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センチュリーの中古が安く見えるのは、掲載車の約6割が1997年~2017年の先代で、走行距離の長い車が安い価格帯を占めているためです。
トヨタ公式の価格・仕様と、中古車情報サイトの掲載価格(2026年10月6日時点)をもとに、価格の内訳と維持にかかる費用を整理しました。

センチュリーの中古車が100万円台で売られているのを見ました。新車は2,000万円を超えるのに、なぜこんなに安いのでしょうか。

100万円台で並んでいるのは、20年前後たった先代で走行距離も長い車です。現行型は中古でも860万円からなので、世代を分けて見るのが第一歩です。
📌 この記事でわかること
● 世代ごとの新車価格と中古車の掲載価格
● 安い価格帯に並ぶ車の年式と走行距離
● 購入前に確認する表示項目と販売店の選び方
● SUVタイプのセンチュリーの価格
● 自動車税や燃費など、維持にかかる費用
センチュリー中古が安い理由と注意点を理解する


安いかどうかは、どの世代の何年式を見ているかで変わります。まず公式の新車価格と、中古車サイトの掲載価格を並べて確認しましょう。
センチュリーには、1997年~2017年の先代(V型12気筒)と、2018年に登場した現行型(V型8気筒ハイブリッド)があります。
中古車サイトの安い価格帯に並ぶのは、ほぼ先代です。
センチュリーの中古、安い理由とは何か?

安く見える理由は、掲載されている車の多くが先代で、その中に走行距離の長い車が多いことです。
カーセンサーの掲載103台のうち、61台が1997年4月~2017年2月のモデルでした(2026年10月6日時点)。
中古センチュリーの価格帯と下落率
| 世代 | 新車時の価格 | 中古車の平均価格(カーセンサー・2026年10月6日時点) |
|---|---|---|
| 現行(2018年6月~) | 1,960万円(2018年の発売時)~2,300万円(現在) | 1,468.3万円(価格帯は860万~5,980万円) |
| 先代(1997年4月~2017年2月) | 925万円~約1,254万円 | 296.8万円 |
| 初代(1982年10月~1997年3月) | ― | 238.5万円 |
先代の平均296.8万円は、当時の新車価格の3分の1以下です。
一方、現行型は新車価格を上回る掲載もあり、世代によって値動きがまったく違います。
安いセンチュリーが多い背景
背景は年式と走行距離です。カーセンサーの相場表では、103台のうち62台が2012年式以前でした。
支払総額の安い順に並べると、上位10台は全て1997年~2006年式で、走行距離は12.3万km~28万kmです。
最も安い車は2000年式・走行17.6万kmで、車両本体120万円・支払総額125万円でした(2026年10月6日時点)。
📎 参考: カーセンサー – センチュリーの中古車(安い順)
実際に購入した人の声
先代を日常の足として買った人のクチコミで、存在感、内装の質感、V12エンジンの静かさを高く評価しています。一方で、車の重さと取り回し、燃費の悪さは折り合いをつけてから買うよう勧めていました(申告燃費7.2km/L・2023年2月の投稿)。
まとめとしての視点
価格が低いのは先代の古い年式・多走行の車で、現行型は中古でも860万円からです。
買う前に、見ている車がどの世代で、何年式・何kmなのかを必ず確かめてください。
購入時に注意すべきポイント

