トヨタやアウディの認定中古車の値引き交渉のコツは?
中古車の購入に関しては、元々安く販売されている事もあり、『それほど値引き出来ない』と考えている人も多いようです。
特にディーラー系の中古車の場合は、値引き交渉自体NG?と考えている人も多いようですが、実際はそんなこともありません。
どうせ購入するなら安く買いたいと考えるのは当たり前・・・。もしかするとあなたも下記のような事を思っているのではないでしょうか?
● 「そもそも中古車の値引きって出来るの?ディーラー中古車は難しい?」
● 「ディーラー系中古車はやっぱり値引き交渉が難しい?コツってあるかな・・・」
● 「ディーラー系中古車購入にメリットやデメリットってある?」
● 「トヨタやアウディの認定中古車はどれくらい値引き可能?相場ってあるのかな?」
● 「値引きしてくれない時はどうしたらいい?他に良い方法あるかな・・・」
もし上記一つでも当てはまるようならきっとお役に立てるのではないかと思います。新車程にないにしてもしっかりと交渉出来れば、中古車の値引きは十分可能です。
それがディーラー系であっても普通の中古車屋さんであっても、知ってるか知らないか?だけで大きく変わるので、是非当記事を読んで知識を深めた上で、購入を検討してくださいね。
ディーラー系中古車は値引き交渉しにくい?相場や限度額は?
まず中古車の値引きに関してはご存知の通り、既に安く売られているものも多く、新車に比べると値引きの幅が少ないと言われています。
ただ、「そもそも中古車って値引き出来るの?」と考えている人も多いようなのですが、こちらはほとんどの場合は出来るのでご安心下さいね。
ディーラー系中古車と中古車の違いは?
中古車を販売しているお店は、大きく分けると『ディーラー系中古車』と一般的な『中古車販売店』になります。
ディーラー系中古車とは、特定の自動車メーカーと特約店契約を結んだ『正規取引店』で、主にそのメーカーの下取り車などを販売しています。
メーカーによって販売する中古車の基準が定められており、その条件をクリアした車だけが『認定中古車』として販売されているため、品質が高い車が多く、アフターサービスやメンテナンス、保証なども充実しているのが特徴です。
一方、一般的な中古車販売店ではさまざまなメーカーの中古車が販売されています。
個人や企業が経営しているため、販売している車や特徴も販売店によって異なりますが、価格が安い中古車などを取り扱っている販売店も多くあります。
ディーラー系中古車の値引き相場、限度額はどれくらい?
まず、中古車販売店で販売されている中古車の値引きですが、一般的には『2万円〜5万円程度』が相場、限度額は『10万円程度』と言われています。
新車の場合は数十万円の値引きも可能ですが、もともと安く販売されている中古車となるとこれくらいが限界になってきます。
ディーラー系中古車となると、値引き交渉が難しく、相場や限度額はさらに低くなる可能性があります。
次項で詳しくご紹介しますが、値引き交渉が難しくなる理由には、販売している車の品質や保証の違いなどが関係しています。
ディーラー系中古車の値引き交渉が難しい理由
あまり値引きに関する知識がなくても何となく『ディーラー系中古車は値引きしてくれない』というイメージは持っているはずです。
でも、その値引きが難しい理由さえ分かってしまえば値引き交渉の突破口が開けるのかもしれません。
値引きが難しい理由1.販売している中古車の違い
一般的に、街の中古車屋さんなどで販売されている車は、オークションで仕入れたものや買い取った物がほとんどです。
その為、仕入値と販売額はその中古車屋さんが決定する事となり、最初は大きく利益を取ろうと高値を付けますが、長く売れないようなら、どんどん値引きして在庫を回転させたいと考えるのが普通です。
しかしディーラー系中古車の場合は、下取りした自社の車や、試乗用、社用車や展示車などを中古車として販売している事が多く、変動するオークション相場によって安くしたり高くしたりと言う販売方法を取る事が難しいのです。
特に試乗車や展示車の場合は、数百q程度しか走行していないほぼ新車のような車もありますし、ディーラーの確かな技術を活かした修理やメンテナンスもパックになっていることもあります。
こういった理由から、基本的に地域の中古車販売店よりもディーラー系中古車屋さんの方が値引き交渉が難しいとされています。
値引きが難しい理由2.価格よりも品質や保証で勝負
上記で紹介したように、ディーラー系中古車の場合は、展示車や社用車など、高年式、低走行の中古車が多い為、価格よりも品質を売りにして販売しています。
≪出典:ホンダ U-Select≫
また、ディーラー系中古車の場合は、販売規模が大きい為、上のホンダ U-Selectのように保証内容が充実しているメーカーも多く、価格よりも保証内容や品質で勝負しているのも、値引き交渉をあまり受けてくれない一つの理由となります。
値引きが難しい理由3.他のお客さんとの付き合い
ディーラー系中古車の場合は、街の1店舗しかない中古車屋さんと違い、販売規模が大きい為、一度顧客になると長年付き合う事も多くなります。
最初だからと言って大きな値引きをしてしまうと後が大変!買い換える度に大きな値引きを催促される可能性もあります。
また、担当するスタッフの数も個人経営の中古車屋さんと違い、かなり人数が多く、それぞれに顧客を抱えています。
そう言った中で、1人の営業マンが簡単に値引きをしてしまうと、他の顧客を担当している営業マンも値下げをしなければいけなくなります。
他のお客さんとの付き合いも有りますし、ディーラー系の場合は、上の方から値引き交渉の制限をかけられている事もありますので、これも値引き交渉しにくい理由の一つと言えるかもしれません。
ディーラー系中古車の値引き交渉のコツは?
