車盗難防止にGPSは意味ない?本当の効果と対策を徹底解説!

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車盗難防止にGPSは意味ない?本当の効果と対策を徹底解説!

GPSは車の盗難そのものを止める道具ではありませんが、盗まれたあとに位置を知る手段としては役に立ちます。

警察庁の統計とメーカー公式の説明をもとに、GPSでできること・できないことと、一緒に使いたい対策をまとめました。

悩見有造
悩見有造

盗難対策にGPSを付けようと調べていたら「意味ない」という声を見かけました。付けても無駄なのでしょうか。

編集長
編集長

無駄ではありませんが、GPSにできるのは位置を知らせるところまでです。鍵を開けさせない対策とは役割が違うので、分けて考えましょう。

📌 この記事でわかること

● GPSでできること・できないこと

● キーが無くても盗まれる手口と、警察庁の統計

● いま盗難が多い車種

● セコムとトヨタの追跡サービスの料金と条件

● エアタグを盗難対策に使うときの弱点

車盗難防止にGPSは意味ないのか?基礎知識と実態

車盗難防止にGPSは意味ないのか?基礎知識と実態

編集長
編集長

警察庁は盗難防止装置の一つとしてGPS追跡装置を挙げています。ただし単独ではなく、複数の対策と組み合わせるよう呼びかけています。

まず、盗難の件数と手口、狙われている車種を公的な資料で確認します。

GPSは意味ないって本当?

GPSは意味ないって本当?

意味が無いわけではなく、役割が「盗まれたあとの追跡」に限られます。ドアの解錠やエンジンの始動を止める働きはありません。

GPSでできることGPSでできないこと
車が動いたことをスマホなどへ知らせるドアの解錠やエンジンの始動を止める
盗まれた車のおおよその位置を調べる電源が切れた状態やバッテリー切れのときに位置を送る
警備員に現場へ向かってもらう(対応するサービスのみ)車を取り戻す(警備員は車両の確保まではしない)

警察庁によると、令和7年の自動車盗の認知件数は6,386件で、検挙率は37.3%でした。

盗まれた車の位置が早く分かることは、警察への届け出のときの手がかりになります。

キャンインベーダーはなぜ対策されにくいのか

キャンインベーダーはなぜ対策されにくいのか

キャンインベーダーが防ぎにくいのは、キーが手元に無くても、車の配線に機器をつないで解錠と始動ができてしまうためです。

手口警察の説明主な対策
CANインベーダー特殊な機器で電子制御ユニットに不正な信号を送り、ドアロックを解除してエンジンを始動させるハンドルロックなどの固定器具、対応した純正セキュリティ
リレーアタックスマートキーの微弱な電波を機器で中継し、解錠と始動を行うキーを玄関先に置かず、電波を遮断できるケースに入れる
キーの複製車内に侵入し、キープログラマーなどの機器でキーを複製する警報装置、確実な施錠

令和7年は、盗まれた車の77.8%がキーを付けていない状態でした。キーを電波遮断ケースに入れるだけでは、CANインベーダーは防げません。

トヨタは、CANインベーダーに対応するためにセキュリティ機能を追加する純正用品を用意しています。価格は17,050円(税込)からです。

日本で1番盗まれる車の車種は?

日本で1番盗まれる車の車種は?

令和7年にもっとも多く盗まれた車は、トヨタのランドクルーザーで1,177台です。警察庁が公表している上位は次のとおりです。

車名令和7年の盗難台数保有1,000台あたり
トヨタ ランドクルーザー1,177台3.5台
トヨタ プリウス424台0.2台
トヨタ アルファード303台0.4台
トヨタ ハイエース209台0.2台
レクサスRX209台1.7台
レクサスLX195台19.7台
トヨタ クラウン173台0.2台

