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車を売るタイミングは、売ると決めた時点で早めに動くのが基本で、期限として意識するのは次の車検と4月1日の自動車税です。
「何月が高いか」は買取店の公式サイトでも説明が分かれており、月だけで決められるものではありません。

車を手放すつもりですが、3月まで待ったほうが高く売れると聞きました。車検も来年に迫っていて、いつ動くのがよいのか分かりません。

待つあいだにも年式と走行距離は進みます。統計で分かる月ごとの動きと、税金・車検・年数の節目を順に確かめて、動く時期を決めましょう。
📌 この記事でわかること
● 中古車の登録が多い月・少ない月(自販連の統計)
● 「1~3月と9月が高い」という説明は、買取店の公式サイトでも一致しているのか
● 3月に売るとき、自動車税で気をつける日付
● 車検の前と後、どちらで売るか
● 3年・5年・13年、10万kmといった節目の根拠
車を売るタイミングは何月か:月別の統計と買取店の説明

「3月が高い」とよく言われますが、統計で確かめられるのは登録された台数までです。買取額そのものの月別の公的な統計は見当たりません。
統計、買取店の説明、迷った人の口コミの順に見ます。
中古車の登録が多い月:2025年は3月が最多、1月が最少
中古車の登録台数は3月が飛び抜けて多く、1月が最も少なくなっています。
日本自動車販売協会連合会(自販連)の月報から、乗用車(普通・小型の合計)の台数を並べました。
| 月 | 2025年 | 2024年 |
|---|---|---|
| 1月 | 222,425台 | 222,082台 |
| 2月 | 255,746台 | 272,571台 |
| 3月 | 361,027台 | 372,355台 |
| 4月 | 258,904台 | 259,004台 |
| 5月 | 249,809台 | 260,694台 |
| 6月 | 265,083台 | 255,663台 |
| 7月 | 279,014台 | 280,037台 |
| 8月 | 229,822台 | 232,919台 |
| 9月 | 270,592台 | 255,168台 |
| 10月 | 282,049台 | 284,958台 |
| 11月 | 228,237台 | 251,332台 |
| 12月 | 256,855台 | 251,054台 |
| 年間の合計 | 3,159,563台 | 3,197,837台 |
3月は2年とも、月平均(約26万台)の約1.4倍でした。
9月は2年とも月平均の前後で、7月や10月より少ない台数です。
この数字は軽自動車を含まない登録車の台数で、新規登録・移転登録・使用者名の変更登録を合算したものです。
自販連は、公表しているのは登録台数であり小売台数ではないと注記しています。
登録が多い月に買取額がいくら上がるかは、この統計からは分かりません。
📎 参考: 日本自動車販売協会連合会 – 中古車統計データ
買取店の公式サイトの説明:「1~3月と9月」と「時期では決まらない」に分かれる
何月に売るとよいかは、買取店や査定サービスの公式サイトでも説明が一致していません。
| 出どころ | 月についての説明 |
|---|---|
| カーセブン公式(2026年8月20日更新) | 1~3月と9月は買取価格が上がる傾向。4月と年末は下がりやすい |
| ガリバー公式(2026年6月4日更新) | 1~3月と8~9月は高く売れる時期。ただし中古車は1日でも新しいほうが高いのが一般的で、数か月待つより早く売るほうが高い査定額を期待できる |
| カーセンサー(2019年3月8日公開) | 3月は新車も中古車も一年で最も売れる時期だが、買う人が多い時期は手放す人も増える |
カーセブンも、車は時間とともに価値が落ちるため、思い立ったら早めに売るよう勧めています。
3つの説明に共通しているのは、高い月を待つことより、待つあいだの値下がりを重く見ている点です。
📎 参考: カーセブン公式 – 車を売る時期はいつがベスト?
📎 参考: ガリバー公式 – 車を高く売る9つのコツ
「何月に売るか」で迷った人の口コミ
知恵袋でも、月を待つより今の年式のうちに売るほうがよいという回答が中心でした。
2018年式・走行2万km未満のSUVを、11月に売るか翌年の3~4月まで待つかという質問です。表示されていた回答はどれも今売るほうを勧めていて、年を越すと年式が1年古くなることを理由に挙げる人が複数いました(2024年10月の投稿)。
回答は個人の見立てで、車種によって事情は変わります。
待つかどうかは、今の査定額を聞いてから決めても遅くありません。
車を売る・乗り換える予定がある方へ
査定サービスは、連絡が来る社数(1社~最大30社)と仕組みがそれぞれ違います。申し込む前に違いを確認しておくと安心です。
自動車税と車検:期限から逆算する売るタイミング

