車購入時の頭金はいつ払う?クレジットカードでも支払える?
車を購入する際の初期費用として必要になるローンの頭金。
頭金をいつ、どのように支払うのかは、良く分かっていないという方も多いのではないでしょうか。
● 車購入時の頭金はいつ払えばいいんだろう?
● 車を買う時の頭金は契約時にすぐに支払うもの?
● 頭金はクレジットカードで支払うことはできるのかな
頭金の支払タイミングや支払方法を知りたい方は、是非参考にして頂ければと思います。
車の頭金の支払うタイミングと支払方法!
「ローンの利息を減らす為」、「毎月の支払いを減らす為」など、様々な理由で支払う車の頭金。
用意が出来ているかどうかは別として、支払うタイミングで悩む人も多いようですね。
では、さっそく車の頭金を支払うタイミングや支払い方法について説明していきますので、「車購入時の頭金はいつ支払う?」という疑問を解決しましょう。
車の頭金を支払うタイミング
あなただったらどういったタイミングで頭金を支払いたいですか?早めに支払っておきたいという人もいれば、車を見てから支払いたいと考える人もいると思います。
そんな車の頭金支払いには以下のようにいくつかのタイミングがあります。
● パターン1.契約成立前に頭金を入金(納車前に支払い)
● パターン2.納車日が決まってから納車されるまでに支払い
● パターン3.納車日に支払い
そこで、この3つのパターンをもう少し詳しくご説明していきます。車購入時の頭金はいつ支払うのか?という疑問の検討材料にしてください。
パターン1.頭金を入金後に契約成立(納車前に支払い)
本契約を交わす前に入金するというパターンです。
全てのディーラーが同じような形を取っている訳ではありませんが、比較的多いパターンかもしれません。
特に多いのが2段階で支払う方法です。まずは手付金として頭金の一部を少し支払います。
その後、納車前に設定した頭金の残金全てを支払えば頭金の支払いは完了です。
支払金額に関しては特に決まっている訳ではありません。
「今現在、払える金額」とするケースがほとんどですが、念のため、どういった方法や金額が良いのかをディーラーに聞いておきましょう。
パターン2.納車日が決まってから納車されるまでに支払い
パターン1と若干似ているところがありますが、こちらの場合、契約前ではなく契約後、そして納車日が決まってからです。
つまり、契約が済んで具体的な納車日が決まった段階での支払いです。
例えば当サイトスタッフが新車購入した時は次のような流れで頭金を支払いました。
自動車メーカーが繁忙期に入り納車までに最大2ヵ月かかる可能性があったので担当営業マンと相談した上、このような流れで支払っています。
また、ディーラーが持っている振込用紙を使えば振込手数料がかかりません。
全てのディーラーが実施してくれる訳ではないので事前に確認しておく必要があります。
パターン3.納車日に支払い
実際に車が手元に来る納車日に頭金を支払います。
頭金支払い方法の中では一番メジャーな方法で、頭金支払い後に車を引き渡します。
パターン2のように手付金を事前に支払ってからという形もありますし、頭金全てを納車日に払うというケースも存在します。
「実際に車を見ないと支払うのはちょっと・・・」という考えの人にはベストな支払いタイミングだと思います。
ちなみに納車日はディーラー側も購入者側も大安などの日の良い時を選ぶのが一般的です。
もし、この方法を用いるなら購入契約を交わす前に可能かどうかを確認しておきましょう。
こういったパターンが一般的な頭金を支払うタイミングですが、車両本体価格によっては頭金だけでも100万円かそれ以上になることもあります。
そのような大金を、現物を見る前に支払うことには抵抗があるかもしれません。
もしパターン1やパターン2だと不安という場合は、事前に頭金を支払うタイミングについてディーラーや販売店に確認しておくといいのではないでしょうか。
車の頭金の支払い方法
車の頭金の支払い方法には、「現金手渡し」、「振り込み」、「クレジットカード払い」といった以下の様な3つの選択肢があります。
各ディーラーが用意している支払方法から選択することになると思いますが、あなたの現状に合わない方法は日常生活を圧迫してしまうので注意が必要です。
現金手渡し
銀行などで必要な金額を用意し、直接現金で頭金を支払います。
用意した頭金は一般的に店舗(ディーラーや販売店など)で支払います。金額が大きい時はおそらく銀行から出金すると思います。
