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ディーラーの中古車は系列の他店から取り寄せられますが、輸送費は購入者の負担で、金額は車両と距離ごとに見積もりで決まります。
トヨタ・日産・ホンダの公式の案内と知恵袋の相談をもとに、費用の考え方と契約前の注意点をまとめました。

欲しい中古車が県外のディーラーにあります。近くの店に取り寄せてもらうと、いくらかかるのでしょうか。

メーカー公式の中古車サイトには、車両ごとに輸送費の目安が出ているものがあります。ただし取り寄せは注文の後に運ぶ仕組みなので、実車を見てから決めることは基本的にできません。
📌 この記事でわかること
● 取り寄せの流れと、公式サイトで輸送費の目安を調べる方法
● 支払総額に入っていない費用
● 取り寄せた後に「買わない」ができるかどうか
● トヨタ・日産・ホンダの取り寄せの違い
● 費用を抑えるために見積もりで確認すること
ディーラーの中古車取り寄せ費用の基礎知識と注意点


取り寄せの費用は「サイトに出ている支払総額+輸送費」で考えます。支払総額は店頭で受け取る場合の金額だという点を、最初に押さえておきましょう。
メーカー系のディーラーは、公式の中古車検索サイトで全国の在庫を公開しています。
そこで見つけた車を最寄りの店舗で買えるようにしたのが、取り寄せの仕組みです。
中古車は取り寄せできる?取り寄せにかかる時間は?

取り寄せはできます。トヨタは「お取り寄せ車両」として、全国の店頭在庫を最寄りの店で商談・購入できるサービスを用意しています。
● 1. 公式サイトでお取り寄せ車両を選ぶ
● 2. 最寄りの店舗をWEBか電話で選んで問い合わせる
● 3. 店舗で商談する
● 4. 注文する
● 5. 車が輸送される
● 6. 店舗で受け取る
かかる日数は、公式サイトに目安の記載がありません。
輸送の日数に加えて登録の手続きがあるため、納車の見込み日は商談のときに確認してください。
📎 参考: トヨタ公式 – トヨタ認定中古車 お取り寄せ車両
取り寄せ費用はいくらかかる?

取り寄せ費用に全国共通の料金表は無く、車両の場所と受け取る店舗の距離で変わります。
トヨタのお取り寄せ車両には1台ごとに「参考輸送費」が表示されていますが、参考価格のため実際の金額は店舗で確認する形です。
金額の感覚をつかむ材料として、知恵袋の回答を1件紹介します。
他県から中古車を取り寄せるときの輸送費を尋ねた質問です。ベストアンサーは、同じ距離でも出発地と目的地で大きく変わるので業者に聞かないと分からないとし、大都市の間は積み合わせの便があるぶん距離の割に安いと説明していました(2025年7月の投稿)。
個人の回答なので、金額は見積書で確かめてください。
予約なしでも対応してもらえる?

問い合わせはWEBか電話でできますが、商談の前に車を押さえておくことはできません。
トヨタは「お取り置き」を断っており、商談までの間に他の人が契約して売約済みになることがあると案内しています。
気になる車を見つけたら、次の3点を早めに店舗へ聞いてください。
● その車を最寄りの店舗へ取り寄せられるか
● 輸送費を含めた総額はいくらか
● 注文の時点で前金が必要か
知恵袋での利用者の声

知恵袋では、取り寄せの費用と、依頼した後のキャンセルについての相談が目立ちます。
日産の認定中古車を東北から関東へ取り寄せられるか、費用はいくらかという質問です。業界関係者を名乗る回答者は、取り寄せは珍しいことではなく、陸送費は5万円ほどと答えていました(2022年8月の投稿)。
トヨタの認定中古車の県外からの取り寄せを口頭で頼んだあと、書類にサインする前にやめたくなったという相談です。販売店に問い合わせた結果、現車を見てから判断してよいことになったと質問者が報告しています(2022年5月の投稿)。
2件目のような対応は店舗ごとの判断です。頼む前に、キャンセルの扱いを確かめておくと行き違いを防げます。
取り寄せできない場合の理由

公式の案内から分かる「取り寄せできない場合」は、主に次の3つです。
| 理由 | 公式の案内 |
|---|---|
| 先に売れてしまった | 商談の前に他の人が契約し、売約済みになることがある(トヨタ) |
| 店舗が取り扱っていない | お取り寄せ車両を扱っていない販売店が一部にある(トヨタ) |
| 対象の車ではない | 取り寄せの対象は、U-Selectなどを運営する販売店が公開している在庫(ホンダ) |
日産は、希望の車がある販売店と近くの販売店との相談になると案内しています。まず近くの中古車取り扱い店に聞いてください。
トヨタ認定中古車の費用目安

トヨタ認定中古車の取り寄せ費用は、車両ページの「参考輸送費」で目安を確認できます。
一律の金額は公表されておらず、注文のときに輸送費に当たる額を前金で求められる場合があります。
| 項目 | トヨタ認定中古車の内容 |
|---|---|
| 取り寄せの対象 | お取り寄せ車両は全てトヨタ認定中古車(修復歴なし) |
| 保証 | ロングラン保証:1年間・走行距離無制限 |
| 保証修理を受けられる場所 | 全国約4,500か所のトヨタの店 |
| 輸送費 | 購入者の負担。車両ごとに参考輸送費を表示 |
保証修理は全国の店で受けられるので、遠くの県から取り寄せた車でも、修理は近くの店に任せられます。
📎 参考: トヨタ公式 – トヨタ認定中古車について
日産ディーラーでの取り寄せ事例

