ディーラー以外でも新車が買える!
「新車=ディーラー」と感じる方も多いようですが、中には
● ディーラーに行くのが面倒
● ディーラー営業マンとのやりとりや交渉が面倒
● そもそも欲しい車のディーラーが近くにない
● 仕事が忙しくてディーラーに何度も足を運べない
という人も少なくありません。
そこで今回は、ディーラー以外で新車を買う方法や注意点、結果的に安く新車を購入する事は可能か?についてまとめてみました。
新車が買えるディーラー以外の3つの販売店とメリット・デメリット
「新車=ディーラー」というのが当たり前になっていることは確かだと思いますが、実際には新車はディーラーでしか買えないという訳ではありません。
メリットとデメリットがあるものの、ディーラー以外でも新車を買う方法は存在するのです。
0.まずはディーラーで新車を買うメリット、デメリット
一般的にディーラーとは、特定のメーカーのみ取り扱っている販売店(特約店)のことを言います。
したがって、どのディーラーに行っても同じ系列であれば取り扱っている車やサービスの質はほぼ同じです。
実際、どのようなメリットとデメリットがあるのかというと、
メリット
● 修理、交換等で使う部品は純正部品
● ショールームで展示車両が見れたり、試乗することもできる
● ディーラーというだけで安心感がある
● ディーラーの保証が受けられる
● 営業マンが親切丁寧に接客してくれる
デメリット
● 取り扱っているブランドが限られている
● ディーラーローンの金利が高い
● 購入時の値引き率が低いことが多い
● 商談が面倒な時もある
新車販売に特化しているだけあってどちらかといえばメリット部分の方が多いような気がします。
特に新車購入時のディーラー保証は嬉しいですよね。
万が一、不具合があったとしても保証期間内なら無料で対応してくれるので安心して車に乗ることができます。
1.意外に知らない人も多い?街の中古車販売店のメリット、デメリット
あなたの街にも数軒、多ければ数十軒はあると思います。
中古車を仕入れて売るということを生業としている訳ですが、そんな街の中古車販売店でも新車が買えることはご存知でしたか?
本当に街の中古車販売店で新車が買えるの?
そもそも新車はメーカーが作り正規ディーラーが仕入れて販売しています。
したがって、街の中古車販売店を含め他の店舗がメーカーから直接仕入れて販売することはできませんが、ディーラーから街の中古車販売店が仕入れることで新車販売を可能にしています。
ですが、
こういった流れで仕入れていきますので、中古車販売店の利益は必然的に減る構造になってしまいます。
そして利益が減る構造は、結果的に新車値引きやメンテナンス、更にはお得なキャンペーンの有無にも響く可能性があります。
メリット
街の中古車販売店には「親切丁寧で話しやすい!」というイメージありますよね。
確かにディーラーの様なお堅いイメージはありませんし、故障などをしても融通が利くところが大きなメリットになっていると思います。
その他にも、
● メーカー種類が豊富で取り寄せも可能
● 高額で買取りしてくれる可能性がある
● 顔なじみになれば修理や点検などを安くしてくれることもある
● 純正以外の部品取り付けにも対応している
● ローン金利はディーラーより安いことも多い
このように多くのメリットがあります。
扱っているメーカーも豊富ですから、まだどの車を購入するのかが決まってないという人には最適ではないでしょうか?
ですが、新車を専門的に扱っているディーラーでない以上、値引きやサービスの質に問題が出てくることもあります。
デメリット
前項でご説明したように、ディーラーと同じような値引きやサービスには期待できません。
独自のサービスはあると思いますが、全国に点在する正規ディーラーと比べると質は低くなる傾向にあります。
● 値引きはあまり期待できない
● ディーラーのようなきめ細やかなサービスは期待できない
● アフターサービスは店舗ごとに異なる
● 展示車がない
● ディーラーほど専門知識を持っていないことがある
このように新車ディーラーと比べるとデメリットが多いように感じますが、ローン金利が安かったり、身近な店舗だからこそのサービスには魅力もあるのは確かです。
特に故障などが発生した場合、ディーラーだと休業日は対応してくれませんが街の中古車販売店であれば臨時に営業してくれることもあるので、知り合いになっておくと便利な一面はあるでしょう。
修理・整備工場でも新車は買える?
街中を車で走っていると「DAIHATSU」や「SUZUKI」などディーラーの看板をあげた修理工場や整備工場を見かけませんか?