さて、前項で紹介の通り、通常の中古車販売店よりもディーラー系中古車の方が値引き交渉が難しいと言うのはお伝えさせて頂きました。
しかし、それでもちょっとしたポイントを抑えれば、ディーラー系中古車でもお得に購入する事は可能です。
ディーラー系中古車の値引き交渉のコツ6選!
なかなか値引きしてくれないのであれば、値引きしてくれる方向へ話を上手に進めていくコツを知っておく必要があります。
そこで、値引き交渉のコツを6つご紹介しますので、まずはどんな手法があるのかしっかりチェックしておきましょう。
交渉のコツ1.値引きしてもらいたい理由を明確にする
基本的に値引き交渉と言うのは、最初から「とりあえず安くならないなら買わない!」と言う態度で、否応なしに値切っても交渉はうまくいかない事がほとんどです。
まずは、どういった理由で、どれぐらい値引きしてもらいたいか?と言うのを伝える必要があります。
例えば、「後●万円安くなれば、毎月のローンを払ってもやっていけそう」とか、「頭金を●万円入れたいけど、今の価格では無理」など、しっかりと理由を言った上で値引き出来ないか聞くようにしてください。
そうすると、ディーラー系中古車販売スタッフであっても「そんな理由なら何とかしてあげたいな・・・」とか「●万円ぐらいなら、どこかの部分をカットすれば値下げ出来るかも・・・」と親身になって考えてくれます。
昔のようにお客様は神様で安くしないと絶対に買わない!なんて横柄な態度の客に親身になって値下げ交渉に応じてくれるところは少なくなっているのです。
交渉のコツ2.カットしてもらいやすい費用を事前に理解しておく
尚、どうしても値引きが難しいようなら、車両本体ではなく他の部分での値下げ交渉をしてみるのも、ディーラー系中古車購入の際には良いのではないかと思います。
基本的に中古車を購入すると、ディーラー系の場合見積もりの中に、納車費用や車庫証明の代行費用などが含まれている場合があります。
多少面倒かもしれませんが、これらの費用は、自分ですればカットしてもらえるので、必ず交渉してみてください。
車両本体から値引きが難しくても、このようにカットしてもらいやすい費用を把握しておくと交渉もスムーズに行く場合があります。
交渉のコツ3.値下げ以上に価値のあるオプションを頼んでみる
車両本体の値引きも厳しく、ある程度諸経費の中でもカット出来る所はカットしてもらったとしても「まだやっぱり高いし、購入するにはひと押し欲しいな・・・」と考えるかもしれません。
そんな時にオススメなのが、値下げではなく、オプションを頼んでみる事です。
例えば、他の車の下取り時などにあまったパーツや部品などがあれば、それらをオプションとして付けてもらえる場合もあります。
ホイール、ナビ、タイヤ、オイル交換などとりあえず「何か付けることは出来ないか?」と聞いてみるのもお得に購入する一つのテクニックとなります。
交渉のコツ4.あと少し値引きしてくれたら即決すると言う
『値下げしてくれたら買いますよ』という言葉は、中古車ディーラーの営業マンを動かす大きな力を持っています。
もちろん無理な値引き額はNGですが、前項の『値引きしてもらいたい理由』と共に購入する決意を示せれば効果は高いはずです。
また、中古車ディーラーが車を売りたい時期に購入を検討するのも一つの手。
例えば中古車が売れないと言われる4〜5月、そして月末などに商談を持ち掛けてもいいかもしれません。
交渉のコツ5.傷を見つけたら修復してもらう
買う意思を明確にする前に傷を指摘するのではなく、購入意思をある程度固めたうえで『傷の修復』を依頼するのも効果的です。
中古車ディーラーの場合、値引きを嫌がる傾向にあります。
しかし、その値引きを嫌がるだけでは購入してもらえないので、購入者に対して他のメリットを提案することもあります。
つまり、傷は修復するから値引きは勘弁という状態に持ち込むことで将来かかる修復費用を浮かせるのが狙いです。
もし、この方法を使うのであれば走行距離や年式だけではなく、あらゆるところをチェックしておくことが大切!
