車を友達に売る方法まとめ!名義変更や売却に必要な書類は?
ヤフオクやガリバーフリマなどのサービスを利用して個人間で自動車売買をするケースとは別に、「車を友達に売る」あるいは「友達から車を買う」という完全な個人売買を行うケースもありますよね。
もしそういった予定がある場合には、以下の様な点も気になってくるのではないでしょうか。
● 「車を友達に売るためには、どういう手続きが必要?」
● 「友達同士で車の売買をする場合に注意しておきたいことは?」
● 「車を友達にあげる場合は、どんな手続きが必要?」
そこで今回は、友達同士での車の個人売買の際にお役立ていただける情報をまとめていきます。興味がある方は、是非チェックしてみてくださいね。
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車を売却する際の見積もりの取り方を分かりやすく4つのステップに分けて解説!高く売る為の売却方法や買い取り価格相場の調べ方なども紹介しているので、これから愛車の売却を考えている方は是非参考にしてくださいね。
車を売却する際には、”知っておくだけで得をする事”が沢山あります。初めて車を売る時には色々な不安がよぎりますので、今回は車売却時の注意点に関してまとめました。ちょっとでも高く売りたい!売った後に後悔したくない!と言う気持ちがあるようでしたら、是非最後までチェックしておいてくださいね。
車を友達に売る場合、あげる場合の手続きや必要書類!
車を友達に売ったり、タダであげたりする場合でも、手続きや各種書類の記載は必要です。
手順をきちんと踏んでおかないと、友達同士であっても後々にトラブルになる可能性があるため、必ず知っておきましょう。
友人に車を売るとき、譲るときの流れはそれぞれ次のとおりです。
友人に売る、譲るだけといっても、やっておかなければいけない手順は意外とたくさんあります。順番にご説明していきましょう。
車の状態を確認する
車を売るとき、重要なのが現在の車の状態です。
友達に売るほどではない状態の車だと、「車を友達にあげる」ということもあります。
それによってはどちらが処理にかかる料金を負担するのか?ということにもつながってくるので、まずは今の車の状態が「故障などはないか」「購入から何年経っているか」「自動車税や保険はどうなっているか」といった面を中心に確認しておくようにしましょう。
車の売却価格を決める
友人に車を売る場合は、事前にある程度、売却価格を決めておかなければなりません。
友人だからと安く売りすぎると、後々トラブルにつながることもあります。
自分も相手も納得するためには、時間があれば前もって中古車屋などで、車を売ったときの金額を見積もっておいてもらうと目安にしやすいです。
契約書を交わす
友人同士の売却、譲渡だと契約書を書かずにそのまま車を渡したいところではありますが、渡した後の責任やトラブルを考えると、契約書を交わしておいた方が安心です。
契約書を作る際は、店舗で車を購入するときと同じような項目を作っておき、お互いがしっかり署名・捺印をするようにしてください。
契約書については自動車売買契約書のテンプレートを利用することで簡単に作成できます。
必要書類をそろえる
車の売却でも譲渡でも書類を揃える必要があります。それぞれ必要な書類は次のとおりです。
売却側が用意する書類
● 自動車検査証
● 印鑑登録証明書(普通車の場合)
● 自賠責保険証明書
● 自動車税納税証明書
● 実印(軽自動車は認印可)
● リサイクル券(預託済みの場合)
● 委任状(不要な場合あり)
購入側が用意する書類
● 印鑑登録証明書(普通車の場合)
● 車庫証明書
● 委任状(不要な場合あり)
1.【購入側】自動車保管場所証明書(車庫証明書)の準備
発行から1ヶ月以内の車庫証明書が必要になります。管轄の警察署にて申請手続きを行ってください。
2.【売却側・購入側】印鑑の準備
普通車の売買であれば、実印と発行から1ヶ月以内の印鑑証明書が必要になります。
軽自動車に関しては、認印を用意してください。
3.【売却側】自賠責保険証明書の準備
車検証と共に保管しているケースが多いですから、まずはそちらで確認しましょう。
もし紛失した場合は、保険会社もしくは保険代理店に連絡し、再発行手続きをします。
4.【売却側】譲渡証明書の準備
国土交通省Webサイトなどから書類をダウンロードし、作成してください。
5.【購入側or売却側】委任状の準備
陸運局での手続きを購入側と売却側の双方で行う場合は必要ありませんが、都合により片方が行けなくなった場合は委任状が必要です。
委任状も、国土交通省Webサイトなどからダウンロードできます。
6.【売却側】車検証等の準備
自動車検査証(車検証)、自賠責保険証明書、自動車税納税証明書を揃えます。
7.【売却側・購入側or売却側】陸運局にて手続き
上記の必要書類を揃えたら、陸運局にて手続きを行います。
陸運局では新たに移転登録申請書、自動車税・自動車取得税申告書を受け取る必要があります。
