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アイサイトと他社のシステムを徹底比較!トヨタ、マツダ、ホンダ

アイサイトと他社の運転支援システムは、衝突被害軽減ブレーキと先行車への追従という基本の機能が共通で、違いはセンサーの構成と作動する条件にあります。
各社の公式情報と、国の自動車アセスメントの結果をもとに整理しました。

スバルのアイサイトが気になっています。トヨタやホンダ、マツダの安全装備と何が違うのか知りたいです。

どの会社のものも自動運転ではなく、運転を助ける装置です。機能の有無と作動条件、公的な試験の結果を並べて見ていきましょう。
📌 この記事でわかること
● スバル・ホンダ・トヨタ・マツダが使っているセンサーの違い
● 衝突被害軽減ブレーキが作動する条件の各社の例
● 先行車に追従する機能が使える速度の範囲
● 国の自動車アセスメントで見た4社の評価
● 各社のシステムが苦手な場面と、手を離して走れる範囲
● 自動ブレーキが義務になった時期と中古車の確認点
アイサイトの性能を徹底比較!各社のポイントは?

名前は違っても、ねらいは「ぶつからないよう助ける」「車間を保つ」の2つです。作動条件は車種や年式で変わるので、公式の取扱説明書などに載っている例で確認します。
国土交通省は、衝突被害軽減ブレーキは完全に事故を防げるものではないとして、システムを過信しないよう呼びかけています。
スバルアイサイトの特徴や性能、ポイントは?
アイサイトは、ステレオカメラを中心に周囲を認識する運転支援システムです。
現行のものは、ステレオカメラに超広角の単眼カメラとレーダーを組み合わせています。
ステレオカメラ
左右2つのカメラで前方をとらえます。SUBARUは、単眼カメラを加えた現行のシステムを「3つの目」と説明しています。
プリクラッシュブレーキ
衝突の危険を検知するとまず注意をうながし、そのあとブレーキを制御して減速または停止させます。
アイサイト・ツーリングアシスト
高速道路や自動車専用道路で、アクセル・ブレーキ・ハンドルの操作を支援します。
上位の「アイサイトX」には、渋滞時(0km/h~約50km/h)のハンズオフ機能などが加わります。
📎 参考: SUBARU公式 – アイサイト
ホンダセンシングの特徴や性能、ポイントは?
Honda SENSINGは、アクセル・ブレーキ・ハンドルの操作を支援するシステムです。
全方位を検知する「Honda SENSING 360」を載せた車種もあります。
衝突軽減ブレーキ
フロントガラス上部のフロントワイドビューカメラで、前方の車・歩行者・自転車を検知します(ZR-Vの取扱説明書の場合)。
警告、軽いブレーキ、強いブレーキの3段階で作動します。
アダプティブ・クルーズ・コントロール(以下ACC)
先行車との車間を保ち、渋滞時は停車まで支援します。
アコードの取扱説明書には「自動運転システムではありません」と書かれています。
トヨタセーフティセンスの特徴や性能、ポイントは?
Toyota Safety Senseは、前方カメラと前方レーダーで周囲を検知します(ヤリスの取扱説明書の場合)。
自動ブレーキ(プリクラッシュセーフティシステム)
プリクラッシュセーフティ(PCS)は、車両・歩行者・自転車・自動二輪車を検知し、警報とブレーキで衝突の回避や被害の軽減を支援します。
追従ドライブ支援機能(レーダークルーズコントロール)
先行車との車間を保って走る機能で、ヤリスでは約30km/h以上で設定できます。
ほかにレーントレーシングアシスト(LTA)やロードサインアシスト(RSA)などがあります。
マツダアイアクティブセンス(i-ACTIVSENSE)の特徴や性能、ポイントは?
i-ACTIVSENSEは、フロントレーダーセンサーとフォワードセンシングカメラ(FSC)などで周囲を検知します。
スマート・シティ・ブレーキ・サポート(以下SCBS)
マツダのガイドブックでは、前方の衝突被害軽減ブレーキは「スマート・ブレーキ・サポート(SBS)」と「アドバンストSCBS」の名前で載っています。
SBSは前方車・歩行者・自転車・自動二輪車が対象です。
マツダレーダークルーズコントロール(以下MRCC)
高速道路や自動車専用道路で、アクセルとブレーキの操作を支援して車間を保ちます。
ハンドル操作も支援する「クルージング&トラフィック・サポート(CTS)」もあります。
アイサイトと他社システムの詳細を比較!
