下取り予定の車をぶつけたらどうすべき?【※下取り価格は下がる?】

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下取り予定の車をぶつけたらどうすべき?下取り価格は下がる?

下取り予定の車をぶつけたらどうすべき?下取り価格は下がる?

下取り予定の車をぶつけたら、その日のうちにディーラーへ連絡して再査定を受けます。

下取り価格は傷の大きさと場所で決め直され、小さな傷なら変わらないこともあります。

悩見有造
悩見有造

下取り額が決まって納車を待っている間に、車をこすってしまいました。黙っていれば分からないでしょうか。

編集長
編集長

引き渡しのときに車は必ず見直されます。知っていて言わないと契約上の責任を問われるので、先に電話するほうが結果的に損をしません。

📌 この記事でわかること

● 査定後・契約後に傷を付けたときの連絡から再査定までの流れ

● 連絡しなかった場合に問われる責任

● 傷の大きさで下取り価格がどう変わるか(知恵袋の実例つき)

● 車両保険で直すか、直さず出すかを決める材料

● 事故歴・修復歴のある車を下取りに出すときの申告

● 下取りをやめて別の店に売れるかどうか

下取り車をぶつけた場合はディーラーに連絡すべき?

下取り車をぶつけた場合はディーラーに連絡すべき?

編集長
編集長

下取り価格は、査定した日の車の状態を前提に決めた金額です。状態が変わったら、決め直すのが契約の筋になります。

連絡は必要です。早く伝えるほど、再査定や新車の支払い方法の調整に時間を取れます。

ディーラーにすぐに連絡を

傷に気づいたら、納車日を待たずに担当者へ電話します。

JPUC(日本自動車購入協会)は、把握している事故や不具合は自損事故も含めて必ず申告するよう呼びかけています。

電話では次の点を伝えると、再査定の日取りがすぐ決まります。

● ぶつけた日と場所、相手がいる事故かどうか

● 傷のある部位と大きさ(スマホで写真を撮っておく)

● 走行に支障があるか、警告灯が点いていないか

査定後・契約後に傷を付けたときの連絡から再査定までの流れ

査定後や契約後に付けた傷は、連絡、再査定、内訳の確認、対応を決めるという順で進めます。

納車日の直前に伝えると選べる方法が減るので、気づいた日に動いてください。

順番することポイント
1傷を撮影する。相手がいる事故なら警察に届ける日付の分かる写真を残す
2担当者に電話で伝えるぶつけた日・場所・傷の部位と大きさを伝え、再査定の日を決める
3再査定を受ける最初の査定のときからあった傷と、新しく付いた傷を分けて見てもらう
4減額の内訳を書面でもらう理由と根拠を聞き、その場で返事をしない
5対応を選ぶ減額を受け入れる・自費や保険で直す・下取りを外して別の店に売る
6新車の支払額を確認する下取り額が変わると、差額の支払いやローンの金額も変わる

再査定で引かれるのは、査定のあとに新しく付いた傷の分です。

国民生活センターは、事故歴の見落としなどを理由に減額や解約を求められても応じる必要はないと説明しています。

JPUCは、減額を求められたらすぐに返事をせず、理由を聞く、根拠となる書面の提示を求める、現車を確認するという3つを勧めています。

話がまとまらないときは、日本自動車査定協会の協会査定(有料)を受ける方法も挙げています。

JPUCの説明は買取店との契約を想定したものですが、ディーラーの下取りでも確かめる順番は同じです。

ディーラーに連絡しないとどうなる?

知っていた傷を申告せずに引き渡すと、契約不適合責任を問われます。

以前は「瑕疵担保責任」と呼ばれていましたが、2020年4月の民法改正で契約不適合責任に改められました。

⚠️ 注意

JPUCは、修復歴や不具合を知りながら申告せずに契約すると、損害賠償や契約解除を求められることがあると注意しています。

一方、販売店が通常の注意を払えば見つけられた傷は、後から売り手の責任にはできないと自動車公正取引協議会は説明しています。

見落とされる心配より、自分から申告した記録を残すことを優先してください。

下取り車をぶつけた場合に下取り価格はどうなる?

下取り車をぶつけた場合に下取り価格はどうなる?

編集長
編集長

減額の幅は傷の大きさ・場所・店の基準で変わります。金額を先に予想するより、内訳を出してもらうことに力を使いましょう。

ここでは、価格の決まり方、修理の要否、ぶつけられた場合の補償を順に確認します。

下取り価格は下がる?

下取り価格は下がる?

