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車の維持費は月々いくら?大幅減税で高い維持費が安くなる?

車の維持費のうち、金額が決まっている税金と自賠責保険料は、軽自動車で年に約2.3万円、2,000ccクラスの普通車で年に約5.7万円です。
ここに任意保険・燃料・駐車場・整備の費用が加わるので、月々の額は住む場所と乗り方で大きく変わります。

初めて車を買おうと思っています。維持費が高いと聞きますが、毎月いくら見ておけばいいのか分かりません。

先に、国や都道府県が金額を決めている費用を押さえましょう。残りは自分の駐車場代・保険の見積もり・走る距離を当てはめれば計算できます。
📌 この記事でわかること
● 維持費の内訳と、金額が公的に決まっている費用
● 排気量と車の重さで変わる税金の額
● 軽自動車と普通車で、決まっている費用が年にいくら違うのか
● 住む場所や新車・中古車で差が出る項目
● 2019年以降に実際に決まった車の減税
車の維持費は高い?かかる費用の内訳や税金について


維持費は「金額が決まっているもの」と「人によって違うもの」の2つに分けると、見通しが立てやすくなります。
税金・保険・走るための費用・整備の順に、現行の金額と決まり方を見ていきます。数字は2026年10月6日に確認したものです。
車の維持費~税金関係~

車を持っている間にかかる税金は、毎年の自動車税(軽自動車税)と、車検のたびに納める自動車重量税の2つです。
買うときにかかっていた環境性能割は、2026年3月31日で廃止されました。
自動車税
自動車税(種別割)は、4月1日時点の持ち主に、排気量に応じてかかる税金です。
2019年10月1日以降に初めて登録された車は、それより前の車より税率が下がっています。
| 総排気量(自家用乗用車) | 2019年10月1日以降の登録 | 2019年9月30日以前の登録 |
|---|---|---|
| 1,000cc以下 | 25,000円 | 29,500円 |
| 1,000cc超~1,500cc以下 | 30,500円 | 34,500円 |
| 1,500cc超~2,000cc以下 | 36,000円 | 39,500円 |
| 2,000cc超~2,500cc以下 | 43,500円 | 45,000円 |
| 2,500cc超~3,000cc以下 | 50,000円 | 51,000円 |
| 3,000cc超~3,500cc以下 | 57,000円 | 58,000円 |
| 3,500cc超~4,000cc以下 | 65,500円 | 66,500円 |
| 4,000cc超~4,500cc以下 | 75,500円 | 76,500円 |
| 4,500cc超~6,000cc以下 | 87,000円 | 88,000円 |
| 6,000cc超 | 110,000円 | 111,000円 |
| 軽自動車(四輪・自家用乗用) | 10,800円 | ― |
年度の途中で登録した普通車は、登録の翌月から3月までの月割りで納めます。
東京都の案内では、初回の登録から13年を超えたガソリン車と11年を超えたディーゼル車は、税額がおおむね15%重くなります。
自動車重量税
自動車重量税は車の重さで決まり、車検のときに次の車検までの分をまとめて納めます。
登録から13年・18年がたつと税額が上がります。
| 車両重量(自家用乗用・2年分) | エコカー(本則税率) | 13年未満 | 13年経過 | 18年経過 |
|---|---|---|---|---|
| 軽自動車 | 5,000円 | 6,600円 | 8,200円 | 8,800円 |
| 0.5トン以下 | 5,000円 | 8,200円 | 11,400円 | 12,600円 |
| 0.5トン超~1トン以下 | 10,000円 | 16,400円 | 22,800円 | 25,200円 |
| 1トン超~1.5トン以下 | 15,000円 | 24,600円 | 34,200円 | 37,800円 |
| 1.5トン超~2トン以下 | 20,000円 | 32,800円 | 45,600円 | 50,400円 |
| 2トン超~2.5トン以下 | 25,000円 | 41,000円 | 57,000円 | 63,000円 |
| 2.5トン超~3トン以下 | 30,000円 | 49,200円 | 68,400円 | 75,600円 |
燃費のよい新車は、エコカー減税で初回の重量税が免税または25~75%軽くなります。
この減税は2028年4月30日まで延長され、2026年5月1日からは対象になる燃費基準が引き上げられました。
📎 参考: 国土交通省 – 自動車重量税額について
車の維持費~保険関係~