作動条件は車種・年式・グレードで変わります。下の数字は、各社の公式資料に載っている一例です。
衝突被害軽減ブレーキ
アイサイト
前方車両との速度差が約50km/h以下(歩行者は約35km/h以下)で、衝突の回避または被害の軽減を図ります。
ホンダセンシング
自車が約5km/h以上で、対象との速度差が約5km/h以上のときに作動します(ZR-V)。
トヨタセーフティセンス
衝突警報は、車両に対して自車速度約5~180km/h、歩行者と自転車に対して約5~80km/hで作動します(ヤリス)。
アイアクティブセンス
SBSは、前方車に対して約4km/h以上、歩行者と自転車に対して約10km/h~約80km/hで作動します。
追従ドライブ支援機能
アイサイト(アイサイト・ツーリングアシスト)
ツーリングアシストは0km/h~約120km/hで、アクセル・ブレーキ・ハンドルの操作を支援します。
ホンダセンシング(アダクティブ・クルーズ・コントロール)
約30km/h以上で車速を設定でき、渋滞時は停車まで追従します(アコード)。
トヨタセーフティセンス(レーダークルーズコントロール/トヨタセーフティセンスP)
約30km/h以上で設定できます(ヤリス)。停止保持機能が付く仕様と付かない仕様があります。
アイアクティブセンス(マツダレーダークルーズコントロール)
MRCCは、AT車が0km/h~高速域、MT車が約30km/h~高速域で作動します。
公的な比較には、国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)が行う自動車アセスメントが使えます。
| メーカー・車種 | 評価年度 | 総合評価 | 予防安全性能 |
|---|---|---|---|
| スバル フォレスター | 2025年度 | ★5(184.62/193.8点) | Aランク(85.40/85.8点) |
| トヨタ クラウン(セダン) | 2024年度 | ★5(184.30/193.8点) | Aランク(83.78/85.8点) |
| ホンダ CIVIC | 2024年度 | ★5(182.44/193.8点) | Aランク(84.80/85.8点) |
| マツダ CX-80 | 2024年度 | ★5(183.00/193.8点) | Aランク(82.99/85.8点) |
4車種とも予防安全性能は最高のAランクです。評価は車種ごとのもので、同じメーカーでも車種や年度で点数が変わります。
どのシステムも運転支援であり、安全運転の責任は運転者にあります。
購入前に、検討している車種とグレードの取扱説明書と、自動車アセスメントの結果を確認してください。
📎 参考: NASVA – 自動車アセスメントの概要
どのシステムにも苦手な場面がある?作動しにくい条件
どの会社のシステムも、カメラやレーダーが周りを正しく認識できない場面では作動しないことがあります。
各社の公式資料に書かれている例を並べると、苦手な場面はかなり共通しています。
| メーカー | 公式資料に書かれている例 |
|---|---|
| スバル(アイサイト) | 雪・濃霧・砂嵐、トンネル内、夜間、日射しの状況によっては正常に認識できない。急カーブ・急勾配・雨などでは作動しない、または遅れることがある |
| トヨタ(Toyota Safety Sense) | 朝方や夕方の薄暗いとき、対象が荷物や傘・ガードレールで隠れているとき、右左折中やカーブを曲がりきってから数秒間など(ヤリスの取扱説明書) |
| ホンダ(Honda SENSING) | 道路状況・天候・車両の状態によっては作動しない、または十分に性能を発揮できない場合がある |
カメラで前を見るアイサイトの公式ページは、天候や明るさの影響を詳しく挙げています。
レーダーを組み合わせた他社のシステムも、対象が隠れている場面や曲がっている最中は正常に作動しないおそれがあると取扱説明書に書かれています。
