新車購入時の流れまとめ!ローンの審査や自動車保険の契約は?
初めての新車購入となると、楽しみな気持ちで胸いっぱいになります。
その反面どういった流れで購入するのか?保険の契約は?ローン通るのか?など様々な点において不安がよぎってしまいます。
もしかするとあなたも以下の様な悩みや疑問を持って、当ページにご訪問頂いたのではないでしょうか?
● 「新車を買いたいんだけど、流れとしては何からすればいいの?」
● 「ローンを組んで新車購入する場合、どんな流れで手続きが進んでいくんだろう?」
● 「ローン審査では、どんなところをチェックされるんだろう?」
● 「新車を購入する場合、自動車保険の契約はどの段階で行うの?」
ネット上ではこういった悩みや疑問の書き込みが非常に多く、こうした疑問が残ったままだと、なかなか新車購入に踏み切れないかもしれません。
そこで今回は、≪新車購入の流れ≫について分かりやすくまとめてみました。これから新車を購入する予定があると言う方は是非チェックしてもらえればと思います。
新車購入時の流れまとめ!値引き交渉はいつするのが良い?
まずは新車購入の流れについて分かりやすく説明していきます。
併せて”値引き交渉のタイミング”や、乗り換えの際の”現在載っている車の査定タイミング”なども紹介しますので、しっかりと流れを把握してお得に新車を購入しましょう。
新車購入の流れ!値引きの為の準備とタイミング
3月〜4月に新車を購入する場合
1.乗り換えの場合はまず現車の相場を知っておく(2月初旬〜中旬)
新車購入を検討し出したら、まず抑えておきたいのが自分の今乗っている車の適正な相場です。
ディーラーに行くと営業マンによっては、すぐに見積もりを出してくれる場合もあり、見積もりに現車の下取り価格も含められてしまう場合があります。
下取りに出すと面倒は省けますが、値引き額が確実に低くなるので、まずはネットからすぐに相場が分かるユーカーパックやズバット車買取比較を利用し、適正な愛車の相場を知っておいてください。
2.各メーカーのディーラーへ(2月中旬〜下旬)
愛車の適正相場が分かれば、いよいよ狙いをつけている各メーカーのディーラーへ行き、見積もりをもらいます。
この時、もし新車を安く買いたいと考えているなら、以下の点に注意するとお得に購入する事が出来ます。
- 出来れば同じメーカーの違うディーラー2社以上で見積もりをもらう(※トヨタ車なら販売店であるトヨペットとネッツetc)
- 出来れば狙っている車のライバル車のディーラーでも見積もりをもらう(※ライバル車チェックはこちらから)
- 見積もりを貰う場合は、下取り車を含める、含めない場合の2種類作ってもらう
ここでは値引き交渉はせずに、値引き交渉を今後するための準備をする様なイメージです。
3.各ディーラーで値引き交渉(2月下旬〜3月上旬)
ここまでで、”現車の下取り相場が分かっている”、”2社以上の見積もりを持っている”と言う状態なので、いよいよ値引き交渉に入ります。
ただ、そこまで強引に値切らなくても、ここまでの準備がしっかりと出来ていれば、
- 「ライバル車と購入を迷って、向こうでも見積もりを貰っている」
- 「買取査定に出すと自分の愛車は●円で買ってくれるそう・・・」
- 「同じ自動車メーカーでも●●店で貰った見積もりの方が安い」
などをディーラーの担当に伝えるだけで、ある程度値引きを引き出す事が出来ます。
もし充分納得行く値引き額が引き出せれば、この時点で契約の準備に入る形になります。
納得のいく値引き額が引き出せなかったり、他の販売店の方が安く買えそうな場合は、ここでの交渉を一旦保留にし、他の販売店に行くか、また日を改めてこのディーラーに再訪します。
4.最後の値引き交渉、契約(3月中旬〜下旬)
前回の値引きに納得できずに保留にした場合、営業マンから電話がかかってくる事もあります。
この場合は最終の値引きを行えるチャンスでもあるので、再度ディーラーに行って最終交渉を行います。
もし電話がかかって来ない場合でも、日を改めて行き「あともう少しでも値引きしてもらえたら買おうと考えている」と伝えると、更に安くなる場合もあります。