こういった店舗は一般的に業販店と呼ばれており、車の修理点検をする傍ら新車販売も行っています。
修理・整備などを行う業販店は、ディーラー系中古車販売店と同じようなルートで仕入れるのでディーラーと全く同じサービスは期待できませんが、地域密着型が多いことから小回りの利くサービスには大いに期待できます。
≪出典:フジサンオート≫
例えば、画像でご紹介しているフジサンオートなどは複数のメーカーから車を選べます。
普通は、トヨタならトヨタディーラー、日産なら日産ディーラーに行きそれぞれ見積もりを取らないといけません。
しかし、こういった車屋さんであれば、一つの店舗で複数メーカーの見積もりをゲットできます。
ただし、ディーラーより安く買えるとは限りません。1台でも売ろうと価格を下げてくると思いますが、結局ディーラーからの仕入れるので業販価格次第になってしまいます。
2.例を出して紹介!ディーラー系中古車販売店のメリット、デメリット
ホンダであれば「ホンダオートテラス」、日産なら「NISSAN UCARS」の看板がある販売店のことを一般的にディーラー系中古車販売店と呼びます。
メーカーと特約契約を結んでいるので取り扱っている新車は契約しているメーカーのものがほとんどですが、実際には他のメーカー車も販売することが可能です。
ディーラー系という安心感がある
ディーラー系なので購入、修理、メンテナンス、保証など全ての面で安心感はあると思いますし、ここが最大のメリットになると思います。
≪出典:ホンダオートテラス≫
それが証拠にディーラー系中古車販売店で中古車を買う人って多いですよね。
しかし、ディーラー系だからといってディーラーと全く同じサービスを展開しているという訳ではありませんし、お目当ての車を展示している可能性は低いでしょう。
また、ディーラー系中古車販売店ほどの規模はありませんが、サブディーラーと呼ばれる地域密着型の個人店や街の販売店も同様です。
ディーラーのような値引きには応じてくれない
ディーラー系中古車販売店やサブディーラーで新車を依頼すると、中古車販売店がディーラーから車を仕入れてくることになるので、ディーラーと同じ金額の値引きは非常に難しいと考えておいてください。
もし、値引き対象にするなら諸経費などになると思います。
ディーラー系中古車販売店も契約が欲しい訳ですから本体値引きができなくても根気よく交渉すれば諸経費を削ってくれるかもしれません。
金利が高くなる可能性がある
新車ディーラーの金利は一般的に銀行ローン、信販会社、ディーラー系中古車販売店のローンなどに比べると高い設定になっています。
しかし、正規ディーラーは金利キャンペーンを打ち出し低金利を実施していることもあります。
もし、正規ディーラーが金利キャンペーンを実施し3%台を打ち出した時はサブディーラーとはいえディーラー系中古車販売店の金利の方が高くなってしまうかもしれません。
ローンの種類 | 金利(年率) |
---|---|
銀行のローン(マイカローンなど) | 1〜3% |
信販会社のローン | 3〜10% |
ディーラー系ローン | 3〜7% |
ディーラー系中古車販売店のローン(サブディーラーも含む) | 3〜10% |
※借入期間、借入金額当の条件により金利は異なります。
もちろん、ディーラー系中古車販売店などで金利キャンペーンなどを実施していれば低い金利の時もあると思うのでローンを組む際は必ず金利の確認をするようにしましょう。
新車納期は遅くなる可能性もある
もし、人気のある新車で生産が追い付かない状態になれば、正規ディーラー販売分を優先する可能性があります。
納期が遅れれば当然代車を貸してくれると思いますが、納期通り納めてもらわないと困る事情がある時は大問題です。
メンテナンスやアフターサービス
ディーラー系ですし、メンテナンスやアフターサービスはさほど問題はないと思いますし、部品代や工賃はむしろディーラー系中古車販売店やサブディーラーの方が安いこともあります。
しかし、ディーラーのようにキャンペーンで毎回粗品がもらえるような手厚いサービスは期待できないかもしれません。
接客はディーラーの方が一枚上?
