廃車を引き取り業者に頼む際の流れや費用、ポイント
車を廃車にするには、様々な手続きや書類、引き取ってもらう業者の手配などが必要となります。
今回当ページでは以下について詳しくご紹介していきます。
● 廃車引取り業者の手配にかかる費用
● 廃車引取り業者の探し方
● 引取り業者へ車を渡す際に必要な書類と流れ
● 費用もかけずに廃車を引き取ってもらう方法
もし今現在自分の車を引取りに来てもらおうと思っているなら、是非参考にしてもらえればと思います。
引取り業者に廃車を依頼すると費用はかかるの?
車を廃車にしようと考えた時、気になるのがその廃車にかかる費用です。
廃車にする車が、事故や故障で動かなくなった車や、車検がすでに切れていて走る事が出来ない車だと、自分で動かす事は出来ません。
その場合はレッカー車も必要になってくるため、「廃車費用も高く付くのでは・・・」と不安に思う方も多いようです。
廃車を引取業者に依頼した場合、一般的にどれくらいの費用が必要になってくるのでしょうか。
不動車、事故車はレッカー代がかかる?引取り料金がかかるケース
廃車にしようと考えている車が自分で運転して走らせる事が出来ない場合、業者に引き取りに来てもらう必要があり、その場合はレッカー代として費用が余分にかかってしまう可能性もあります。
その費用は、依頼する業者や移動距離などによっても異なりますが、およそ1万円程度が目安です。
車が動かないケースとしては、
● 事故で壊れたまま修理していない
● 故障で動かなくなってしまった
● 車検が切れていて公道を走れない
● 長期間放置していてバッテリーが上がっている
など色々な理由があると思いますが、同じ不動車でも無料で引き取りしてもらえる場合と、そうでない場合があります。
廃車買取店のビッグエイトでの「不動車の移動料金」を参考に、無料になるケースと有料になるケースを以下の表にまとめてみました。
不動車でも作業料金が無料のケース
無料になるケース | 詳細 |
---|---|
バッテリー上がり |
・業者が用意したバッテリーでエンジンがかかる場合。 |
積載車と不動車が一直線に並ぶ | ・積載車のワイヤーの長さに限りがあるため、不動車のすぐ前に積載車を止める必要がある。 |
積載車と不動車の間に充分な作業スペースがある |
・積載車と不動車が一直線に並ばなくても、充分なスペースがあり隣の車との間隔が1m程度あれば別途料金は不要。 |
車を手で押せる | ・「地面がコンクリートやアスファルト、タイヤの空気が抜けない、男性が1名以上いる、移動距離は10m以内、車両重量1500s以下、ハンドルが左右に動く、シフトロックが解除されている、車両の未使用期間が1年以内」であれば手で押す事が可能。 |
JAFを利用する |
・会員の場合は15kmまでだと移動料金は無料。 |
修理屋さん・レッカー屋さんに車が止まっている | ・フォークリフト等、車を積載車に乗せる設備が整っている所もある。 |
不動車で作業料金が必要なケース
有料になるケース | 詳細 |
---|---|
駐車場で充分な作業スペースがとれない | ・不動車の前に充分な作業スペースがなく、隣の車との間隔も狭い。 |
道幅が狭く車の所まで積載車が入っていけない | ・駐車場は広くても途中までの道が狭い。 |
立体駐車場や地下駐車場の中に車がある |
・駐車場の高さ制限が2.2m以下の場合、車を積載車に積んだ状態で2.2m以下にする必要がある。 |
駐車場が道路に面している |
・車を積載車に乗せる作業は道路上で行う事になり、対向車がすれ違うには4m以上の道幅が必要。 |
鍵がない | ・車の鍵がない場合、窓ガラスを割って内側からドアを開けハンドルロックを解除するため、別途5,000円の費用が必要。 |
タイヤがない・ハンドル、タイヤが動かない | ・台車をかまして車を移動するため移動料金が必要。(費用5,000円〜) |
車の中に大量のごみがある | ・45Lのごみ袋で1〜2袋程度なら処分料金はかからないが、それ以上の場合は別途料金が発生する。 |
このように車の状態によって、引き取りが有料になるか無料になるかは変わってくるようですが、不動車や事故車の引き取りには、料金が発生する事もあるようですね。
ただ、こちらは廃車買取業者のビッグエイトでの移動料金ですので、車を引き取ってもらう業者によっても違ってきます。
業者によっては、レッカー無料サービスを行っている場合もあるようです。
基本は無料?業者によっては引取りだけなら費用はかからない?