出金依頼した金額と実際の出金額が違うということは普通に考えればあり得ませんが、念のため、あなた自身も金額の確認をしておいてください。
頭金を支払った後は、支払証明にあたる領収書も必ずもらうようにしましょう。
一番確かな方法である反面、一瞬でも現金を持ち歩くことになるのであまり金額が大きいとちょっと不安に感じる方法かもしれません。
振り込み
指定された口座に振り込みます。前項でご説明しましたが、ディーラーの中には専用の振込用紙(振込依頼書)を持っているところもあり、その用紙を使えば手数料なしで簡単に振り込むことができます。
ちなみに当サイトスタッフの場合は、3つの銀行で使える振込用紙と郵便局用の振込用紙から選んでいました。
対応可能な銀行は限定されるものの、購入者がディーラー指定金融機関に口座を持っている時は非常に便利ですし、現金を持ち歩くこともないので安心です。
ただし、全てのディーラーが手数料を負担してくれるかどうかは疑問!詳細は必ずディーラーで確認してください。
クレジットカード
スピーディに支払いができ、尚且つポイントまで付いてきます。しかも車の頭金ともなれば支払額は比較的高額、付加されるポイントもいつもより大きいと思います。
ちなみに下の画像は人気の楽天カードの一つであるゴールドカードです。
≪出典:楽天カード≫
また、今お持ちのクレジットカードではなく、トヨタの「TOYOTA TS CUBIC CARD」や日産の「NISSAN CARD」などディーラーで入会できるクレジットカードを使用すれば更なる特典も期待できます。
カード名 | NISMO CARD(レギュラー) | |
---|---|---|
カード会社名 | 日産フィナンシャルサービス | |
年会費 | 1,250円(初年度無料) | |
リボ払い | 可 | |
主な特典 | 日産ポイント付加、24時間カーレスキュー、各種割引等 |
≪出典:日産フィナンシャルサービス≫
こういった自動車関連のクレジットカードは営業マンが商談時に勧めてくると思います。
自動車関連とはいえ、クレジットカードに対応しているところであれば自動車関連以外でも問題なく使用できるので、あなたにとって有益になるようであれば検討しても良いかもしれません。
ディーラーや販売店によって対応している支払方法は異なります。
クレジットカードが使えればポイントがたくさん貯まってお客側としては嬉しいですが、お店側からすると手数料の関係もあるので、カード払いを受け付けていないこともあります。
また振り込みの場合は、当サイトスタッフが使用したような専用振込用紙がなければ振り込み手数料をどちらが負担するのかもお店ごとで異なります。
このように、頭金の支払い方法への対応にはお店ごとでの違いが出るので、この点についても事前に確かめておくと安心です。
クレジットカードの注意事項
クレジットカードを使用した場合、頭金とした分の引き落としは後日実行されます。
引き落ちし日は金融機関ごとに違いますが、締め日に近い時期に購入した時は1ヶ月後引き落としというケースも珍しくはありません。
その間にお金を使ってしまい、引き落とし日に不足していると残高不足による遅延と判断されてしまうので注意が必要です。
クレジットカードを使用した際は、必ず支払日前日までにお金を準備するようにしましょう。
納車までの流れ
次に、納車までの流れを見ていきたいと思います。
商談から納車までどのように進むのか?は店舗や購入者の希望等によって異なりますので、ご紹介するのはあくまで一例として見て頂ければと思います。
まず、訪れたディーラーで見積もりをもらいます。既に車もディーラーも「ここ!」と決めているなら1店舗分、複数見積もりを比較したいなら数店舗分の見積もりを集めましょう。
集めたら価格交渉に入ります。下の図の2を見てください。
見積書を出してもらうと、その後にだいたい営業電話がかかってきます。
それから再来店し、値引き交渉を行いましょう。
値引き交渉はスムーズに進むとは限りません。有効と思える値引術を駆使して最大限に値引を引き出して下さい。
この交渉がだいたい6月上旬から下旬、次に最終値引き交渉と契約の段階に突入です。
7月に入ると最終値引き交渉とローンの仮審査、それが終われば契約に入りますので、最後の一押し(値引き)をお願いするタイミングです。
契約後はディーラーによってはこの段階で頭金の支払いを行い、楽しみにしている納車日を待ちます。
納車までの期間はどれくらい?