デメリットというほどでもないかもしれませんが、接客の質は正規新車ディーラーの方が一枚上に感じてしまいます。
特にサブディーラーは、個人店の場合が多く一人や夫婦2人だけで営業しているところも多く、細かいサービスは非常に困難です。
ただ、過剰な接客は購入を催促されているようで苦手と感じる人も多いと思います。
こういった人にとってはディーラー系中古車販売店やサブディーラーの接客にメリットを感じるかもしれませんね。
3.ディーラー以外のカーリースで新車を買うメリット、デメリット
ディーラー以外で新車を安く買いたいならカーリースという個人向けリースも選択肢の一つです。
最近のカーリースは以前よりもサービスが充実しており、安いプランだと月々1万円台から販売しています。
頭金不要、月々の支払いは固定額
カーリースとは、個人向けのリースサービスです。通常、新車購入する際は頭金を用意すると思いますが、リース商品には頭金が必要ありません。
つまり、今現時点で貯金ゼロだとしても新車購入は可能なのです。
また、月々の支払いについてはリースなので完全な固定額ですし、プランによっては維持費やメンテナンス代も含まれているので将来的にかかる費用も非常に明確、安心して車に乗ることができます。
ネットで完結できる
ディーラーやディーラー系中古車販売店で新車を買う場合、どうしても店舗に行く必要が出てきますが、おトクにマイカー定額カルモくんやオリックスカーリースといった一部のカーリース会社は車選びから購入までをネット完結することができます。
忙しい人、ディーラーなどが苦手な人でも、新車購入を進めることは十分可能です。
全国産車から選び放題
前項でご紹介したおトクにマイカー定額カルモくんやオリックスカーリースなどの一部のカーリースでは、全国産車から車を選ぶことができます。
しかもグレードや車種に関係なく選び放題、「どの車を買うかすら決めていない!」という人でも問題ありませんし、むしろこういった人に向いていると思います。
これは正規ディーラーでは絶対無理なので、カーリースの最大のメリットと言ってもよいでしょう。
走行距離に制限がある
もっとも気を付けてほしいのがこの走行距離制限です。
通常は月1,000qか1,500qに設定されるので、走行距離を気にすることなく乗りたいという人にはデメリットだと思います。
また、一般的な1,000〜1,500qではなく極端に少ない走行距離にすることで毎月のリース料金を安くしているリース会社も存在します。
どんなに安く新車を買えても最終的に超過料金を取られるようであれば意味がありません。
リース契約する際は距離制限が何qに設定されているのかを必ず確認するようにしてください。
残価設定額が大きいこともある
残価設定も要チェックです。残価設定とは予め車両の価格から一定額を差し引くことで毎月のリース料金を低く抑える仕組みです。
カーリースの中には月々1万円台という安いリース料金を実現しているところもありますが、残価が大きいことで安いリース料金になっているケースも少なくありません。
残価設定されている場合、将来的に必ず清算するので収入額次第では重くのしかかる可能性があります。
新車を安く買えるか試したい場合は?
カーリースにもメリットとデメリットの双方がありますので、たとえ便利だなと思ってもいきなり利用するのはちょっと躊躇してしまいますよね。
その気持ち良く分かりますし、一度立ち止まって考えることは正解だと思います。
そこで、ご紹介したいのが先ほどから名前が出てきているおトクにマイカー定額カルモくんとオリックスカーリースです。
まずおトクにマイカー定額カルモくんの公式サイトには実際リースするといくらかかるのかを検証できるシミュレーションが実装されています。
しかも全国産車から選べますし、ネット完結にも対応しているので是非チェックしてほしいカーリース会社です。
おトクにマイカー定額カルモくん
次にご紹介したいのは、オリックスカーリースです。
オリックスカーリースにも同じような機能があり使い方は簡単、好きな車を選びリース料金を選択するだけで「いくらでどの新車が買えるのか?」がすぐに表示されます。
当然ながら全国産車対応、ネット完結可能ですからシミュレーションするだけでも価値があるのではないでしょうか?
オリックスカーリース
さて、おトクにマイカー定額カルモくんとオリックスカーリースをご紹介させていただきましたが「サービスが似ているなあ・・・」と思いませんでしたか?
それもそのはず!実はこの2社、レンタカーで有名なオリックス自動車と提携しているのです。
全国産車から自由に選べる、ネットで完結可能、そして大手の安心感を兼ね備えたカーリース会社です。
もし、カーリースって便利だなと思っているようでしたら是非公式サイトを覗いてみてくださいね。
ディーラー以外で新車を買っても保証は受けられる?
新車を買うと新車の保証(メーカー保証)を受けることができます。
でも、新車=ディーラーと考えていた人にとっては、他のところで同じような保証を受けられるのかは一番心配だと思います。
メーカー保証は問題なく受けられるの?
メーカー保証とは、新車購入時に受けることのできる車の保証で一般的には3年間、契約内容によっては最長5年間受けられます。
≪出典:トヨタ≫
例えばトヨタであれば、消耗品、油脂類、タイヤ、バッテリー、納車後の取付品以外が対象となっており、最長5年の特別保証ならエンジンやブレーキといった車の最も重要なパーツまで保証されます。
この新車保証はどこで購入しても受けることが可能ですが、保証を受けられる条件を満たす必要があるのでこの点は注意しておきましょう。
ちなみにトヨタの場合は、
≪出典:トヨタ≫
普通に乗っていれば問題ありませんが、使用者の過失があった場合には保証を受けられないかもしれません。
また、新車保証の内容については、各メーカーごとに異なるかもしれないので購入する際はどこまで保証されるのかを確認しておきましょう。
新車購入後の定期メンテナンスは?