前述したように、不動車や事故車である場合は引き取り料やレッカー代がかかる可能性もありますが、基本的には車を廃車する時の引き取り料は無料である事が多いです。
車を廃車にするために引き取りをしてもらう場合、
● 廃車買取業者
● スクラップ業者・解体業者
● 街の中古車屋
● 車買取専門店
● ディーラー・中古車販売店
などに依頼する方法があります。
それぞれの業者の引き取り料について、調査した結果を以下にまとめてみました。
業者 | 引き取り料 |
---|---|
廃車買取業者 | 無料で引き取りしてくれる業者がほとんど |
スクラップ業者・解体業者 | 無料の場合が多いが業者によって異なる |
街の中古車屋 | お店によって異なる |
車買取専門店 |
無料で引き取りしてくれる業者もある |
ディーラー・中古車販売店 |
無料でしてくれる場合もある |
このように、いずれの業者も店舗によって違いがあるようですが、廃車専門の業者ではレッカー費用も無料のところが多くありました。
引き取り費用がかかる場合の金額もさまざまで、3,000円〜5,000円という金額が多く見られましたが、距離や車の状況によってはプラス料金が発生する場合もあるようです。
≪出典:車の買取&廃車屋さん≫
上記の業者以外では、ガソリンスタンドのコスモ石油でも不要車の引き取り業務を行っているようです。
≪出典:コスモ石油販売株式会社 大阪カンパニー≫
≪出典:コスモ石油販売株式会社 大阪カンパニー≫
こちらのコスモ石油では、不要車を持込みした場合は軽自動車5,000円・普通車10,000円で買取してくれるようですが、自走出来ない車に関しては5,000円の費用がかかるようです。
廃車引取り業者の探し方と手配の仕方
廃車するとなると、先程ご紹介したような引き取りをしてくれる業者を探して依頼しなければいけません。
ですが、「どこに依頼すればいいの?」「どうやって探せばいいのか分からない・・・」という人も多いのではないでしょうか?
まずは、廃車引き取り業者の探し方について、簡単な方法をご紹介します。
一番簡単なのはネットで検索する方法
一番手っ取り早く簡単に探す事が出来るのは、パソコンやスマートフォンまどネットで検索するという方法です。
検索方法としては、≪廃車 引き取り≫だけでもじゅうぶん色々な業者が検索できますが、自分の住んでいる地域で探したい場合は、
● ≪廃車 引き取り 地域≫
● ≪廃車 レッカーサービス 地域≫
● ≪車 引き取り業者 地域≫
などで検索すると、地域周辺で対応可能な引き取り業者を探す事が出来ます。
他にも、インターネット電話帳サービスの「iタウンページ」でも住んでいる地域の引き取り業者を検索する事が出来ます。
≪出典:iタウンページ≫
「検索」のところに≪地域 廃車 引き取り≫を入力する、もしくはジャンルから≪自動車→業種(レッカー)→レッカー車サービス→住所≫からでも検索する事が出来ます。
タウンページなど、アナログな探し方も
もちろんネット検索でなくても、家にあるタウンページなどで検索する事も出来ます。
また、近くの中古車屋さんや解体屋、街で見かけた車屋さんに直接電話して問い合わせてみるという方法もあります。
車を購入したディーラーや中古車販売店に相談してみるというのも一つの方法です。
付き合いのあるディーラーや良心的な販売店なら、無料で引き受けてくれるかもしれませんよ。