車の保険は、法律で加入が義務づけられている自賠責保険と、自分で選んで入る任意保険の2種類です。
自賠責保険
自賠責保険は、事故の相手のけがや死亡だけを補償する保険で、保険料は全国一律です(沖縄県と離島を除く)。
支払われる額には上限があり、傷害は120万円、死亡は3,000万円、介護が必要な後遺障害は最高4,000万円です。
| 契約期間 | 自家用乗用車 | 軽自動車 | 2026年11月1日以降に始まる契約 |
|---|---|---|---|
| 24か月(継続車検) | 17,650円 | 17,540円 | 乗用車18,560円・軽自動車18,660円 |
| 36か月(新車) | 23,690円 | 23,520円 | 乗用車24,690円・軽自動車24,830円 |
損害保険料率算出機構は2026年4月に料率の引き上げを届け出ており、11月1日以降に始まる契約から新しい保険料になります。
任意保険
任意保険は、自賠責保険の上限を超える賠償や、相手の車・物、自分のけがや車の損害に備える保険です。
| 補償 | 内容 |
|---|---|
| 対人賠償 | 相手を死傷させたとき、自賠責保険の上限を超える分を補う |
| 対物賠償 | 相手の車や物に与えた損害を補う |
| 人身傷害 | 自分や同乗者のけが・死亡を補う |
| 車両保険 | 自分の車の修理代を補う |
保険料は、年齢・等級・車の型式・使う目的・補償の内容で一人ずつ違います。
平均額を当てはめるより、自分の条件で2~3社の見積もりを取ったほうが正確です。
車の維持費~走るための費用関係~

走るための費用は、燃料代・駐車場代・高速料金の3つです。どれも乗り方と住む場所で額が変わります。
ガソリン代
資源エネルギー庁の調査では、レギュラーガソリンの全国平均は1リットル170.2円です(2026年9月28日調査)。
燃料代は「1年間に走る距離÷燃費×単価」で計算できます。
| 燃費(年1万km走る場合) | 1年の燃料代 | 1か月あたり |
|---|---|---|
| 15km/L | 113,467円 | 9,456円 |
| 20km/L | 85,100円 | 7,092円 |
| 25km/L | 68,080円 | 5,673円 |
価格は毎週月曜に調査され、水曜に公表されます。試算するときは最新の単価に置き換えてください。
駐車場代
自宅の敷地に置ければ0円で、月極駐車場を借りる場合は契約額がそのまま毎月の固定費になります。
都道府県ごとの平均を示した公的な統計は確認できなかったため、借りる予定の場所の募集額で計算してください。
高速料金
高速料金は使った分だけかかる費用で、ETCで払うと時間帯や曜日による割引があります。
NEXCO東日本の案内には、平日朝夕割引・休日割引・深夜割引などが載っています。
割引の条件は道路や車種で違うので、よく使う区間はNEXCOの料金検索で確かめておくと計算しやすくなります。
車の維持費~メンテナンス費用関係~