それら書類に記入が終わり、窓口で手数料納付書を購入しすべての書類が揃ったら、陸運局の窓口に提出してください。
なお、県を横断しての個人売買等でナンバープレートの変更が必要な場合は、陸運局に向かう当日、自動車もしくはナンバープレートを持ち込まなくてはならないので注意しましょう。
名義変更手続き
友達に車を売る場合も、譲る場合も、名義変更手続きが必要です。車の名義変更にはいくらかの費用が発生します。
ナンバープレートの変更が不要で自動車取得税もかからなければ、「5,000円程度」で名義変更を行うことができます。
この費用は譲渡の場合だと譲渡される側が負担するのがほとんどですが、金銭のやりとりが発生する場合はどちらが負担するのか判断が分かれる可能性がありますので、その点についても事前にしっかりと話し合っておきましょう。
ちなみに自動車取得税に関しては、基本的には高級車や年式が新しい車にかかってきます。
ですから友達同士での取引となるとほぼ自動車取得税はかからないと考えられますが、もし不安であればお住まいの都道府県のWebサイトにある自動車税の関連ページから電話などで問い合わせてみてください。
車の引き渡しと清算
名義変更まで完了したら、残りは車の引き渡しと精算です。
トラブルを避けるためには、車の引き渡しのタイミングと、精算のタイミングを同時に行うのがコツ。
気持ちの良い取引ができるよう、最後までしっかり手順を踏んで売買・譲渡を行いましょう。
友人や知人に車を売る場合の値段の決め方!
車を売る、譲る際の流れがわかったところで、重要なのが車の値段の決め方です。
友人同士の取引であっても、金銭が絡むとトラブルに発生しやすくなるため、お互いが納得する形で金額を決めると良いでしょう。
車を売る際の値段の決め方はいくつかあります。
買取価格の相場サイトで調べる方法!
一番手っ取り早いのが、ネットなどを利用して買取相場サイトで調べる方法です。
自分の車の型式や年数、状態と似た状況を探し、参考価格を割り出します。
ただ中古車買取業者の場合、買値よりも高く売り出していることが多いため、通常売るときよりも高めの額が出ることがあります。
査定士に査定してもらう方法!
確実に車の値段を見極めるのであれば、実際に買取店に査定に出すのがおすすめです。
プロに実際に査定をしてもらうことで、お互いが納得する金額を出すことができ、トラブルは少なくなります。
円満に売却額を決めるポイント!
実際に相場サイトや買取店を利用して、査定額を決定する場合、業者の利益が含まれていることがほとんどです。
業者によっては仲介手数料を大幅に上乗せしてくるところもあるので、ある程度差し引いた純粋な車の値段で取引してあげると良いでしょう。
また、車検の残りの払い分や、自動車税、自賠責保険といった、車に関わるお金のトラブルは事前に解決しておくのがおすすめです。
友達に車を譲る(あげる)場合の良くあるトラブル!
友達に車を譲る場合、一見ただ車を引き渡せば良いように思えますが、実はトラブルもよくある話。
下記のようなトラブルを引き起こさないよう、注意して取引を行いましょう。
分割払いはリスクが高い
「友達同士だから」と安易に分割払いを承諾すると、後にトラブルに発展する可能性があります。
きっちり期日どおりに支払ってくれると思っている友達でも、その通りに行動してくれるとは限りません。
こうしたトラブルを避けるためにも、友人間での個人売買では「現金での一括払い」を鉄則としておきましょう。
アフターフォローが面倒になることも
「甲(売り主)は瑕疵担保責任を負わない」といった文言が記載された契約書を交わしている場合は別として、売り主に瑕疵担保責任がある場合、アフターフォローが必要になることもあります。
契約書を交わしていないのなら「何か問題が起きても自己責任で」が通用するかもしれませんが、買い主に問題のない限りそういやって突き放せば友情にヒビが入る可能性もあります。
その結果アフターフォローが面倒になると、それもまた友情にちょっとした影を落としかねないものです。
安く売りすぎたことによるトラブル
車を友達に売るときには、相場価格よりも安く売ることがほとんどですが、あまりに安く売りすぎると売り主が損をしてしまいます。
上記のように車の個人売買にはそれなりに面倒な手続きを伴いますので、その労力に合わないほど安い価格設定はトラブルのもとですので避けましょう。
また、その反対に相場価格とほとんど変わらないほどの高値で売りつけるのも、友達同士という関係性を考えればトラブルのもとになりえます。
自動車税の支払いトラブル
自分が車を買い換えるときでさえ、トラブルが起こりやすい自動車税。
友達に車を渡したにもかかわらず、自分に自動車税の請求が来て困ってしまったというのは、よくあるトラブルです。
自動車税はどちらが払うのか?を含めて事前に決めておき、友人に支払いを任せるのであれば、譲渡であっても手続きをしっかり行うようにしましょう。
知り合いに車を売る場合のメリットとデメリット!