中古車を購入する際にチェックしておきたいポイントを以下にまとめましたので参考にして下さい。
中古車を購入する際のチェックポイント!
- 外装・・・ボディの傷やへこみ
- 内装・・・傷や汚れ、シートのシミやヘタリなど
- タイヤ・・・減り具合(溝の深さ)、パーツの劣化具合など
- におい・・・車内に嫌なにおいが残っていないか
- エアコン・・・効き具合、エアコン作動時のにおいなど
- エンジン・・・異音や振動、かかり具合
- 電装品・・・正常に作動するか
ディーラー系中古車は基本的にしっかりと点検やメンテナンスが行われていますが、修復してもらえそうな部分があれば交渉材料としても使えるので、念のためしっかりとチェックしておきましょう。
交渉のコツ6.消耗品などを新品に換えてもらう
車の部品、オイル、エレメント、ベルトなど消耗品を新品に換えてもらうのも中古車をお得に買う方法の一つ、ワイパーゴムやウォッシャー液補充などもいいかもしれませんね。
こちらも先ほどの傷の修復同様に将来的な出費を削減することができます。
値引き出来ないからといって諦めたらダメ!そのまま購入することを考えればかなりお得だと思います。
もちろん、『値引きしないんだからこれくらいしてよ!』という乱暴な言い方はダメです。
『値引きは諦めます、その代わり●●の交換だけお願いできますか?』など、お願いする気持ちで丁寧に交渉してください。
ディーラー系で中古車を購入した93人にアンケート!値引きはいくらぐらいできた?
ここまでディーラー系中古車の値引きについてご紹介してきましたが、本当に値引き出来るの?と思ってませんか。
確かに中古車ディーラーは値引きが難しいと言われているのは事実かもしれません。
そこで当サイトは『5年以内に中古車を購入した93人』を対象にディーラー系中古車に関するアンケート(2018年11月5日実施)を実施しました。
ディーラー系中古車を購入した人の中で実際に値引きに成功した人は何%?
参加した93人には『街の中古車販売店、ディーラー、ネットの中古車販売店、その他』で答えてもらいました。
その結果、まずディーラーを選んだのは93人中34人、全体の約3分の1の人がディーラーから中古車を購入しています。
次に、ディーラーから購入した人で値引きに成功した人は何人いるのかというと、
値引き交渉 | 人数 | 割合 |
---|---|---|
値引きに成功した人 | 25人 | 約73.5% |
値引き出来なかった人 | 9人 | 約26.5% |
※下取り額の上乗せなども『値引き』としてカウントしています。
上記のように約7割にあたる25人もの方が中古車の値引きに成功しています。
『ディーラー系中古車はあまり値引き出来ない』という意見が一般的なのでこの結果に驚いたのではないでしょうか?
ただ、全体的に見ると街の中古車販売店に比べると購入する人は少ないので、ディーラーは新車購入というイメージが強いのかもしれません。
値引きに成功した人はいくらぐらいの値引きに成功した?
次に値引きに成功した25人に実際の値引き額を聞いてみました。
回答があった中で最大値引額は20万円、最小値引額は2万円です。
同時にどんな中古車が値引き対象だったのかも掲載しています。
中古車の値引金額 | メーカー名 | 車種 |
---|---|---|
20万円 | メルセデスベンツ | Bクラス |
ホンダ | オデッセイアプソルート | |
トヨタ | シエンタ | |
18万円 | スズキ | ワゴンR |
17万円 | 日産 | ノート |
15万円 | トヨタ | エクスファイア |
BMW | X3 | |
10万円 | ダイハツ | タント |
フィアット | 500X | |
日産 | デュアリス | |
ホンダ | Nbox | |
6万円 | トヨタ | カムリ |
5万円 | スバル | フォレスター |
スズキ | バンテッド | |
フォルクスワーゲン | ゴルフ | |
4万円 | 日産 | セレナ |
3万円 |
マツダ | アクセラ |
ホンダ | ライフ | |
日産 | デイズ | |
スズキ | アルト | |
トヨタ | シエンタ | |
2万円 | ホンダ | ダンク |
ホンダ | CR-Z |
※有効回答数は25人中23人です
中古車で20万円の値引きって驚きですよね。ちなみに一番人数の多かった値引き額は3万円で5人、そして10万円(4人)、20万円&5万円(3人ずつ)と続きます。
ディーラー中古車の値引きに成功した人に交渉術を聞いてみた。
値引きした人の交渉術を一度にご紹介したいところですが、値引最高額20万円を達成した3人の交渉術を知りたくないですか?