整備の費用は、車検のときにまとめてかかるものと、走った距離に応じてかかる消耗品に分かれます。
車検代
自家用の乗用車と軽自動車の車検は、新車が3年後、その後は2年ごとです。
費用は、どこで受けても同じ法定費用と、店ごとに違う点検・整備の費用の合計になります。
| 区分 | 中身 | 金額の決まり方 |
|---|---|---|
| 法定費用 | 自動車重量税・自賠責保険料・検査の手数料 | 国の基準で決まり、店による差は無い |
| 点検・整備の費用 | 24か月点検、代行手数料など | 店ごとに違う |
| 部品の交換 | ブレーキパッド、バッテリー、タイヤなど | 車の状態で変わる |
車検のほかにも、エンジンオイル・タイヤ・バッテリーの交換や、故障したときの修理代がかかります。
交換の時期は車の取扱説明書に書かれているので、その間隔で見積もりを取ると年間の額が出せます。
車を持っている人に、維持費を月にいくら払っているかを尋ねた質問です。回答は、軽自動車で年に約30万円(月2.5万円)、車検やタイヤ代まで平均して月3.5万円、燃料・保険・車検などで年に約33万円といった額で、駐車場代の有無で差が出ていました(2024年9月の投稿)。
車の維持費は月々いくら?月額や年間の維持費の相場目安


月々の額は、決まっている費用を先に出し、そこへ自分の条件を足して求めます。平均額だけを見て決めないようにしましょう。
総務省の家計調査では、二人以上の世帯の「自動車等関係費」は月平均28,355円でした(2025年)。
この額は車を持たない世帯も含めた平均で、車の購入費も入っています。
軽自動車と普通車の維持費の違い!
金額が決まっている費用だけを比べると、軽自動車は2,000ccクラスの普通車より年に約3.4万円安くなります。
| 1年あたり | 軽自動車 | 普通車(1,000cc以下・1トン以下) | 普通車(1,500cc超~2,000cc以下・1.5トン以下) |
|---|---|---|---|
| 自動車税・軽自動車税 | 10,800円 | 25,000円 | 36,000円 |
| 自動車重量税(2年分の半額) | 3,300円 | 8,200円 | 12,300円 |
| 自賠責保険料(24か月の半額) | 8,770円 | 8,825円 | 8,825円 |
| 合計 | 22,870円 | 42,025円 | 57,125円 |
| 1か月あたり | 1,906円 | 3,502円 | 4,760円 |
2019年10月以降に登録した13年未満の車で、エコカー減税が無い場合の試算です(当サイトの計算)。
ここに任意保険・燃料・駐車場・車検の整備代が加わります。
決まっている費用の差は月に3,000円弱で、月々の総額を左右するのは駐車場代と任意保険料、走る距離です。
ガソリン車とハイブリッド車の維持費の違い!

維持費で差が出るのは燃料代と、新車のときの自動車重量税です。毎年の自動車税は、排気量が同じなら同じ額です。
| 比べる点 | 内容 |
|---|---|
| 燃料代 | 年1万km・1L170.2円で、燃費20km/Lなら約8.5万円、30km/Lなら約5.7万円 |
| 自動車重量税 | 燃費基準の達成度で、新車時に免税または25~75%の軽減がある |
| 自動車税(種別割) | 税額がおおむね75%軽くなる特例の対象は、電気自動車・燃料電池車・プラグインハイブリッド車など |
| 自賠責保険料 | 同じ |
この燃費の差なら、燃料代の違いは年に約2.8万円です。
車両価格の差を燃料代で取り戻せるかは、1年に走る距離と乗る年数を当てはめて計算してください。
都内はやっぱり維持費が高い!?東京と地方での維持費の違い!

住む場所で差が出るのは駐車場代で、税金と自賠責保険料は全国どこでも同じです(自賠責は沖縄県と離島を除く)。
| 費用 | 地域による違い |
|---|---|
| 自動車税・自動車重量税 | 全国同じ |
| 自賠責保険料 | 沖縄県と離島を除いて同じ |
| ガソリン代 | 2026年9月28日調査で東京都171.0円、最も高い沖縄は180.0円、最も安い宮城県は163.2円 |
| 駐車場代 | 契約する場所ごとに違う。自宅に置ければかからない |
ガソリンの単価が17円違うと、年1万km・燃費15km/Lの車で年に約1.1万円の差になります。
月極駐車場の料金は1か月の差がそのまま12倍になるので、都市部ではここが一番大きな差になります。
新車と中古車による維持費の違い!