台数ではランドクルーザーが突出し、保有台数に対する割合ではレクサスLXが高くなっています。

令和8年上半期のランドクルーザーは219台で、前年の同じ時期の765台から減りました。

日本損害保険協会の調査でも、保険金を支払った車両盗難でランドクルーザーが5年連続でもっとも多くなっています。

車の盗難対策に効果的な方法とは

車の盗難対策に効果的な方法とは

警察庁が呼びかけているのは、1つの対策に頼らず、複数を組み合わせることです。資料に挙がっている対策は次のとおりです。

● 短時間でも、窓を完全に閉めてドアをロックする

● 警報装置、ハンドルロックやホイールロック、GPS追跡装置を組み合わせる

● スマートキーは玄関先に置かず、電波を遮断できるケースに入れる

● 自宅の駐車場にセンサーライト・防犯カメラ・車止めポールを設置する

● 車種を特定されないよう、ボディカバーを掛ける

令和7年の自動車盗は、45.2%が一般住宅、27.9%が駐車場で起きています。自宅に止めているから安全、とは言えない数字です。

最強の盗難防止対策と組み合わせ方

最強の盗難防止対策と組み合わせ方

これ1つで防げるという対策は、公的な資料には示されていません。段階ごとに役割の違う対策を重ねるのが現実的です。

段階対策の例役割
近づかせないセンサーライト、防犯カメラ、車止めポール、ボディカバー狙う車に選ばれにくくする
動かさせないハンドルロック、ホイールロック、純正セキュリティ解錠されても持ち去るまでの時間を延ばす
気づく警報装置、スマホへの通知被害にすぐ気づく
追うGPS追跡装置、追跡サービス盗まれたあとの位置を知る

GPSは4つ目の「追う」を受け持つ道具です。上の3つと合わせて使うことで、役割がはっきりします。

車を売る・乗り換える予定がある方へ

査定サービスは、連絡が来る社数(1社~最大30社)と仕組みがそれぞれ違います。申し込む前に違いを確認しておくと安心です。

車盗難防止にGPSを活用する方法とおすすめサービス

車盗難防止にGPSを活用する方法とおすすめサービス

編集長
編集長

位置を知らせる道具は、通信回線を使うGPS端末と、近くのスマホを頼りにする紛失防止タグの2種類に分かれます。仕組みが違うので、できることも違います。

ここからは、公式ページで内容と料金を確認できたサービスと機器を紹介します。金額は2026年10月時点のものです。

盗難防止におすすめのGPSサービス

盗難防止におすすめのGPSサービス

車向けとして内容を公式ページで確認できたのは、セコムの「ココセコム」と、トヨタの「マイカーサーチPlus」です。順位ではなく、仕組みの違いで比べてください。

比べる点ココセコム(セコム)マイカーサーチPlus(トヨタ)
使える車端末を車に設置して使うT-Connectを契約した一部の対応車種
移動の検知監視モード中に移動を検知するとセコムへ自動で通報(くるま盗難監視)オートアラームの作動やエンジンの始動をスマホへ通知
位置の確認アプリやインターネットで確認要請するとオペレーターが位置を追跡
現場への急行要請すると緊急対処員が向かう(有料)要請すると警備員を派遣(1時間まで無料)