そこで、20万円値引きしてもらった3人の交渉内容を見てみると、
● ネット価格を伝えその日に契約すると伝える
● 最初に予算を伝える
● ボディの傷を指摘する
このような内容でした。
ネット価格は事前に調べないといけませんし、ボディの傷はその時発見する必要がありますが、最初に予算を伝えるというのは結構簡単だと思います。
ただ一つアドバイスするとすれば、予算を正直に言うのではなく本来の予算から10万円マイナスくらいを目安に伝えた方が有利な交渉ができると思います。
そして、その他には、
● 親族、友人、知人の知り合いや紹介
● 値引き出来ない分、オプションを付けてもらう
● 今日買う、次も買うと自分の意思をはっきりする
● もう少し安くなりませんか?と正直に言う
● 端数を切り下げるようにお願いする
● 車検やメンテナンスパックを付けて値引きをお願いする
● 下取り額を増やしてもらう
上記のような回答がありました。
こうやって見ると『あの手、この手で・・・』って感じですよね。
皆さん同じ状況下で値引き交渉した訳ではなので、あくまで参考になってしまうと思いますが、出来る限り多くの交渉術を知っておくことはいざという時に役立つと思います。
ディーラー系中古車って安心できる?!認定中古車を購入するメリットとデメリット
ディーラー認定中古車という言葉を聞いただけでも、良い車ってイメージがありますよね。
確かに中古車って前オーナー情報の全てを把握できるわけではないのでディーラーのお墨付きは心強いと思います。
でも、本当にディーラー系中古車って良いところだけなのでしょうか?
そこで、ディーラーの認定中古車を購入する際のメリットとデメリットをまとめてみました。
ディーラーで販売されている認定中古車を購入するメリット
価格が高いというイメージのあるディーラー系中古車ですが、街の中古車販売店では叶えられないメリットがあることを忘れてはいけません。
ディーラー系中古車ならディーラー特有の保証を受けられる
もし、ディーラーで認定中古車を購入するのであればディーラーが提供する高度な保証を受けることも可能です。
実際どのような保証が受けられるのか、トヨタとアウディの保証内容を見てみましょう。
ロングラン保証!トヨタの認定中古車
≪画像引用:GAZOO.com≫
トヨタ自動車が運営するGAZOO.comでは、『走行距離無制限1年間無料保証』が付いています。
全国約5,000ヵ所のトヨタテクノショップで保証修理を受けることが可能、更に、最長3年まで保証期間を延長することもできます。
≪画像引用:GAZOO.com≫
充実の保証制度!アウディの認定中古車
≪画像引用:アウディジャパン≫
アウディの認定中古車には、保証期間が異なる3つのグレードが設定されています。
最低でも1年間の保証期間があり、グレードによっては最長7年まで保証期間を延長することができます。
エンジンなどの車の主要部品から、ナビやエアコンなどの快適装備まで幅広い保証が可能、全国にあるアウディのサービス工場で無償修理を受けることができます。
≪画像引用:アウディジャパン≫
また、保証期間終了後も1カ月以内なら、パワーステアリング、ブレーキ、タイヤ、バッテリーなどの無料点検も行っています。(※修理が必要な場合は自己負担)
中古車の質が良い
ディーラー中古車の最大の売りは『高品質』や『信用』です。したがってディーラーの負担が増えるような粗悪な中古車は売りには出しません。
だからとって100%故障がないという訳ではありませんから、その点は前述の通り保証でしっかりカバーしています。
中古車のサポートやメンテンナンスが充実
街の中古車販売店の場合、購入後のメンテナンスや点検を行わない『売りっぱなし』も多く見受けられます。
しかし、ディーラーで中古車を買えばサポートやメンテナンスは充実していますから、ちょっと気になったところがあれば嫌な顔をせずしっかり見てくれます。
新車、中古車限らず車は経年劣化していくものです。こういった小さなメンテナンスは結果的に購入した車を長持ちさせることに繋がっています。
ディーラーで販売されている認定中古車を購入するデメリット
認定中古車は、一見ディーラーお墨付きや安心の保証といいところばかりなのでデメリットなんて無いように思えます。
しかし、認定中古車だから大丈夫という思い込みは逆にデメリットを生み出すこともあります。