ディーラー以外で新車を購入しても定期メンテナンスを受けることは可能です。
例えば、おトクにマイカー定額カルモくんの場合は、リース契約を結ぶとディーラーが実施する無料点検を受けることができます。
実際、おトクにマイカー定額カルモくんの利用を考えている人も、当ページにご訪問頂いたみなさんと同じように「メンテナンスは受けられるのか?」という疑問を持っていたようです。
各販売店の中にも独自のメンテナンスを実施しているところはあると思いますが、万が一ない場合はディーラーで受ければ大丈夫です。
各販売店で独自の保証などがある?
各販売店でも独自の保証などを展開していると思いますが、各販売店でばらつきがあるのも現実です。
例えば任意保険などでも、対象になる状態などが明記されていますよね。
しかし、高い保険に入ったとしても対象外の内容だった場合は保障を受けることができません。各販売店の車に関する保証も同じです。
面倒に感じるかもしれませんが、事前に保証年数や保証範囲を確認するのはもちろんのこと、あなたにとって必要な保証が盛り込まれているかもチェックしてください。
新車を購入する際の販売店の選び方!どこで買うのがベスト?
ディーラー以外でも新車は買えますが、問題なのはどこで買うのがベストなのかという事です。どこで購入してもメリットとデメリットはあるので迷ってしまうと思います。
ディーラーvsその他の販売店、値引き額が大きいのは?
どこで買うと値引きが大きい?と考えている人も多いと思いますが、ディーラー、そしてその他の販売店、どちらも新車を売ろうとあの手この手で交渉してくるので正直なところどちらの値引き額が大きいのかは分かりません。
もし、具体的な金額を元に値引き額を比較したいのなら、手間かもしれませんが双方から見積もりをもらうしか方法はないと思います。
今お乗りの愛車の価値を知ると新車を安く買える
ディーラーによる下取りは一般的に「安い」と言われています。
現在、下取りしてもらう車があるのなら、その車を高い金額で手放す方法を考えても良いのではないでしょうか?
例えば、買取りという方法!車買取専門店や車買取一括査定などを利用すればディーラーより高い金額で売却できる可能性も出てきます。
≪出典:ズバット車買取比較≫
特に画像で紹介している車買取一括査定は、複数の買取業者が競合するので見積もりを比較し最終的に一番高い金額の業者に売却することができます。
「新車購入だから今の車は下取り」と決めつけず下取り車の有効活用も考えておきましょう。
ディーラーに行きたくないならカーリースがオススメ!
「ディーラーに行きたくない」、「交渉が苦手」という人はネットで新車選びから購入までを完結できるカーリースがオススメです。
カーリースであれば、
● 月々の支払額を最優先
● 車選びを最優先
どちらから選んでもOK、面倒な商談などはありません。
特に「交渉が苦手」という人は営業マンにおされて自分の条件を満たせない傾向にあるので、こういったネット完結のカーリースは適しているかもしれません。
メリット、デメリットを把握した上で自分にあった販売店を選ぶ!
ディーラー以外の販売店を選ぶときに、一番大切になってくるのは「あなたの現在の状況」です。
例えば、頭金がない場合はどうでしょう?頭金なしでもローンは組めると思いますが、毎月の返済額が増えてしまうか長期ローンになり金利分が増えるかのどちらかになってしまいます。
これを防ぐには頭金なしで月々定額のカーリースが良いと思いませんか?
このように今置かれている状況から判断すれば、走行距離制限というデメリットがあるカーリースもあなたにとってはメリットを感じる選択肢になるのです。
そこで色々な状況と選択肢を一覧にしてみましたので、当てはまる選択肢を選んでみてください。
現在の状況や今後の希望 | ベストと思われる選択肢 |
---|---|
維持費も含め月々の出費をできる限り固定額にしたい | ・カーリース |
頭金がない | ・カーリース |
新車を安く買い純正以外の部品を付けたい | ・街の中古車販売店(整備工場など) |
ディーラーや店舗に行きたくない | ・カーリース |
ディーラーという安心感が欲しい | ・ディーラー系中古車販売店 |
購入後のメンテナンスや保証重視 |
・街の中古車販売店(整備工場など) |
購入後は自由に乗りたい(走行距離を気にせず) |
・街の中古車販売店(整備工場など) |
一人で自由に車を選びたい | ・カーリース |
※上記選択肢が必ずしも最善とは限りません。
選んだら、各選択肢のデメリット部分をもう一度確認してください。
デメリットを把握した上で「これだ!」と思ったのなら、それがあなたにとってベストな選択肢だと思います。
さて、今回は「新車をディーラー以外で買う方法!」と題して様々な方法をご紹介してきました。
どの店舗で新車を買ったとしても、最終的にはあなたの置かれている状況からメリットとデメリットが見えてきます。
周囲の評価や口コミも大切な情報だと思いますが、選択するのはあなた自身です。
価格、サービス、保証などあらゆる面から一番良い新車購入方法を見つけてください。