アイサイト車で、前に何もない一般道で急にブレーキがかかり、前日には駐車場でバック中にも作動したという相談です(2022年4月の投稿)。約1年半で3~4回目だったそうで、回答では、壊れたというより何かを障害物と見なして反応したのではないかという見方が示されていました。
思わぬ作動や、作動しないことが続くときは、カメラの前のガラスの汚れや取り付け物も含めて販売店で点検してもらってください。
手を離して走れるのはどこまで?渋滞時・高速道路の支援
ハンドルから手を離して走れるのは、一部の車種・グレードの、決められた道路と速度の範囲だけです。
どれも自動運転ではなく、運転者が前を見ていることが条件になっています。
| メーカー・機能 | 使える道路 | 速度の範囲 | 載っている車種の例 |
|---|---|---|---|
| スバル アイサイトX(渋滞時ハンズオフアシスト) | 2車線以上の自動車専用道路 | 0km/h~約50km/h | フォレスター・レイバック・クロストレック・レヴォーグ・WRX S4 |
| トヨタ アドバンスト ドライブ(渋滞時支援) | 高速道路・自動車専用道路の本線 | 約40km/h以下の渋滞時 | ノア(取扱説明書の例) |
| ホンダ Honda SENSING 360+(ハンズオフ機能) | 高速道路・自動車専用道 | ACCは0km/h以上、車線維持支援は約65km/h以上で作動 | アコード e:HEV Honda SENSING 360+ |
トヨタの取扱説明書は、作動中はハンドルから手を離せるとしつつ、自動で運転するシステムではないと明記しています。
マツダのクルージング&トラフィック・サポート(CTS)は渋滞時にハンドル操作を支援する機能で、手を離して使えるかは車種の取扱説明書で確かめてください。
レガシィ アウトバックのアイサイトで、ハンドルに触れているのに「手を添えて」という警告が出るのはなぜかという質問です(2023年8月の投稿)。回答では、車種や年式によって、ハンドルを回す力で見る方式と、触れているだけで分かる静電式があり、反応のしかたが違うという説明が複数付いていました。
自動ブレーキは義務化された?中古車を選ぶときの確認点
国産の乗用車は、新型車が2021年11月、それまで作られていた車種(継続生産車)も2025年12月から、衝突被害軽減ブレーキの装備が義務になりました。
国土交通省が2020年1月31日に発表したもので、国連の基準に合ったブレーキが求められます。
| 区分 | 新型車 | 継続生産車 |
|---|---|---|
| 国産車 | 2021年11月 | 2025年12月 |
| 輸入車 | 2024年7月 | 2026年7月 |
| 軽トラック | - | 2027年9月 |
義務になる前に作られた中古車には自動ブレーキが無いものがあり、付いていても年式によって検知できる対象や作動する速度が違います。
中古車を選ぶときは、年式だけでなく、グレードと装備(アイサイトのバージョンやセーフティセンスの種類)を販売店で確認してください。
● 車検証の初度登録年月と、販売店の装備表で安全装備の名前を確かめる
● メーカーの取扱説明書で、その年式の作動条件を読む
● 警告灯が消えるか、カメラやレーダーの周りに修理の跡が無いかを見る
📚 参考文献・出典
・SUBARU FAQ – アイサイトのプリクラッシュブレーキについて
・SUBARU FAQ – アイサイトのツーリングアシストについて
・Honda公式 – ZR-V取扱説明書 衝突軽減ブレーキ(CMBS)
・Honda公式 – アコード取扱説明書 渋滞追従機能付ACC
・Honda公式 – 【ACCORD】Honda SENSING 各機能の使い方を教えて
・トヨタ公式 – ヤリス取扱説明書 レーダークルーズコントロール
・国土交通省 – 「衝突被害軽減ブレーキがあれば、安心」ではありません
※ 本記事は上記の公式・公的な公表情報をもとに作成しています。機能と作動条件は車種・年式・グレードで異なるため、購入前に取扱説明書と販売店で確認してください。
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