ディーラー認定中古車は価格が高い
認定中古車の場合、販売価格だけではなく整備費用や点検費用など全てにおいて高い傾向にあります。
確かに『ディーラーの確かなメンテナンス』を受けられることは大きなメリットです。
しかし、これから先の維持費はどうなのか?と考えた時は、金銭的なデメリットも感じてしまいます。
値引き交渉が難しい
当ページで値引き交渉のコツをご紹介していますが、基本的に値引きは難しいと思っておいた方が良いでしょう。
しかも、値引き対象は『認定中古車』です。試乗車や未使用車、そして展示車であれば更に値引きは難しいかもしれません。
昔のように強引な値引き交渉をしてもほとんど意味はありません。
あまりにも強引な発言をすれば『他のお店で買ってください』と言われてしまいます。
認定中古車でも故障はする
ディーラー一押し認定車といっても絶対に故障しないわけではありません。
もちろん、販売時は問題ない状態で売っていると思いますが、経年劣化も含め故障を起こす可能性は十分あります。
また、以前のオーナー次第といった面もあるので、ディーラーの認定中古車だから絶対に大丈夫とは考えない方が良いでしょう。
認定中古車の取り寄せは可能?取り寄せる際の注意点
自分が希望する中古車がすぐに見つかればいいですが、近隣のディーラーでは販売されていない場合もあります。
遠方まで行けばあるのは分かっているけど、なかなか店舗まで行く時間がないという人もいるでしょう。
そういった場合に、ディーラーで認定中古車を取り寄せてもらう事はできるのか?また、取り寄せる場合の注意点についてご紹介します。
店舗にない認定中古車も取り寄せてくれる?
ディーラーによっては、店舗にない認定中古車を取り寄せてもらう事も可能です。
例えば、トヨタの公式中古車情報サイトでは取り寄せサービスも行っていて、取り寄せ可能な車両には『お取り寄せ車両』の目印がされています。
WEBサイトで確認し、希望する車に以下のようなマークが付いていれば、近くの店舗から取り寄せてもらう事が可能です。
≪画像引用:GAZOO.com≫
トヨタ以外のメーカーでも同じようなサービスを実施している所もあり、同系列のディーラーへの取り寄せなら対応してくれる場合が多いです。
ただ、車両によっては取り寄せ不可の場合もあるようなので事前に確認が必要です。
また、同系列のディーラーでも販売店同士が別会社となる場合もあります。
そういった場合は、取り寄せにあまり協力的でなかったり、店舗によっては取り寄せができない所もあります。
認定中古車の取り寄せで注意したい事
認定中古車を近くの店舗で取り寄せする場合には、いくつか注意したい点があります。
取り寄せ費用がかかる
遠方から車を取り寄せるとなると、車購入時に必要となる車体費用や諸費用とは別に、陸送費や運搬費といった車を運ぶための費用が必要になってきます。
費用の相場は運ぶ地域や距離によって異なりますが、およそ2万円〜10万円くらいになります。
また、陸送費や運搬費以外にも、他県ナンバーの車を購入する場合は『他府県登録費用』なども発生します。
現車確認ができない
取り寄せ車両は注文後に輸送され、近くの店舗で受け取ることになるので、基本的に注文前に現車確認をすることができません。
写真で確認することはできますが、外装の細かい傷やへこみ、内装の汚れやシートのへたり具合などもわかりづらくなります。
いくら認定中古車とは言え、購入する車を自分の目でしっかりと確認できないのは、取り寄せのデメリットと言えるでしょう。
そのため、遠方であっても出来るだけ実際に見に行く方がいいですが、どうしても無理な場合は、細かい部分に関しても写真を撮って送ってもらう、気になる部分は店舗に問い合わせるなどして、注文前にしっかりと確認しておきましょう。
キャンセルすると費用が発生する場合がある
遠方からの取り寄せでは、納車後のキャンセルや返品に費用が発生する可能性があります。
納車前で車両の運搬がまだ行われていない状況なら、無料でキャンセルできることもありますが、すでに運搬が始まっている場合では難しくなります。
自己都合でのキャンセルや返品となると、往復分の輸送費やキャンセル料などが発生する可能性が高くなります。
キャンセル可能な期間や費用が発生するかなどについては、取り寄せしてもらう前に、販売店側にしっかりと確認しておきましょう。
トヨタやアウディの認定中古車を安く購入するコツと方法!