注意点は、表示されている販売条件と車の状態を、自分の目と書類で確かめることです。
自動車公正取引協議会は、販売店で確認する項目を公表しています。
チェックすべき主要ポイント
● 保証が付いているか、付いていないか
● 過去の使用者の点検整備記録簿があるか
● 納車前に整備をしてくれるか
● 初度登録の年月と走行距離
● 修復歴があるか、ないか
同協議会は、走行距離計と点検整備記録簿を見比べて確認するよう勧めています。
注意点を理解した上での購入判断
安い価格帯の車は、走行距離が10万kmを大きく超えています。
カーセンサーの安い順の上位10台には、修復歴ありの車も1台含まれていました。
複数の店を比べるときは、車両本体価格ではなく支払総額で比べてください。
信頼できる販売店選びのポイント
保証と点検の内容が公表されている店を選ぶと、買ったあとの見通しが立ちます。
トヨタ認定中古車は、次の内容を公式サイトで示しています。
| 項目 | トヨタ認定中古車の内容 |
|---|---|
| ロングラン保証 | 1年間・走行距離無制限。全国約4,500か所のトヨタ販売店で修理できる(保証期間は販売店により異なる) |
| 車両検査証明書 | 検査員が総合評価と内外装の状態を確認して公開 |
| 点検整備 | 約60項目。オイルなどの消耗部品は事前に交換 |
| 修復歴 | 骨格部分を修復した車は対象外 |
| ハイブリッド保証 | 初度登録から10年目まで、または3年間の長い方(走行20万km以内) |
📎 参考: トヨタ公式 – トヨタ認定中古車
リスクを避けるためのコツ
契約の前に、実車を見て試乗することです。
自動車公正取引協議会は、エンジンをかけ、シートに触れ、試乗して状態を確かめるよう勧めています。
● 保証の範囲と期間を書面で受け取る
● 点検整備記録簿で、過去の整備と走行距離を確かめる
● 自動車税と燃料代を、買う前に計算しておく
中古専門店での購入メリットとデメリット

ここでは、メーカー系の認定中古車を扱う店を「専門店」として説明します。
メリットは状態と保証が明示されること、デメリットは選べる台数が少ないことです。
専門店で購入する主なメリット
● 修復歴のある車が対象外になっている
● 検査員による車両検査証明書が公開されている
● 保証修理を全国のトヨタ販売店で受けられる
● 現行型(ハイブリッド)はハイブリッド保証の対象になる
専門店での購入時に注意したい点
トヨタ公式は、保証期間は販売店によって異なるとしています。同じ認定中古車でも、契約前に期間を確認してください。
台数の少なさにも注意が必要です。カーセンサーに掲載されている現行型は全国で33台でした(2026年10月6日時点)。
色や仕様を選べる余地は小さく、価格を比べる相手も限られます。
実際の購入者の体験例
専門店で買った人の体験として、出典を示せる投稿は見つかりませんでした。購入を検討している人の相談を紹介します。
約100万円の黒い中古センチュリーを検討している人の相談です。選ばれた回答は、最も重いのは排気量による自動車税で、サイズの合う安いタイヤが少なく、維持費はコンパクトカーの約3倍になると説明していました(2024年8月の投稿)。
SUV中古の価格相場と選び方のコツ

センチュリーには、2023年9月に追加されたSUVタイプのモデルがあります。
セダンとは価格もパワートレーンも別物なので、分けて確認します。
SUV中古車の平均価格相場
| 項目 | センチュリー(セダン) | センチュリー(SUVタイプ) |
|---|---|---|
| 新車価格 | 2,300万円 | 2,500万円(2023年9月の発表時) |
| パワートレーン | 5.0L V型8気筒ハイブリッド | 3.5L V型6気筒プラグインハイブリッド |
| 乗車定員 | 5名 | 4名 |
| 月販の基準・目標 | 50台(2018年の発表時) | 30台 |
カーセンサーでは、SUVタイプもセンチュリーの掲載に含まれています。
車両本体5,980万円のSUVタイプが掲載されており、新車価格を大きく上回っていました(2026年10月6日時点)。
SUVタイプだけの平均価格は公表されていないため、相場は掲載車を1台ずつ見て判断します。
中古SUVを選ぶ際のポイント
● 新車価格と比べて、いくら上乗せされているかを確かめる
● プラグインハイブリッドなので、自宅で充電できるかを考える
● 乗車定員は4名。家族で使うなら人数を確かめる
● メーカー保証の残りと、継承の手続きを販売店に聞く
実際の購入者の傾向
SUVタイプの購入者の傾向を示す公的な統計は見当たりません。
分かっているのは、月販の基準台数が30台という、台数の少なさだけです。
中古SUV選びの総合的なコツ
新車より高い車を買うことになる場合があるので、支払総額・保証・点検整備記録簿の3点を必ず比べてください。
車の値段が下がりやすい理由