日産は、遠くの販売店にある車でも買えるとしたうえで、運搬費用は「お客さま負担となる場合もある」と案内しています。
金額の目安は公式サイトに無く、近くの中古車取り扱い販売店への相談が窓口です。
日産の認定中古車は最大104項目の点検・整備を行い、1年間・走行距離無制限の無料保証が付きます。
プレミアム認定中古車は、初度登録から5年未満などの条件を満たした車で、無料保証が2年間です。
ホンダディーラーでの探し方

ホンダは公式の中古車検索サイトで探します。2020年9月17日から、全国のHonda Carsの在庫を最寄りの店に取り寄せて買える「お取り寄せ車両」が始まりました。
| 区分 | 主な基準 | 無料保証 |
|---|---|---|
| U-Select | Honda車・修復歴なし・車両状態証明書付き | 1年・走行距離無制限 |
| U-Select Premium | 年式5年未満・走行5万km未満・評価点4点以上 | 2年・走行距離無制限 |
サイトに出ている支払総額には、店頭以外への納車費用や、販売店の管轄外で登録する場合の費用が入っていません。取り寄せの総額は店舗に確認してください。
車を売る・乗り換える予定がある方へ
査定サービスは、連絡が来る社数(1社~最大30社)と仕組みがそれぞれ違います。申し込む前に違いを確認しておくと安心です。
ディーラーの中古車取り寄せ費用を抑える方法と契約の流れ


費用を抑える近道は、輸送費を含めた総額を書面でもらい、近くの在庫と比べることです。契約がいつ成立するかも、サインの前に確認しましょう。
ここからは、県外からの費用、キャンセル、販売店との違い、値引きの順に見ていきます。
県外から取り寄せるときの費用

県外から取り寄せるときは、輸送費のほかに、登録する地域が変わることによる費用が加わる場合があります。
中古車の価格表示は2023年10月1日から「支払総額」になりましたが、これは県内で登録し、店頭で受け取る場合の金額です。
| 費用 | 支払総額に入るか |
|---|---|
| 車両価格 | 入る |
| 保険料・税金・登録の手続き代行費用 | 入る |
| 管轄外(県外など)で登録する費用 | 入らない |
| 店頭以外への納車費用 | 入らない |
見積もりは「支払総額+輸送費+管轄外の登録費用」の合計で比べてください。
取り寄せ後に買わないことはできる?

取り寄せた車を見てから「買わない」と決めることは、基本的にできません。
トヨタの案内では、車の輸送は注文の後で、注文の前に実車を確認することはできないとされています。
契約を取り消せるかどうかは、契約が成立しているかで変わります。
自動車公正取引協議会によると、業界の標準的な注文書では「登録・修理などへの着手・引き渡し」のうち最も早い日が成立日です。
⚠️ 注意
「署名・捺印で成立」とする約款を使う販売店もあります。成立後の取り消しには販売店の合意が必要で、キャンセル料の話し合いになります。
キャンセル料を求められたときは、内訳と根拠の説明を受けてください。実際の損害を超える額に応じる必要はないと同協議会は説明しています。
ディーラーと販売店はどちらが安い?中古車販売店との違い

どちらが安いかを示す公的なデータはなく、輸送費はディーラーでも販売店でも購入者の負担です。
違いが出るのは、取り寄せられる範囲と保証の中身です。
| 比べる点 | メーカー系ディーラー | 中古車販売店(ガリバーの例) |
|---|---|---|
| 取り寄せられる車 | 系列の販売店が公開している認定中古車など | 全国490以上の店舗の在庫 |
| 輸送費 | 購入者の負担(トヨタは参考輸送費を表示) | 有償 |
| 保証 | メーカー系の無料保証(トヨタ・日産・ホンダは1年・走行距離無制限) | 保証と返品制度を最寄りの店舗で利用できる |
ガリバーは、陸送費の目安を隣の都道府県で4万~7万円ほど、複数の都道府県をまたぐ場合で8万~11万円ほどと案内しています。
値引き交渉はできる?

値引きできるかどうかは、公式サイトに記載がありません。取り寄せの車は、近くの在庫より交渉が難しいという声があります。
県外からトヨタ認定中古車を取り寄せるときに値引きできるかという質問です。ベストアンサーは、価格を決められるのは車を持っている店舗で、受け取る側の店では交渉しにくいと説明しており、値引きより用品のサービスを頼むほうが現実的という回答もありました(2024年7月の投稿)。
金額そのものより、総額を下げる工夫が現実的です。
● 同じ条件の車が県内や隣の県に無いか、先に探す
● 輸送費を含めた総額の見積もりを書面でもらう
● 不要なオプションや有料の保証延長が入っていないか見直す
まとめ:ディーラーの中古車取り寄せ費用と選び方のポイント

ディーラーの中古車取り寄せは、輸送費が購入者の負担で、金額は車両と距離ごとの見積もりで決まります。
● トヨタ・日産・ホンダとも、系列の他店の在庫を最寄りの店舗で買える
● トヨタは車両ごとに参考輸送費を表示している
● 支払総額に、輸送費と管轄外の登録費用は入っていない
● 輸送は注文の後なので、注文の前に実車は見られない
● 取り置きはできず、先に契約した人が優先される
気になる車を見つけたら、輸送費込みの総額・納車の見込み日・キャンセルの扱いの3点を、注文書にサインする前に書面で確かめてください。
📚 参考文献・出典
・Honda公式 – Honda認定中古車 U-Select
※ 本記事は上記の公式・公的な公表情報をもとに作成しています。料金や条件は変わることがあるため、契約前に店舗で確認してください。
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