『ディーラーの認定中古車は安心できるけど高い・・・』というのが一般的なイメージなので、どうしたら安く購入できるのかと悩む人も多いのではないでしょうか?
そんな人にオススメしたいのが『事前のリサーチ』、ネット上の各自動車メーカーが運営している中古車情報サイトを見て相場を確認しておけば、値引き交渉を有利に進めることができるはずです。
STEP1.まずは各自動車メーカーの中古車検索サイトで相場をチェック!
ディーラー系中古車を安く購入するには、まず『市場調査』から始め自分の欲しい車がいくらぐらいなのかを事前にチェックしておくことが大切です。
例えば、以下の様な自動車メーカー直営サイトがオススメ、ここでは登録している中古車や認定車を一度に見ることが可能です。
GAZOO.com(トヨタ)
こちらはトヨタ公式中古車情報サイト、掲載されている中古車は約45,000台(2021年12月調べ)とかなりのボリュームです。
もちろん、日産やホンダなどの国産車はもちろんのこと、メルセデスベンツやフォルクスワーゲンといったトヨタのディーラーには置いてない外車も掲載されています。
各中古車の価格を簡単に調べることができるので、ディーラーで値引き交渉する前に下調べしておきたいところです。
アウディジャパン(Audi)
Audiが運営する中古車サイト、Audi独自の基準をクリアした認定中古車をさらに認定資格を持つエキスパートが100項目にもおよぶ精密な点検と整備を実施し、それをクリアした品質の高い車だけが販売されています。
充実した保証内容と、新車納車日から3年間無料で利用できる『24時間緊急サポートサービス』など購入後のサポート体制も万全です。
こちらのサイトでは、Audi認定中古車を取り扱う販売店を検索することが可能、郵便番号や現在地などから近くの販売店を探すことができます。
GET−U(日産)
日産自動車が運営している中古車専門サイトです。
在庫台数は約16,000台(2021年12月調べ)で、トヨタ、ホンダ、三菱、ダイハツなど他のメーカー車種も探すことができます。
サイト内には保証が充実した認定中古車や近隣の中古車ディーラーに展示していないものまであるので、まずはあなたの希望する車種を選び認定中古車を含めた相場をチェックしておけば『ネットでは●●万円のものもあったけど・・・』といった値引き交渉の武器になります。
ホンダ U-Select(ホンダ)
ホンダが直営している中古車情報サイトで登録台数は約16,000台(2021年12月調べ)、認定中古車や充実した保証についても詳しく掲載されています。
もし、お近くにホンダ U-Selectがあるようでしたら、まず公式中古車情報サイトをチェックした上でディーラーに向かうようにしましょう。
U‐CATCH(ダイハツ)
約13,000台(2021年12月調べ)を掲載しているダイハツの公式中古車サイトです。
ダイハツなので『ほとんど軽自動車かな?』と思っているかもしれませんが、他の自動車メーカーにもしっかり対応しており、人気のコンパクトカーやSUVなども探すことが可能です。
近年、軽自動車は価格が高いのでディーラーに向かう前にチェックしておきたいところです。
U`s STATION Mobility(スズキ)
ワゴンRなどが人気のスズキ公式中古車検索サイトです。登録台数は2021年12月時点で約9,500台になっています。
他のメーカー車も掲載されていますが、ディーラーでスズキ中古車、あるいはメンテナンスが付いているスズキプレミアム認定中古車などを購入したい人向けです。
SUGDAS(スバル)
スバル公式の認定中古車サイトです。掲載台数は2021年12月時点で約2,400台、インプレッサやフォレスターなどのスバル車がメインになっています。
『ディーラーに行ってもなかなか展示していない』という中古車を探すときや、希望する車の価格相場を調べてから値引き交渉したいという人にはオススメです。
U‐car Search(マツダ)
デミオ、アクセラ、CX−5といったマツダ車をメインにした中古車検索サイトです。
2021年12月時点の登録台数は約5000台で、全国のマツダ販売店で取り扱っている中古車を掲載しているので、お近くのディーラーにないマツダ車を見つけることが可能です。
今現在、希望する中古車が決まっているなら、サイトで価格相場をチェックして値引きの目安となる金額を確認しておきましょう。
ヤナセ認定中古車(ヤナセ)
ヤナセが運営しているディーラー系中古車検索サイトで、メルセデスベンツ、BMW、アウディ、AMG、フォルクスワーゲン、ボルボなど多数の輸入車を掲載しています。
初めて輸入車を検討している人だと、輸入中古車の相場は分からないと思います。
そういった時はヤナセの検索サイトなどを利用して価格相場を確認してから、値引き交渉などに挑むと良いかもしれません。
STEP2.実際に近くのディーラーで欲しい車があるかをチェック!