傷やへこみが増えれば、その分は減点されます。

日本自動車査定協会の説明では、査定は標準状態の車と比べて加点・減点する方式で、外装は無傷が標準です。

へこみは大きさに応じて減点されます。

査定の出発点になる基本価格は販売会社ごとに決められています。同じ傷でも店によって減額が違うのはこのためです。

下取り額が減額された例

Yahoo!知恵袋に寄せられた2011年~2017年の相談を3件、内容を要約して紹介します。画像は元の投稿の画面です。

実例ケース1

下取り車ぶつけた具体例3

納車3日前に家族が下取り車の後部を電柱にぶつけ、下取り額19万円の車に対して修理代として約12万円を求められたという相談です。回答では、修理代を払う、下取り額から差し引く、下取りを白紙に戻して交渉し直す、の3つが挙げられていました(2011年11月の投稿)。

出典:Yahoo!知恵袋 – 下取りに出す車をぶつけて、修理代約12万円請求された

実例ケース2

下取り車ぶつけた具体例2

納車待ちの間に自宅でこすり、再査定で17万円の減額を告げられたという相談です。減額の大半は最初の査定で見落とされていた3年前の傷の分で、交渉の結果7万円の減額になったそうです(2017年3月の投稿)。

出典:Yahoo!知恵袋 – 下取り車査定後に車をぶつけてのトラブル

実例ケース3

下取り車ぶつけた具体例3

下取り額が決まった後に3cmほどの浅い線傷を付けた人の相談です。回答は、その程度なら下取り額は変わらないだろうという意見が中心で、担当者には正直に伝えるよう勧めていました(2012年3月の投稿)。

出典:Yahoo!知恵袋 – 下取り価格が決まっていて来月新しい車がくるのですが

2021年以降の相談例(査定後・納車前の傷)

2021年以降の知恵袋でも、同じ相談が続いています。

回答に共通するのは、傷が増えた分は見直されるという点と、金額は担当者や店で変わるという点です。

新車を買ったディーラーに下取りに出す車の前バンパーを、納車の2か月前に擦ったという相談です。回答は、査定のときと状態が変われば金額も変わるのが一般的で、擦った程度なら担当者や店長の裁量で収まることもあるという内容でした(2021年6月の投稿)。

出典:Yahoo!知恵袋 – 下取り車両につけてしまった納車前の傷について

下取り価格が決まったあと、納車前に車を擦ってしまったという相談です。中古車店で働いていたという回答者は、次に売るために板金修理が必要な傷なら、その実費に当たる額が減額されると答えていました(2023年8月の投稿)。

出典:Yahoo!知恵袋 – 納車前に下取りの車を擦ってしまいました

納車の数日後にディーラーから、下取り車に査定のときには無かった傷があると連絡が来たという相談です。回答には、駐車中に付けられた傷や飛び石で知らないうちに傷が増えることはあり、査定時より傷が増えていれば確認されるものだという声がありました(2025年2月の投稿)。

出典:Yahoo!知恵袋 – 納車後に下取り車の傷について連絡があった

傷のある車は売れないのか、減額で済むのかという質問です。元ディーラー営業で査定士だったという回答者は、傷は大きさによるが1か所で数千円程度の減額で、年式が古い車の小傷は直さずに販売されると答えていました(2024年6月の投稿)。

出典:Yahoo!知恵袋 – 傷がある車は売れないか、減額で済むか

どの例も個人の体験と意見で、同じ結果になるとは限りません。

再査定では、新しく付けた傷の分だけが引かれているかを内訳で確認してください。

下取り前に修理すべき?

先に修理する必要はありません。修理代と減額のどちらが小さいかは、再査定の金額を聞いてからでないと比べられないためです。

選び方向いている場合
直さずに再査定を受ける減額が修理の見積もりより小さい
自費で直してから渡す修理代が減額より小さいと見積もりで分かった
車両保険で直す修理代が高額で、翌年からの保険料の上昇を上回る

車両保険は、自分の過失による事故でも保険金が支払われます。ただし、契約のタイプによっては補償の範囲が限られています。

車両保険を使うと翌年の等級が下がり、保険料が上がります。

日本損害保険協会も、少額の修理は保険を使わないほうが負担が小さくなる場合があると説明しています。

事故で保険金を受け取ると、1事故につき3等級下がり、3年間は同じ等級でも割引率の低い「有事故」の率が適用されます。

日本損害保険協会が示している割増引率の例を当てはめると、次のようになります。

今の等級保険を使わない場合の翌年保険を使った場合の翌年
20等級20等級・63%割引17等級(有事故)・44%割引
15等級16等級・54%割引12等級(有事故)・22%割引
10等級11等級・48%割引7等級(有事故)・14%割引

割引率は協会が示す例で、実際の率と保険料は保険会社ごとに違います。

保険を使う前に、3年間で保険料がいくら増えるかを保険会社か代理店に試算してもらってください。

比べる材料は次の4つです。

● 修理の見積額(板金工場やディーラーで出してもらう)

● 車両保険の免責金額(設定していれば、その分は保険金から差し引かれる)

● 保険を使った場合に3年間で増える保険料

● 直さずに渡した場合の、再査定での減額

車を買い替えるときは、車両入替の手続きをして保険会社が承認すれば、契約内容が次の車に引き継がれます。

下取りに出す車の修理に保険を使うと、下がった等級のまま新しい車の保険料が決まる点に注意してください。

ぶつけられた場合は補償してもらえる?

ぶつけられた場合は補償してもらえる?

