページがわかりやすいです。

手持ちの車両を改造して福祉車両にすることもできる?その場合助成制度は利用できる?

 

上記のように福祉車両を購入、維持するにあたってはさまざまな優遇措置が適用されます。

 

しかしそうは言っても、新たに車を購入するのはタイミング的に難しいこともあります。

 

そのような場合、「今ある車両を改造して福祉車両にできないか?」という考えも浮かんできますが、実際のところそういったことは可能なのでしょうか?

 

福祉車両への改造は可能?

結論からいうと、一般車両を福祉車両へと改造することは可能です。

 

ニーズによっては改造では対応しきれない場合もありえますが、車いすのまま乗り降りするための機能や座席を回転させる機能、運転補助装置はすべて後付けが可能です。

 

福祉車両への改造費用の相場は数万円〜数十万円と、その内容によって大きく異なります。

 

このように福祉車両への改造には、ある程度まとまった費用がかかる場合があります。

 

このため、福祉車両への改造にあたって利用できる助成制度も存在します。

 

制度の名称は「自動車運転免許取得助成事業・改造助成事業」で、これは身体障がい者の就労などに伴い車を福祉車両へと改造する場合、その費用の一部を助成する制度です。(所得制限あり)

 

助成制度の詳細は、各市町村の福祉担当窓口までお問い合わせください。

 

中古の福祉車両を買うのもアリ!

一般車両と同様、福祉車両にも中古車があります。

 

改造の内容によっては数十万円の費用がかかりますので、最初から中古の福祉車両を買ったほうが安上がりな場合もあります。

 

実際にカーセンサーで中古の福祉車両を検索してみますと、支払総額10万円台という格安福祉車両もヒットしました。

 

そういった車は走行距離10万kmオーバーだったり修復歴があったりと条件は良くありませんが、長期間の使用を想定していないのであればこういった車も選択肢のひとつになりえます。

 

福祉車両は買取で不利になる?

福祉車両は、一般的な買取業者でも買い取ってもらうことができます。

 

ですが中には「福祉車両は改造車だから」とろくに査定もせず、安く買い叩く業者もあるようです。

 

そういった懸念がある場合は、福祉車両の買取を専門とする業者に査定を依頼してみるのがおすすめです。

 

福祉車両を専門に扱う業者は買い取った福祉車両を自社販売しているため、高く買い取ることが可能になります。

 

一般的な買取業者ですと買い取った福祉車両はオートオークションに出品しますが、オートオークションでの福祉車両のニーズは高くないため、買取相場も上がっていかないのです。

 

ただ最近は、「新車よりも早く手に入れられる」「価格が安い」という理由から中古福祉車両へのニーズも高まりつつありますので、こうした状況も次第に変化していくかもしれません。

 

さて今回は、福祉車両の選び方や助成制度、改造など、福祉車両に関する情報をたっぷりとお届けしてきました。

 

何か参考にしていただける情報があれば幸いです。