さて、問題なのはここからどうやってほしい車を安く購入するかです。
いきなりディーラーに行き『安くしてほしい!』というのも良いと思いますが、どうせならスムーズな値引き交渉にしていきたいものです。
そこで、まずやっておきたいのはお近くのディーラーに行き欲しい車があるのかをチェックすることです。
もし、そこにあったとしたら次はSTEP1の中古車検索サイトを使い同じ車の価格相場を調べます。
調べた価格が、中古車検索サイトと比べて明らかに高いのであれば、ネット価格を引き合いに出せるので値引き交渉がしやすくなります。
また、値引きが難しい場合は、
● オプションの追加
● 消耗品の交換
● 小さな傷などの補修
をお願いしてもいいかもしれません。
目的は『ディーラーが値引き交渉に応じやすい環境作り』であり、『あそこは●●万円だったんだけど・・・』と値引きを切り出しやすい状況を作り出すことにあります。
分かりやすく図にすると、
こういった流れになります。
もちろん、中古車検索サイトの価格が店頭価格より大幅に安かったとしても傲慢な態度は良くありません。
交渉は丁寧に行い、納得できそうなら『値引きしてくれれば即決する』くらいの真剣な気持ちで向き合ってください。
STEP3.ネットの中古車お探しサービスを利用する!
お近くのディーラーに希望する車がない、値引き交渉するのは苦手だ、値引き交渉に応じてくれないと言う人は、ネット上の『ズバット車販売』のような中古車お探しサービスもオススメです。
ズバット車販売は、他の中古車検索サイトと違って必要情報を入力するだけで希望する車を車探しのプロが、無料で代わりに探してくれるサービスです。
≪出典:ズバット車販売≫
入力情報は以下の様に意外と簡単!入力後、担当スタッフによるヒアリングを行い、あとは連絡を待つだけで非公開車両を含む中古車から条件にあった車を提案してくれます。
≪出典:ズバット車販売≫
また、ディーラー系中古車を安く購入するために利用する訳ですから、入力する予算はディーラー中古車より安くしておくことが大切。
更に担当者とのヒアリングでは、ディーラー認定中古車や保証ありなど、あなたが求めている条件全てを伝えてきましょう。
こういったサービスを利用すれば、難しい値引き交渉をせずに希望する金額のディーラー系中古車を探すことは可能です。
ただし、『ズバット車販売』のようなサービスを利用しても、必ずあなたの希望する価格のディーラー系認定中古車や保証付き中古車が見つかるとは限りません。
そのため、急いでいる人やどうしてもディーラー系中古車が欲しい人は値引きに執着せず、今乗っている車を高く売るという方向にシフトした方が良いかもしれません。
値引き交渉が上手く行かなくても大丈夫!確実に安く購入する3つの方法♪
もともと値引き幅が少ない認定中古車ですから、これまでご紹介してきた方法でも、値引き交渉が上手くいかない場合もあるでしょう。
しかし、希望する認定中古車を安く購入する方法は『値引き交渉』だけではありません!
最後に、値引き交渉以外で認定中古車を安く購入する方法についてご紹介します。
【初級編】今乗っている車の査定額を確認し売却も検討する!
車の買い替えの場合、無理に購入する車の値引き交渉をしなくても、今乗っている車(下取り車)を高く売ることができれば結果的に安く購入することが可能です。
そして、車を高く売りたいならディーラーでの下取りではなく買取りがオススメ!
基本的に、ディーラーの下取り額が買取り額を上回ることはなく、査定額に驚くほど差が出る場合もあります。
まずは、ネットから簡単に利用できる『車買取専門サイト』で、今現在乗っている車の査定額を確認してみましょう。
電話1本で完了!話題の買取サービス『カーネクスト』
CMでも話題のカーネクストは、『車を手軽に、高額で売りたい人』が利用している日本最大級の車買取専門サイトです。
カーネクストの特徴
- たった20秒無料で利用可能
- 提携自動車関連事業者は1000社以上
- 年間取扱件数10万件以上、47都道府県に対応
- 引き取りから売却に関する面倒な手続きも全て無料で代行
- 自動車税の還付手続きも無料代行、還付金も受け取れる
- どんな車でも0円以上の買取保証!