中古車の価格は、年式が古くなり走行距離が延びるほど下がります。
センチュリーの掲載データでも、同じ傾向が確認できます。
車の価格が下がるメカニズム
| 要因 | センチュリーの掲載データで分かること |
|---|---|
| 年式 | 2012年式以前が103台中62台。安い順の上位10台は全て2006年式以前 |
| 走行距離 | 安い順の上位10台は12.3万km~28万km |
| 世代交代 | 2018年に21年ぶりのフルモデルチェンジ。先代の平均は296.8万円、現行は1,468.3万円 |
高級車の下落傾向とセンチュリーの特徴
他の高級車との下落率の比較は、同じ条件で比べられる公的な統計が無いため載せていません。
センチュリーの特徴は、世代による差の大きさです。
先代は新車価格の3分の1以下が平均ですが、現行型の平均は1,468.3万円で、2018年の新車価格1,960万円の約75%にあたります。
実際の事例と注意点
カーセンサーの安い順の1ページ目で確認できた27台は、走行距離が10.7万km~28万kmで、4台が修復歴ありでした(2026年10月6日時点)。
走行10万km未満の車は、この価格帯には1台もありませんでした。
⚠️ 注意
掲載価格は日々変わります。ここに書いた金額は2026年10月6日時点のもので、買うときは必ず最新の掲載と実車で確認してください。
総括
値段が低い車には、年式と走行距離という理由があります。価格だけでなく、その車の年式・距離・整備の記録を合わせて見てください。
車を売る・乗り換える予定がある方へ
査定サービスは、連絡が来る社数(1社~最大30社)と仕組みがそれぞれ違います。申し込む前に違いを確認しておくと安心です。
センチュリー中古を賢く購入し維持する方法


買える価格でも、税金と燃料代は毎年かかります。車両価格より先に、1年でいくらかかるかを計算しておくと失敗しにくくなります。
ここからは、台数の少なさ、弱点、維持費、手放すときの考え方を順に確認します。
センチュリーが買えない理由と入手の難しさ

新車は、価格が2,300万円で、生産台数も少ない車です。
トヨタは2018年のフルモデルチェンジで、月販目標を50台と発表しています。
購入が難しい主な理由
● 新車価格が2,300万円(セダン)
● 月販目標は50台(2018年の発表時)
● 現行型の中古車は、カーセンサーの掲載で全国33台
公式サイトの価格・グレードのページに、購入の条件は書かれていません。新車を検討する場合は、販売店に問い合わせて確認してください。
弱点は何?中古購入で知っておきたいこと

クチコミで最も評価が低いのは維持費です。
カーセンサーのクチコミ111件の平均は、総合4.0点に対して維持費が2.9点でした。
よくある不具合と注意点
トヨタ公式に、不具合の多い箇所をまとめた資料はありません。
リコールの対象かどうかは、トヨタ公式のリコール検索で車台番号から調べられます。
エアサスペンションが壊れた場合の修理費を尋ねる質問に、4本で50万円を超えるという回答が1件付いています(2022年2月の投稿)。
1人の回答なので、金額は参考程度にしてください。実際の修理費は、買う前に販売店かトヨタの販売店で見積もりを取るのが確実です。
📎 参考: トヨタ公式 – リコール等情報
購入前チェックリスト
● 車高が左右・前後で傾いていないか
● 窓・シート・エアコンなど電装品が全て動くか
● 点検整備記録簿があるか
● ガラスのふちや下回りにさびが無いか
● 保証の範囲に足回りと電装品が含まれるか
維持費と長期所有の負担