月ごとの相場と違い、税金と車検は日付がはっきり決まっています。払ってから売ると戻らないお金なので、ここは先に押さえてください。
4月1日の自動車税と、車検の満了日の2つを確認します。
自動車税は4月1日の所有者に1年分:3月に売るなら名義変更の日を確認する
自動車税(種別割)は、4月1日現在の車検証上の所有者に、その年度の1年分が課税されます。
東京都主税局の案内では、年度の途中で売却して名義が変わっても月割にはなりません。
3月中に車を引き渡しても、名義変更や抹消の手続きが4月1日までに済んでいなければ、納税通知書は元の所有者に届きます。
JPUC(日本自動車購入協会)は、4月1日の前後に手放す場合は特に注意が必要だとして、手続きの時期を依頼先に確認するよう勧めています。
3月の何日までに売れば自動車税を払わずに済むかという質問です。3月31日までに名義変更が終わっている必要があり、その年は30日と31日が土日だったため実質29日までという回答と、余裕を見るなら3月中旬までに引き渡すという回答が付いていました(2024年3月の投稿)。
2月に買取店へ車を売ったのに、5月に自動車税の納付書が届いたという質問です。課税されるのは4月1日時点の名義人なので、名義変更がいつ済んだのかを店に確認し、店側の負担を求めるよう勧める回答が並んでいました(2025年5月の投稿)。
● 名義変更(または抹消登録)をいつまでに終えるのか
● 4月1日をまたいで納付書が届いた場合、誰が負担するのか
● その内容が契約書に書かれているか
売ったあとに納付書が届いたときの対応と、還付の扱いは車を売却後の自動車税の記事にまとめています。
📎 参考: 東京都主税局 – 自動車税種別割
車検は通す前に売る:費用ほど査定額は上がらない
売ると決めている車は、車検を通す前に売るほうが出費を抑えられます。
カーセンサーは、車検の残りが長いと査定額は上がるものの、車検費用を上回るほどではないと説明しています。
ガリバーも、残りが短いからと車検を通しても、査定額が車検費用以上に上がることは考えにくいとしています。
車検の残りが長いうちに売れるなら、そのぶんは査定で評価されます。
満了日の直前に動くと、引き渡しが間に合わず車検切れになることがあります。
査定を頼むときに、契約から引き渡しまでの日数を先に聞いてください。
車検でかかる法定費用と、車検が切れた車の売り方は車の下取りや売却は車検前がお得の記事で扱っています。
何年目・何キロで売るか:年数と走行距離の節目