今回は7月中の納車を例にしています。基本的には1ヵ月から1ヵ月半で納車できると思いますが、自動車メーカーの状況や車種によって所要期間は異なってきます。
例えば下の画像はトヨタの公式サイト内にあるページです。
≪出典:トヨタ≫
※上記期間と流れはパッソの場合です
トヨタの公式サイト内では、車種ごとの納車までの流れや目安が掲載されていました。
新車の納期は、商談している時期からではなく正式な発注、つまり「車購入の正式決定」後から1ヵ月、もしくは1ヵ月半になるので注意してください。
なお人気の高い車種だと生産が追いつかず、納車まで数ヶ月程度を要することもあります。
人気車種を購入予定で「○月までに車が欲しい」という強い希望があれば、前倒しで行動を開始していってもいいかもしれませんね。
頭金の支払うタイミングは納車前、もしくは納車日がほとんどです。ある程度納車までの期間を把握しておけば頭金と支払う為の心の準備ができると思います。
車購入時、頭金が用意できない!そんな人が知っておくべき3つのポイント♪
今現在車の購入を検討している人の中にも、貯金があまりなくて頭金が入れられない人もいれば、他にも現金が必要になるかも知れないから置いときたいと言う人もいるかと思います。
そんな人にオススメの3つのポイントをご紹介させて頂きます。
1.クレジットカードで頭金を払う!
こちらは以前に「中古車の購入、クレジットカード払いはOK?【※デメリットは?】」でも紹介させて頂きましたが、中古車でも新車でも頭金程度ならクレジットカード払いに対応してくれる所もあります。
車体全額をクレジットカードで支払うとなると、輸入車しか対応していないと言う事が以前の調査で分かったのですが、店舗によっては30万円程までなら対応してくれる所もあります。
30万円のショッピング枠であれば既に持っているクレジットカードで対応できる可能性もありますし、クレジットカード払いにしてリボ払いに変更すれば月々の支払額は少なくなる場合もあります。
2.カードローンで現金を用意する!
大手銀行が運営するカードローンなら利率もそれほど高くありませんし、大手消費者金融であれば利息制限法をしっかり順守しています。
こういったカードローン商品は車の頭金以外にも利用する事が出来るのでオススメです。
カードローンはあまり知られていない会社の場合、利率が高かったり、おかしな業者も存在するので、作るのであれば以下の信頼できる会社の商品が良いかと思います。
私もSMBCモビットとプロミスは利用していましたが、計画的な返済により今は完済しております(笑)
カードローン | 運営会社 | 借入利率 | 借り入れ限度額 |
---|---|---|---|
オリックス銀行カードローン | オリックス銀行株式会社 | 年1.7%〜17.8% | 最高800万円 |
SMBCモビット | 株式会社SMBCモビット | 年3.0%〜18.0% | 最高800万円 |
プロミス | SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 | 年4.5%〜17.8% | 最高500万円 |
プロミスレディースキャッシング | SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 | 年4.5%〜17.8% | 最高500万円 |
アイフル | アイフル株式会社 | 年3.0〜18.0% | 最高800万円 |
アコム | アコム株式会社 | 年3.0〜18.0% | 最高800万円 |
レイク | 株式会社新生銀行 | 年4.5〜18.0% | 最高500万円 |
※借入利率は令和元年10月19日時点のものです
各社の最低借入利率は、一定の条件を満たした場合のみなので基本的には上限付近の利率が適用されると思ってください。
カードローン商品(消費者金融)の中には、無利息キャンペーンを実施しているところもあります。
無利息キャンペーンは30日以内というルールにしているところが多いので30日以内にボーナスなどが入る予定のある方はすぐ返済できるので、お得にお金を借りる事ができます。
3.乗り換えで車を購入するなら買い取りに出す!
もし今現在乗っている車があるのであれば、車を購入する販売店に下取りに出すのではなく、必ず買い取り業者に出すようにしてください。
ディーラーや中古車販売店に下取りしてもらうより、車買取一括査定サービスを利用して買い取りに出す方が、確実に高く車を売る事が出来ます。
この売った金額を次の車の頭金にあてるのは非常にオススメです。
当サイトで一番申し込みが多いユーカーパックでは、以下の様に買取査定と下取りの比較を公開していますが、定番人気の車であったり、中古車相場が高い車であれば驚く程高く売れるケースもあります。
今回は「車購入時の頭金はいつ支払う?」をテーマに詳しくまとめてみました。
新車購入時の頭金に関しては、最初に入れておく方が後は楽になりますが、もし用意出来ないのであれば審査次第でフルローンを組む事も出来ますしあまり固執しなくても良いかもしれません。
ただ、契約時には頭金もそうですが、ローンを組む事となる為、利率は高くないか?毎月払っていけるか?と言う点は、車の維持費も含めてしっかりとシミュレーションしてから契約するようにしてくださいね。
※頭金を用意出来ない場合は、車の売却で捻出してみるのも賢い買い替え方です♪
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