以前に「新車購入、安い時期はいつ?【※値引きしやすい時期とタイミング!】」でも紹介しましたが、基本的に新車は3月が一番安く買える時期なので、出来れば4月に購入を検討している場合でも、3月末までに購入するのがオススメです。
※オートローンや自動車ローンを利用する場合
現金ではなく、ローンを利用する場合は、見積もりや値引き交渉が終わり、本契約をすると決めた直後に自動車ローンの仮審査を受ける事になります。
契約後は、頭金を支払う場合はディーラーに対して頭金の入金を行います。その後ローンの本審査を受け、手続きをしていきます。
なおローンの審査にかかる日数は、仮審査であれば2〜3日で分かる場合もありますが、本審査を含めると最大で1〜3週間程度かかる場合もあります。
これはローン会社によっても異なる為、事前にディーラーの担当者に確認しておきましょう。
5.納車(3月下旬〜4月上旬)
購入車種の在庫がある場合は、契約から1〜2週間での納車が可能ですが、注文(製造)となる場合は3週間〜1ヵ月程かかる場合があります。
ただ人気車種だと納車まで数ヶ月かかることもあるため、状況によって納車日は大きく左右されます。
特に2月末〜3月末にかけては新車が一番売れる時期でもある為、ディーラーに行っても担当者がすぐにつかない事もあります。
ディーラー側も3月末までに新車の登録を行わないと、”販売台数”に加算されずに、メーカーからの報奨金を貰えない可能性があり、このケースだと値引きがあまり期待できません。(※販売店は3月末までには販売して登録をしたい)
そう考えると、3月初旬までには愛車の相場を知っておいて、見積もりもそろえておきたい所ですね。
上記の流れはあくまでも一例ですが、新車購入はこのようにある程度の期間を要します。
ですから「いつまでに車がほしい」という考えがあれば、計画的にここまで説明した新車購入の流れを実践する必要があります。
新車購入時のローン審査と自動車保険の契約
初めての新車購入だと、どんな風にローン審査が行なわれるのかも気になってきますよね。
また、どのタイミングで自動車保険の契約をするのかも、これまでに経験したことがなければ知りようがありません。
そこでこちらでは、新車購入時のローン審査や自動車保険の契約について説明していきます。
待ちに待った新車購入!でもローンの審査はどうなる?
車という高い商品を買うためにはマイカーローンやオートローンを利用するケースが多いです。
ですがどんな人でもローンを利用できるわけではありません。
「この人ならお金を貸しても問題ないだろう」という人でないとローンを利用できません。
その判断をするために、マイカーローンでは主に以下の様な項目が審査対象となります。
年齢
「申込時に20際以上で完済時に70歳未満の方」などの条件があるので、その条件を満たしていない場合はそもそもローンに申し込めません。
年収
申込先によっては、「100万円以上」「150万円以上」といった年収に関する条件を設定しています。
ローン審査で大切なのは、年収とローンのバランスです。
一般的に、年収の30〜40%程度にローンの金額を抑えないとローンには通りづらいといわれています。
雇用形態
申込先によっては、派遣社員やアルバイトなどの非正規労働者であっても申し込みが可能です。
なお、これらの項目に関しては問題がなかったとしても、自分もしくは家族の誰かが「長期延滞」や「債務整理」といった金融事故※を起こしている場合は融資を受けられない可能性が高くなってしまいます。
※過去5年以内の金融事故。自己破産の場合、破産後10年は審査に受かるのは困難。
ローン契約までの流れ・期間
1.仮審査(事前審査)の申し込み
2.審査結果の連絡(審査結果は最短当日判明)
3.正式申し込み
4.契約(融資実行)
仮審査から契約までにかかる期間は申込先によってさまざまですが、比較的長い期間を要する銀行のマイカーローンでも、銀行によっては「最短約1〜2週間」での契約も可能です。
ローンの審査が通らない!?利率が高い場合は?