他にも、周りに廃車した人がいる場合は、どこでどのようにして廃車してもらったのかを聞いて、同じ業者を紹介してもらうという方法なら、安心して依頼する事が出来るかもしれません。
引き取り業者を探す方法も、依頼出来る業者もたくさんありますが、出来る限り費用がかからないところで廃車する方法を選びたいものですね。
引取り業者へ車を渡す際に必要な書類と流れ
廃車を依頼するところが決まったら、次は手続きに必要な書類の準備をしましょう。
自分で廃車の手続きをする事も出来ますが、平日に時間が作れない方や、手間をかけたくないという方は、業者に廃車手続きの代行を依頼するという方法もあります。
自分で手続きする場合と、業者に代行してもらう場合、それぞれに必要な書類と手続きの流れについてご説明します。
自分で廃車手続きをする場合に必要な書類
自分で廃車(永久抹消登録)の手続きをする場合は、事前に以下の書類を準備しておく必要があります。
普通車の廃車に必要な書類と費用
必要な書類 | 入手場所 | 費用 |
---|---|---|
印鑑証明書 |
市町村役場 | 200円〜400円程度 |
車検証 |
自宅or車内
(ダッシュボードなど) |
無料 |
ナンバープレート2枚
(解体の際に外してもらって受け取る) |
車 | 無料 |
手数料納付書 |
運輸支局または管轄の陸運局 | 500円分の印紙を貼付 |
永久抹消登録申請書 |
運輸支局または管轄の陸運局 | 100円程度 |
自動車税・自動車取得税申告書 |
運輸支局または管轄の陸運局 | 200円程度 |
「移動報告番号」と「解体報告記録」がなされた日のメモ | 解体処理を依頼した業者 | 無料 |
※車検証と住所や氏名が違っている場合は、住民票・戸籍謄本などが必要になります。
軽自動車の廃車に必要な書類と費用
必要な書類 | 入手場所 | 費用 |
---|---|---|
認印 |
自宅 | 無料 |
車検証 |
自宅or車内 |
無料 |
ナンバープレート2枚 |
車 |
無料 |
使用済自動車引取証明書 | 解体処理を依頼した業者 | 無料 |
解体届出書 | 軽自動車検査協会の窓口 | 無料 |
※車検証と住所や氏名が違っている場合は、住民票・戸籍謄本などが必要になります。
続いて廃車の手続きですが、普通自動車は運輸支局または管轄の陸運局、軽自動車は軽自動車検査協会での手続きが必要です。
廃車の手続きの流れ
普通自動車の場合
- スクラップ工場や解体業者に車体の処分を依頼する
- 車体の処分が完了すれば「解体報告記録がなされた日のメモ書き」を受け取る
- 運輸支局または管轄の陸運局で必要な書類を提出し手続きをする
↓
↓
軽自動車の場合
- スクラップ工場や解体業者に車体の処分を依頼する
- 車体の処分が完了すれば「使用済自動車引取証明書」を受け取る
- 軽自動車検査協会で必要な書類を提出し手続きをする
↓
↓
自分で廃車の手続きをする場合は、まずはスクラップ工場や解体業者などで車体の処分を完了させてから、手続きを行うという流れになます。
自分で廃車の手続きをすれば、最低限の費用に抑える事ができます。
しかし、自分で業者を探し車の処分をしてもらい、それから必要な書類を揃えて手続きに行くというように、かなりの手間と時間はかかってしまいます。
業者に廃車手続きもお願いする場合は?