マイカーサーチPlusで位置の追跡や警備員の派遣を頼むには、オートアラームの発報か、警察への被害届の提出が必要です。

無料で使えるGPSはあるのか

無料で使えるGPSはあるのか

通信回線で位置を送り続けるGPSサービスで、費用がまったくかからないものは、公式ページでは確認できませんでした。

ココセコムは加入料金と月額の基本料金がかかり、マイカーサーチPlusも月払い220円(税込)の有料オプションです。

位置を送るには通信が必要なので、何らかの形で利用料が発生します。

セコムの「くるま盗難監視」は、条件の良い場所で車が約100m動いた時点で異常の信号を送る仕組みです。こうした見守りの部分に費用がかかっています。

月額無料で利用できるGPSサービス

月額無料で利用できるGPSサービス

月額がかからないのは、GPS端末ではなく、AirTagのような紛失防止タグです。

AirTagは自分で通信をせず、近くにあるAppleの機器がBluetoothの信号を拾って位置を届けます。Appleの製品ページに月額料金の記載はありません。

そのかわり、近くに対応する機器が無い場所では位置が更新されません。山の中や人の少ない保管場所に運ばれると、手がかりが途切れます。

📎 参考: Apple公式 – AirTag

Android向けGPSトラッカーの特徴

Android向けGPSトラッカーの特徴

Androidには、Googleの「Find Hub」に対応した紛失防止タグがあります。近くのAndroid端末のネットワークを使って位置を知らせる仕組みです。

対応するタグは、Chipolo・Motorola・Pebblebeeなどのメーカーから出ています。Androidの公式ページに対応製品の一覧があります。

Googleのヘルプによると、持ち主から離れたタグが自分と一緒に移動していると、Androidスマホに「不明なトラッキング アラート」が届きます。

対象はFind Hub対応のタグとAirTagで、車に隠したタグは盗んだ側のスマホにも知らされることになります。

GPSトラッカーとその選び方

GPSトラッカーとその選び方

選ぶときは、端末の性能よりも「動いたときに知らせてくれるか」と「電源が続くか」を先に確かめます。

● 車が動いたときに自動で通知が来るか、自分で位置を調べるだけか

● 電源は充電式か。何日ごとに充電が必要か

● 現場へ人が向かうサービスがあるか。料金は1回いくらか

● 加入料金と月額、解約時の扱い

セコムは注意事項として、本体の電源が切れているときやバッテリーが切れた状態ではサービスを受けられないとしています。

充電や電池交換が要らず、スマホからいつでも位置を見られる盗難対策用のGPSはあるかを尋ねた質問です。回答では、電源の要らないGPSは無く、月額のかかる見守りサービスを使うのが現実的という意見が出ていました(2025年4月の投稿)。

出典:Yahoo!知恵袋 – 電池や充電が要らない盗難対策用GPSはあるか

エアタグを使った盗難防止の効果

エアタグを使った盗難防止の効果

エアタグは、盗んだ相手に存在を知られやすいのが弱点です。持ち物を探すための道具で、追跡に悪用されないよう設計されているためです。

エアタグでできることエアタグの弱点
近くにAppleの機器があれば、位置が地図に出る他人のAirTagが紛れ込むと、iPhoneやAndroidスマホが検知してアラートを出す
電池は1年以上もち、交換できる持ち主から離れてしばらくたつと、動かされたときに音が鳴る
月額の記載がない車が動いたことを自動で知らせる仕組みではない

紛失防止タグを車に入れておけば盗難のとき役に立つかを尋ねた質問です。回答では、盗んだ側のiPhoneに通知が出るため慣れた相手には効きにくいが、すぐ外せない場所に置けば無駄ではない、という見方が示されていました(2024年1月の投稿)。

出典:Yahoo!知恵袋 – 紛失防止タグは車の盗難対策になるか

車にAirTagを何個付ければ安心かを尋ねた質問です。回答では、近くにあると警告が出るので個数を増やしても変わらず、ハンドルロックやキーの電波遮断を優先したほうがよいという意見でした(2026年3月の投稿)。

出典:Yahoo!知恵袋 – AirTagは車に何個付ければ安心か

セコムなど防犯サービスとの連携

セコムなど防犯サービスとの連携

防犯サービスを使うと、位置を調べるだけでなく、現場へ人に向かってもらえます。ココセコムの料金は次のとおりです。

項目料金(税込)
加入料金4,400円(インターネット申込)/4,950円(郵送申込)
基本料金月額1,320円
セコムくるま盗難監視月額880円を追加
位置の確認アプリ・インターネットは基本料金に含む。オペレーター対応は1回220円
セコムかけつけ1回11,000円(1時間を超えると1時間ごとに11,000円)

かけつけは、要請を受けて緊急対処員が端末のおおよその位置へ向かい、車を探すサービスです。

⚠️ 注意

警備員が車を取り返してくれるわけではありません。トヨタは公式ページで、警備員は車両の確保はせず、位置の追跡のみ行うと明記しています。

位置が分かったら、自分で現場へ行かず、警察に連絡してください。

まとめ:車盗難防止GPSは意味ないのか?効果的な使い方と併用すべき対策

まとめ:車盗難防止GPSは意味ないのか?効果的な使い方と併用すべき対策

GPSは盗難を止める道具ではなく、盗まれたあとに位置を知るための道具です。鍵を開けさせない・動かさせない対策と組み合わせて役に立ちます。

● 令和7年の自動車盗は6,386件で、77.8%がキーの無い状態で盗まれている

● 台数がもっとも多いのはランドクルーザーで、令和7年は1,177台

● 警察庁は、警報装置・固定器具・GPS追跡装置などの組み合わせを勧めている

● 通信するGPSサービスは有料。ココセコムは月額1,320円、マイカーサーチPlusは月220円

● エアタグは月額がかからないが、盗んだ側のスマホに検知されやすい

まず今の車に付けられる固定器具と警報装置を確かめ、そのうえで位置を知らせるサービスを足してください。

📚 参考文献・出典

・警察庁 – 自動車・二輪車盗難対策

・Android公式 – Find Hub に対応している追跡可能なタグとデバイス

※ 本記事は上記の公式・公的な公表情報をもとに作成しています。料金やサービス内容は変わることがあるため、申し込み前に各社の公式ページで確認してください。

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