新車と中古車で変わるのは、登録した時期で決まる税金と、保証が残っているかどうかです。
税金はどれくらいかわる?
自動車税は、2019年9月30日以前に登録された中古車だと引き下げ前の税率になり、13年を超えると重くなります。
自動車重量税も13年・18年で上がるため、古い車ほど税金は高くなります。
| 税金 | 新車 | 中古車 |
|---|---|---|
| 自動車税(種別割) | 現行の税率 | 2019年9月30日以前の登録は旧税率。13年超はおおむね15%重い |
| 自動車重量税 | 燃費基準を満たせば初回が免税・軽減 | 13年経過・18年経過で税額が上がる |
| 環境性能割 | 2026年3月31日で廃止 | 同じく廃止 |
車検が残っている中古車は、次の車検まで自動車重量税と自賠責保険料の支払いがありません。
メンテナンス代はどれくらいかかる?
新車にはメーカーの保証が付き、トヨタの場合は一般保証が3年または6万km、特別保証が5年または10万kmです。
保証が切れた中古車は、故障したときの修理代が自己負担になります。
中古車を選ぶときは、販売店の保証の期間と対象の部品、点検整備記録簿があるかを確かめてください。
📎 参考: トヨタ公式 – 保証について
大幅減税で高すぎる車の維持費が安くなる?


2018年に自動車業界が求めていた減税は、その後いくつかが実現しました。今の制度がどうなっているかを確かめましょう。
2019年以降に決まった主な改正は次のとおりです。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 2019年10月1日 | 新しく登録する車の自動車税を年1,000~4,500円引き下げ。自動車取得税を廃止し、環境性能割を導入 |
| 2025年12月31日 | ガソリンにかかる税の上乗せ分(暫定税率・1Lあたり25.1円)を廃止 |
| 2026年3月31日 | 環境性能割を廃止 |
| 2026年5月1日 | エコカー減税を2年延長。対象になる燃費基準は引き上げ |
自動車税・軽自動車税の今後の形は、2027年度の税制改正で結論を出すとされています。
📎 参考: 国税庁 – 揮発油税等の特例税率の廃止について
大幅減税で高い車の維持費がこんなに下がる!
実際に下がった額は、自動車税で年に最大4,500円です。軽自動車税は10,800円のまま変わっていません。
| 改正 | 下がった額 |
|---|---|
| 自動車税(1,000cc以下) | 年29,500円 → 25,000円 |
| 自動車税(1,500cc超~2,000cc以下) | 年39,500円 → 36,000円 |
| ガソリンの暫定税率 | 1Lあたり25.1円(税率は53.8円 → 28.7円) |
| 環境性能割 | 取得価額の0~3%(軽自動車は0~2%)がかからなくなった |
資源エネルギー庁は、暫定税率の分は補助金で先に引き下げており、廃止の当日に店頭価格が大きく下がるわけではないと説明しています。
店頭の価格は原油の値段や為替でも動くため、いまの単価は毎週の調査結果で確かめてください。
車の維持費は、決まっている税金・自賠責保険料に、自分の駐車場代・任意保険料・燃料代・整備代を足して求めます。
● 自動車税は排気量、自動車重量税は車の重さと年数で決まる
● 自賠責保険料は2026年11月1日以降に始まる契約から上がる
● ガソリン代は「走る距離÷燃費×単価」で計算する
● 環境性能割は2026年3月31日で廃止されている
買う前に、駐車場の契約額と任意保険の見積もりを取り、1年分の合計を出してから車種を決めてください。
📚 参考文献・出典
・経済産業省 – 令和8年度税制改正(車体課税の抜本見直し)
・資源エネルギー庁 – ガソリンの暫定税率(当分の間税率)の廃止でガソリン代はどうなるの?
・総務省統計局 – 家計調査報告(家計収支編)2025年平均結果の概要
※ 本記事は上記の公的な公表情報と、出典を示した投稿をもとに作成しています(2026年10月6日確認)。税額・保険料・燃料の価格は改定されるため、最新の金額は各機関の案内で確認してください。
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