続いて、廃車の手続きを業者に依頼する場合の、必要書類や廃車の流れについてご説明します。
業者に依頼する場合に必要な書類
必要な書類 | 入手場所 | 費用 |
---|---|---|
印鑑証明書 |
市町村役場 | 200円〜400円程度 |
車検証 |
自宅or車内 |
無料 |
委任状 | ネットからダウンロード可能 | 無料 |
譲渡証明書 | ネットからダウンロード可能 | 無料 |
実印 | 自宅 | 無料 |
身分証明書 |
自宅 | 無料 |
自賠責保険証 |
自宅or車内 |
無料 |
リサイクル券 |
自宅or車内 |
無料 |
※車検証と住所や氏名が違っている場合は、住民票・戸籍謄本などが必要になります。
業者に依頼する場合の流れ
- 廃車を依頼する業者を決める
- 車の引き取り方法を相談する
- 必要な書類を提出する
- 業者が廃車手続きを代行
- 抹消登録証明書を受け取る
↓
(※自分で持込み可能なら費用を抑える事が出来ます)
↓
↓
↓
依頼した業者から抹消登録証明書を受け取れば、廃車は完了という事になります。
廃車の引き取りから手続きの代行を依頼する業者を探して、書類さえ揃えればあとは業者に任せておくだけで簡単に廃車は完了します。
ただ、業者によって廃車の手続き費用や、車の引き取り費用が必要な場合もあります。
費用は業者によって異なるので、はっきりとした金額はわかりませんが、レッカー代なども含めると数万円の費用がかかる事もあるようです。
また、廃車費用としてはあまりかからない場合でも、本当は受け取れる税金の還付(廃車した場合に戻ってくる自動車税など)が手数料と相殺されて、戻らないというケースもあります。
なので、業者に廃車の手続きも代行してもらう場合は、引き取り料・廃車手数料がどれくらいかかるのか?税金の還付はどうなるのか?を、事前に確認してから依頼するようにした方が良いでしょう。
費用もかけずに廃車を引き取ってもらう方法
廃車を依頼する引き取り業者はたくさんありますが、その費用は業者によってさまざまです。
しかし廃車買取専門業者なら、車の引き取りから廃車のあらゆる手続きまで、すべて無料で行ってくれる業者がほとんどです。
さらに廃車費用0円どころか、数万円で買い取ってもらえる可能性だってあるんです!
廃車買取専門業者なら基本は無料!還付金が貰える事も!
廃車の手続きを業者に依頼する場合は廃車手数料、不動車や事故車の引き取りにはレッカー代が必要になる場合もある事はお伝えしてきましたが、廃車買取専門業者ならそのすべての費用を負担してくれます。
≪出典:廃車ラボ≫
不動車や事故車、過走行車や古くてボロボロの車など、どんな車でも廃車費用無料で引き取りしてくれ、車の状態によっては買取価格が付く場合もあります。
つまり、どんな車でも0円以上で廃車が出来てしまうという訳です。
廃車買取専門業者なら税金の還付も受け取れる!
基本的に廃車の手続きが完了すれば、車検の残存期間や廃車する時期によって、税金の還付を受ける事が出来ます。
還付を受ける事が出来る税金は、
● 自動車税(軽自動車は対象外)
● 自動車重量税
● 自賠責保険
などがあります。
自動車税は毎年一年分をまとめて支払い、重量税も車検の際にまとめて支払っていますよね。
その年度の途中で廃車にした場合は、残りの月数分、車検の残存期間分の税金が還ってくる仕組みになっています。
自賠責保険も車検が残っている場合はその残存期間分が同じように戻ってきます。
ですから、期間が多く残っている状態で廃車した場合は結構な金額になる場合もあるんです。
しかし廃車を依頼する業者によって、税金の還付は手数料と相殺されて受け取れない場合があったり、中には説明もなくそのまま業者の利益として取られてしまっているケースもあります。
ですが廃車買取専門業者なら、税金の還付金も確実に受け取る事が出来ます。
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≪出典:廃車ラボ≫
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≪出典:廃車ラボ≫
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今回は、廃車を引き取り業者に依頼する際の流れや、必要な費用・書類などについてご紹介させていただきました。
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