相手に過失がある事故なら、修理代を相手側に請求できます。

ただし請求できるのは事故時点の車の時価額までで、下取り額が下がった分まで払われるとは限りません。

軽い事故でも、相手がいる場合は警察に届けてください。届け出が無いと、保険金の請求に使う交通事故証明書が交付されません。

修復歴車(事故車)とは?

修復歴とは、車体の骨格に当たる部位を修正または交換した履歴のことです。

バンパーやドアの傷だけなら修復歴にはなりませんが、骨格まで損傷すると査定額が大きく下がることがあります。

事故車の査定落ち分を補償してもらう方法は?

修理しても残る値下がりを「格落ち損害」と呼びます。

日本損害保険協会は、修理技術の発達で格落ち損害が発生するケースは少なくなっていると説明しています。

骨格まで損傷が及んだ場合は、日本自動車査定協会が減価額を「事故減価額証明書」として発行しています。

手数料は協会のサイトに記載が無いので、最寄りの支所に問い合わせてください。

事故減価格証明書

事故減価格証明書 画像

証明書があれば必ず支払われるという説明は、協会にも損害保険協会にもありません。交渉の資料の1つとして使うものです。

事故歴・修復歴のある車を下取りに出すときの申告と査定の扱い

事故歴や修復歴のある車も下取りに出せますが、知っている内容は査定のときに申告します。

査定額に大きく響くのは、車体の骨格まで直した「修復歴」があるかどうかです。

車の状態修復歴に当たるか査定での扱い(JPUCの説明)
バンパーやドアの傷・へこみを直した、交換した骨格に影響が無ければ当たらない(事故歴・修理歴)事故歴が必ずしも修復歴に当たるわけではない
骨格(フレーム)を修正・交換した当たる査定額が大きく下がることがある
骨格を損傷したまま直していない直していなくても同じ基準で判定される同上
ひょう害・冠水・メーター交換修復歴とは別に確認される申告していないと大きなトラブルの原因になる

JPUCは、中古で買った修復歴車を売る場合や、家族が使用中に事故をした場合も、把握していることは必ず申告するよう呼びかけています。

国民生活センターも、修復歴や事故歴を知っていた場合は査定時に申告するよう注意しています。

買取の契約後、昔に壁で擦って塗装したことを思い出したという相談です。元査定士という回答者は、擦り傷の塗装やドアの交換は修復歴にならず、骨格部分を直した場合が修復歴になると説明し、引き渡しまでに傷を付けないよう勧めていました(2024年11月の投稿)。

出典:Yahoo!知恵袋 – 車の売却契約後の減額について

査定で事故は無いと答えたあと、ドアパンチでドアを丸ごと交換していたことを思い出したという相談です。回答は、部品の交換で済む修理は修復歴に当たらないという内容でそろっていました(2026年4月の投稿)。

出典:Yahoo!知恵袋 – 車の売却査定とドア交換の申告について

修復歴に当たるかどうかを自分で決めず、直した場所と時期をそのまま伝えるのが安全です。

修復歴の基準と売り先の選び方は、事故車・修復歴車の売り方と申告しない場合の責任 で詳しく説明しています。

下取り車をぶつけた場合にキャンセルできる?

下取り車をぶつけた場合にキャンセルできる?

編集長
編集長

下取りは新車の注文とセットの契約です。下取りだけをやめられるかは注文書の約款で決まるので、まず裏面を読んでください。

再査定の額に納得できないときの選択肢を確認します。

下取り契約はキャンセルできる?

契約が成立した後は、原則として一方的にはやめられません。販売店との話し合いになります。

車の売買にはクーリング・オフが適用されないと、国民生活センターも注意を呼びかけています。

契約がいつ成立するかは注文書の契約条項に書かれており、現金払いとローンでも時期が違います。

下取りを外して新車だけ買う形に変えられるかは、担当者に確認してください。

買取店に売る契約では、JPUCのモデル約款を使う店なら、車を引き渡した翌日までは負担なしで解除できます。

ぶつけた車はどこで売るのが良い?

ぶつけた車はどこで売るのが良い?

下取りを外せる場合は、再査定の額と買取店の査定額を比べて高いほうに売ります。

傷のある車でも買取店は査定してくれますが、ぶつけたことは査定のときに必ず申告してください。

● ディーラーの再査定は、減額の内訳を書面でもらう

● 買取店は2~3社に見てもらい、傷を申告したうえでの金額を聞く

● 契約前に、キャンセルできる期間とキャンセル料を確認する

● 代金の支払日と支払い方法を契約書で確かめる

下取りと買取の手間と金額の違いは 車の下取りと買取の違い に、査定サービスごとの特徴は 車の下取り・買取一括査定の比較ページ にまとめています。

買取店に売ったあとで減額を求められた場合の断り方は、車買取で契約後に減額されたときの対処 を参考にしてください。

減額に納得できないまま、その場で署名しないでください。判断に迷うときは、消費者ホットライン(188)やJPUCの車売却消費者相談室(0120-93-4595・平日9:00~17:00)に相談できます。

申し込み・査定は無料

下取りに出す前に、買取の査定額を比べておく

買取額は店によって差が出ます。連絡が来る社数や仕組みはサービスごとに違うので、合うものを選んでください。

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