友人や知り合いに車を売ることには、メリットとデメリットが伴います。
軽い気持ちで売ってしまわないよう、メリット・デメリットそれぞれを把握した上で取引を行うようにしましょう。
知り合いに車を売るメリット!
まずは、知り合いに車を売るメリットから見ていきましょう。
実際の査定額よりも高く買ってくれる可能性がある
中古車業者や買取業者に車を売る際、手数料が引かれることがほとんど。
車の査定額の何%といった金額なので、額にするとかなり大きい金額引かれることがあります。
友人へ売る場合は、そういった手数料が発生することがないため、車を純粋な査定額で売ることができます。
知り合いが買ってくれるという安心感がある
車を売るには様々な手続きが発生し、それを行うために業者を見つけなければならない手間があります。
知り合いに売る場合は、直接話ができますし、きちんと買い取ってくれるという安心感があるのも大きなメリットです。
改造車でも売れる可能性がある
通常、改造車は買取価格が大幅に下る傾向にあります。
知り合いへ売る場合、理解ある友人であれば、そのままの値段で買い取ってくれる可能性もあります。
車を売るために改造車を元に戻そうという人もいますが、そういった必要もないので、手間なく車を譲ることができます。
知り合いに車を売るデメリット!
一方でデメリットも多いのが友人同士の取引のポイント。主なデメリットを見ていきましょう。
金銭面でのトラブルが発生しやすい
服や小物と違い、車は大きな買い物。特に友人に売ろうと思っている場合は、売却額や後々の税金、保険料などでトラブルになりやすいデメリットがあります。
友人同士だからと、気軽に取引をしてしまうと、後々「言った」「言わない」といったトラブルにもなってしまうため、知り合いだからこそ責任ある取引を行う必要があります。
車のメンテナンスが自己責任になる可能性も
車の状態がわからないまま友人に売ったり、譲ったりすると、重要な欠陥が見つかったなんてことも起こります。
特に長年乗っていた車を友人へ渡す場合は、事前にしっかり点検を行った上で渡さなければなりません。
重大な事故を防ぐためにも、車のメンテナンスはしっかり行っておく必要があります。
手続きが面倒
業者であれば慣れている手続きも、友人と行うとなればかなり面倒な作業になります。
冒頭に述べたように、友人同士の取引であっても書類での手続きは必須。
各書類を集めたり、記載して提出、金額を決めて…といったような様々な手続きが面倒だと感じる人は、友人同士での取引にあまり向いていないかもしれません。
車を友達に売るより買取業者に売る方が良いことも!
友人に車を売るのは手軽で安心できるかもしれませんが、その分トラブルも起こりやすいデメリットがあります。
車の売買をきっかけに、友人関係が破綻した…なんてことにもなりかねないため、少しでも不安がある場合はいっそのこと買取業者に売ってしまったほうが良い場合もあります。
売却額が安いのではないか?と不安に感じているのであれば、買取一括査定をするのがおすすめ。
思っていた金額よりも、高い値段で売れることもあるので、まずは自分の車の金額を知るという意味でも、無料の車買取一括査定に出してみてはいかがでしょうか。
※一緒によく読まれている「関連ページ」
車を売却する際の見積もりの取り方を分かりやすく4つのステップに分けて解説!高く売る為の売却方法や買い取り価格相場の調べ方なども紹介しているので、これから愛車の売却を考えている方は是非参考にしてくださいね。
車を売却する際には、”知っておくだけで得をする事”が沢山あります。初めて車を売る時には色々な不安がよぎりますので、今回は車売却時の注意点に関してまとめました。ちょっとでも高く売りたい!売った後に後悔したくない!と言う気持ちがあるようでしたら、是非最後までチェックしておいてくださいね。