毎年必ずかかるのは自動車税で、総排気量5.0Lのセンチュリーは年88,000円(2019年10月以降の登録は87,000円)です。
これに燃料代・車検・保険が加わります。
年間維持費の目安
| 項目 | 先代(1997年~2017年) | 現行(2018年~) |
|---|---|---|
| 自動車税 | 88,000円。初回登録から13年を超えたガソリン車はおおむね15%の重課 | 87,000円または88,000円。ハイブリッド車は重課の対象外 |
| カタログ燃費 | 7.6km/L(JC08モード・2014年~2017年のモデル) | 11.2km/L(WLTCモード・現在のモデル) |
| 車検・保険 | 公式の目安なし。見積もりで確認 | 公式の目安なし。見積もりで確認 |
燃料代は「年間の走行距離÷燃費×ガソリン単価」で計算できます。
年1万km走る場合、先代は約1,316L、現行は約893Lのガソリンが必要です。
📎 参考: 東京都主税局 – 自動車税
維持費を抑えるコツ
● 先代を買うなら、13年超の重課を含めた税額で計算する
● 年間の走行距離から、燃料代を先に計算する
● 保証付きの車を選び、保証の対象外になる部品を確かめる
● 車検と修理の見積もりは、複数の工場で取る
実際の所有者の声
中古センチュリーの維持費を尋ねる質問に、税金は毎年10万円くらい、車検は2年に1回10万円くらいで、エアサスやエアコンのような大きな修理は10万円単位になるという回答が付いています(2014年7月の投稿)。
10年以上前の投稿で、金額は回答者個人の感覚です。今の税額は上の表で確認してください。
維持できない場合の対策や中古での選び方の工夫

維持が重いと感じたら、走る距離を減らすか、手放すかの2択になります。
買う段階で世代を選ぶことが、いちばん効く対策です。
維持が難しいと感じたときの主な対策
● 年間の走行距離を減らし、燃料代を抑える
● 車検の前に、車検費用と売却額を比べる
● 売るなら、自動車税がかかる4月1日より前に名義変更を終える
維持負担を抑える中古選びの工夫
| 選び方 | 良い点 | 注意点 |
|---|---|---|
| 現行型(ハイブリッド) | 燃費が良く、自動車税の重課が無い | 中古でも860万円から |
| 先代(V型12気筒) | 平均296.8万円で、100万円台の掲載もある | 燃費7.6km/L。13年超は自動車税が重課される |
車両価格の安さと、毎年の負担の軽さは別の話です。両方を足した金額で比べてください。
センチュリーに実際に乗っている人の声と体験談

カーセンサーのクチコミから、先代と現行型の投稿を1件ずつ要約して紹介します。
先代の後期型を1年所有した人のクチコミです。ナビや安全装備の古さ、リアガラスのふちのさび、ブレーキの甘さを挙げ、総合評価は3点でした(申告燃費6.5km/L・2022年6月の投稿)。
現行型の所有者のクチコミです。ハイブリッドになって燃費が上がり、後席のシートの機能も進化したと評価する一方、エンジンがかかったときの音は先代のV12より大きく感じると書かれていました(2022年8月の投稿)。
よく見られる所有者の感想
カーセンサーのクチコミ111件の項目別の平均点は次のとおりです(2026年10月6日時点)。
| 項目 | 平均点(5点満点) |
|---|---|
| 居住性 | 4.2 |
| デザイン | 4.1 |
| 走行性 | 3.9 |
| 積載性・運転のしやすさ | 各3.7 |
| 維持費 | 2.9 |
居住性とデザインの評価が高く、維持費だけが3点を下回っています。
📎 参考: カーセンサー – センチュリーのクチコミ一覧
まとめ:センチュリー中古が安い理由と購入・維持のポイント

センチュリーの中古で安いのは、年式が古く走行距離の長い先代です。現行型は中古でも860万円からで、安くはありません。
● カーセンサーの平均価格は、先代296.8万円・現行1,468.3万円(2026年10月6日時点)
● 安い順の上位10台は、全て2006年式以前・走行12万km以上
● 自動車税は年88,000円。13年を超えた先代はおおむね15%重くなる
● クチコミで最も点が低いのは維持費(2.9点)
● 保証・整備記録簿・修復歴を確認し、支払総額で比べる
買う前に、車両価格に加えて1年分の税金と燃料代を計算し、払い続けられるかを確かめてください。
📚 参考文献・出典
※ 本記事は上記の公式な公表情報と、中古車情報サイトの2026年10月6日時点の掲載内容をもとに作成しています。価格・税額・保証の条件は変わるため、購入前に各公式ページと販売店で確認してください。
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