ディーラー経由のオートローンだと、銀行系のマイカーローンに比べると審査が通りやすいと言われています。
その反面、マイカーローンよりもディーラー経由のオートローンの方が利率がかなり高いと言うデメリットもあります。
そう考えると
- オートローンやマイカーローンに比べて審査が早く終わる
- 必要最低限の書類ですぐに申し込みが出来る
- 大手銀行が運営しているので安心して利用できる
- 使わなかったキャッシング枠を生活費や旅費で利用できる
と言うメリットがある以下の様な”銀行系カードローン”を、新車購入前に事前に作っておくと言う手もあります。
カードローン |
運営会社 |
借入利率 |
借り入れ限度額 |
---|---|---|---|
オリックス銀行株式会社 |
年1.7%〜17.8% |
最高800万円 |
|
株式会社SMBCモビット |
年3.0%〜18.0% |
最高800万円 |
|
SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 | 年4.5%〜17.8% |
最高500万円 |
|
SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 | 年4.5%〜17.8% |
最高500万円 |
自動車保険の契約はどの段階でする?ディーラーを通さないなら?
初めて自動車保険(任意保険)に加入する場合は、以下の様な流れで手続きを進めていくことになります。
1.車購入
2.車検証の発行
3.納車日までに任意保険の契約を行う
4.納車、保険スタート
「自動車保険は、保険料などを比較してじっくりと選びたい」という場合は、車選びを始めると同時に保険選びも行うようにしておくと安心です。
気になる保険料は、以下の様な条件で変わってきます。
車両保険
新車を購入したばかりだと車両保険をつけるケースが多いですが、不要だと感じる頃になれば車両保険は外してしまいましょう。
車両保険の有無は、保険料を大きく左右するためです。
年齢条件
21歳以上、26歳以上などの年齢条件がありますが、年齢が高いほうが保険料は安くなります。
運転者の範囲
運転者の範囲には、本人限定、本人・配偶者限定などがあります。
運転者の範囲が広いほど(例:家族限定)保険料が高くなるので、カーライフに応じてムダのない範囲を設定しましょう。
年間走行距離
年間走行距離が少ない場合は、年間走行距離に応じた割引制度のある自動車保険もオススメです。
このようにさまざまな条件で変わる保険料の見積もり依頼を一括で行える自動車保険一括見積もりサービスもありますので、新車購入の際にはこちらも併せてご注目ください。
こんなに違う!ディーラー経由の自動車保険とネット経由の自動車保険!
ちなみに私も最初はディーラー経由で自動車保険に入っていたのですが、後程一括査定サービスを利用すると、以下の様に保険料にかなり差がある事が分かりました。
自動車保険名 |
年間保険料 |
---|---|
東京海上日動 ※最初に加入したディーラー経由の代理店型保険 |
40680円 |
アクサダイレクト |
21940円 |
セゾン自動車火災保険(おとなの自動車保険) |
21000円 |
三井ダイレクト損保 |
20400円 |
ソニー損保 |
20220円 |
SBI損保 |
17430円 |
チューリッヒネット専用自動車保険 |
15590円 |
今現在自動車保険が高いと感じている場合は、自動車保険一括見積もりサービスを新車購入のタイミングで利用してみると、節約につながるかも知れません。
なお、自賠責保険に関しては加入先によって保険料が変わるということがありませんから、ディーラーに手続きをお任せという形になることがほとんどです。
その手続きは、売買契約や登録手続きのタイミングで行うことになります。
さて今回は、新車購入の流れやローン審査、自動車保険などについての情報をお届けしてきましたがいかがでしたでしょうか?
こうした情報があらかじめ頭に入っていれば、初めての新車購入でも戸惑うことなく手続きを進めていくことができるかと思います。
今後のあなたのカーライフに、今回の情報がお役立ていただければ幸いです。
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