- 来店不要、電話1本で査定から契約まで可能
≪出典:カーネクスト≫
車一括査定サイトを利用するとありがちな、複数社からの営業電話や面倒な実車査定なども一切ありません。
また、国内だけでなく海外など幅広い販売ルートを持っているため高額査定にも期待できます。
今乗っている車も思っている以上に高い査定額が付く可能性があるため、損しない為にも、まずはカーネクストで査定額を確認しておくのがオススメです。
【中級編】認定中古車を指定して探してもらう!
続いては、前項でも少しご紹介しましたが、希望する認定中古車を指定して探してもらうという方法です。
中古車お探しサービスでは、欲しい車の条件を細かく指定する事が可能、自分が希望する金額でお目当ての車が見つかれば、値引き交渉をする必要もありませんよね。
ただ、簡単に見つかるとは言い切れないため、出来る限り多くの中古車を取り扱う大手の中古車サービスを利用したいところです。
ガリバーが運営する中古車無料お探しサービス
『ズバット車販売』
≪出典:ズバット車販売≫
ズバット車販売は、大手中古車販売店のガリバーが運営する中古車無料お探しサービスです。
ネットから無料で簡単に登録が可能、欲しい車の条件と個人情報を入力しておけば、自分の希望条件に合った車を探してもらえます。
≪出典:ズバット車販売≫
ズバット車販売の特徴
- たった35秒で簡単!登録無料
- 毎日約500台入荷
- 累計販売台数100万台
- ネットでは掲載されない非公開車両からの紹介も可能
- 希望の車が見つかれば無料で仲介
- 保証や返品などのサービスも充実
ズバット車販売では、ネット上では掲載されていない『非公開車両』の中からも紹介してもらえるため、自分の希望する金額に合った車が見つかる可能性大!
また、保証やサービスが充実している点も、中古車を購入する上で大きなメリットと言えます。
≪出典:ズバット車販売≫
手軽にお得な認定中古車を見つけるにはズバット車販売の利用がオススメです!
【上級編】一括査定で愛車を最高額で買い取って貰う!
認定中古車を確実に安く購入したい人には、『車買取一括査定サービス』を利用して今乗っている車を買取りに出すのがオススメです!
【初級編】でも少し触れましたが、一括査定を利用すると、複数社とのやり取り(営業電話や実車査定など)に対応しなければならないというデメリットはあります。
ただ、本気で車を高く売りたいなら、やはり複数社に査定を依頼し、最も高い査定額を出してくれた買取業者に買い取ってもらうのが確実です。
愛車の概算価格もすぐに分かる!高額査定が期待できる『ナビクル』
≪出典:ナビクル≫
こちらのナビクルは、大手中古車販売店の『ガリバー』や『アップル』などの一流企業も提携している車買取一括査定サイトです。
ナビクルの特徴
- 完全無料!たった45秒で申込み完了
- 申し込み後すぐに概算価格が分かる
- 最大10社の査定依頼が可能
- 利用実績400万件以上
- 提携している企業な車雑誌やテレビCMなどでも有名な一流企業ばかり
≪出典:ナビクル≫
ネットから無料で簡単に申し込みが完了、愛車の買取相場もすぐに知る事ができます。
実際にナビクルを利用した人の買取事例を見ても分かるように、買取業者によって査定額に大きな差が出る場合があります。
≪出典:ナビクル≫
最大10社からの査定見積もりが可能なナビクルなら、相場より高い査定額での買取りにも期待が持てます!
愛車を最高額で買い取ってもらってお得に認定中古車を購入したいならナビクルの利用がオススメです!
今回はトヨタやアウディなど認定中古車の値引き交渉のコツをテーマにすすめてきましたが、いかがだったでしょうか?
ディーラー系中古車には認定や保証が付いているので確かに魅力的ですが、その反面一般の中古車販売店に比べると値引き交渉は難しいのが現実です。
問題なのは、どう安く買うか?だと思います。最後にご紹介したように、値引きが無理なら売却や下取り額を増やすのも一つの手です。
こういった買取や下取りも視野に入れておくと、ディーラー系中古車を安く購入できるチャンスが広がるかもしれませんよ。
※一緒によく読まれている「関連ページ」
少しでも安く購入したいと思っている人にとって値引き出来るのか?は気になるところですよね。中古車の値引き相場と目安について、限界はどれくらいか?や値引き額の目標についてなど詳しく調べました
新車に比べると値引き交渉が難しいとされる中古車の値下げ交渉、うまく安くしてもらうコツはあるのでしょうか?中古車の購入が始めてであったり、久しぶりに車の買い替えを検討しているならこちらの記事がオススメ。