「3年」「5年」「10万km」といった節目には、車検・保証・税金という理由があります。その日を境に査定額がいくら下がるかを示した公的な数字はありません。
年数、走行距離、モデルチェンジの順に、根拠を確認できる範囲で並べます。
年数の節目:車検の年・新車保証の3年と5年・13年の重課
年数の節目として根拠を確認できるのは、車検の年、新車保証が終わる年、税金が上がる13年の3つです。
| 節目 | その時期に起きること | 出どころ |
|---|---|---|
| 3年・5年・7年… | 車検の満了(新車は3年、その後は2年ごと) | カーセンサー |
| 3年または6万km | 一般保証が終わる(トヨタの場合。いずれか早いほう) | トヨタ自動車 |
| 5年または10万km | 特別保証が終わる(トヨタの場合。エンジンや動力伝達機構などが対象) | トヨタ自動車 |
| 13年 | ガソリン車・LPG車は自動車税がおおむね15%高くなる(ディーゼル車は11年) | 東京都主税局 |
カーセンサーは、売るときに新車保証が残っていれば査定で有利に働くと説明しています。
保証の期間はメーカーや車種で違うので、自分の車の分はメンテナンスノートで確かめてください。
13年を超えたときの自動車税と重量税の金額は、10年落ちの車の売り方の記事に税額表を載せています。
5年弱・走行4万~5万kmで手放す買い方を3回続けてきた人が、2回目の車検の前に乗り換えるのはもったいないかと尋ねた質問です。7年目や9年目で乗り換えるつもりなら5年目の前がよいという回答と、大きな故障が出るまで乗るほうが得という回答に分かれていました(2025年1月の投稿)。
約350万円で買って4年が過ぎた車に、ディーラーから220万円の買取額を示された人の質問です。10年乗るより5年ごとに乗り替えるほうが得だという説明は本当かを尋ねていて、不満が無いなら乗り続ければよいという回答と、保証が切れる前に替えているという回答がありました(2025年9月の投稿)。
どちらの質問でも、何年目が得かの結論は回答者によって違っています。
📎 参考: トヨタ自動車 – 特別保証
走行距離の節目:「10万kmの前」という説明と「区切りでは変わらない」という説明
走行距離の節目についても、公式サイトの説明は2つに分かれています。
ガリバーは、軽自動車なら8万km、普通車なら10万kmに近づいた時点で売却を検討するよう勧めています。
カーセンサーは、走行距離が増えるほど査定額は下がるが、何万kmという区切りで大きく変わるわけではないと説明しています。
査定の基準は車種・年式・登録からの年数ごとに細かく決められ、連続して変化するとのことです。
どちらの説明でも、距離が伸びるほど査定額が下がる点は同じです。
売ると決めたあとは、遠出を重ねて距離を伸ばす前に査定を受けてください。
すでに10万kmを超えている車の売り先は、10万キロ超えの車の買取の記事で整理しています。
モデルチェンジ:新型が出ると旧型の価値は下がるという説明
ガリバーは、モデルチェンジで新型車が発売されると型落ちになったモデルの価値は下がるとして、その前の売却を勧めています。
カーセブンも、新型が出ると旧モデルの需要が減り、買取価格が下がる傾向があると説明しています。
人気SUVがフルモデルチェンジしたら今のモデルの相場は大きく下がるかという質問です。下がるとしても年式に応じた程度で劇的ではないという回答や、発表の当日に急に下がるのではなく年が替わると査定が下がるという回答が付いていました(2026年5月の投稿)。
新型の発売日は、メーカーの公式発表で確認できます。
発表より前のうわさの段階では、時期も内容も確かめようがありません。
売るタイミングを決めたら:今の査定額を先に知る

「いつ売るか」を考えるときに足りないのは、たいてい今の金額です。金額が分かれば、車検を通すか、春まで待つかを数字で比べられます。
最後に、動き方とまとめです。
待つか売るかは、今の査定額を見てから決める
待つかどうかは、今の査定額と、待つあいだに払うお金を並べて判断します。
● 次の車検の見積もり(法定費用と整備代)
● 4月1日をまたぐ場合の、来年度の自動車税
● 待つあいだに進む年式と走行距離
査定の方式や電話の多さはサービスごとに違います。
違いは車の買取一括査定の比較のページで確認できます。
たとえばMOTA車買取は、最大20社がWEB上で入札し、電話が来るのは査定額の上位最大3社という仕組みです。
申し込みから最短3時間後に概算の査定額がWEBで分かるので、売る時期を決める前の材料にできます。
まとめ:車を売るタイミングは「決めたら早め」、期限は車検と4月1日
車を売るタイミングは、高い月を待つより、売ると決めた時点で早めに動くほうが確実です。
● 中古車(登録車)の登録台数は3月が最多で、2025年は月平均の約1.4倍。1月が最少
● 「1~3月と9月が高い」という説明は、買取店の公式サイトでも一致していない
● 自動車税は4月1日の所有者に1年分。3月に売るなら名義変更の日を契約前に確認する
● 車検は通す前に売る。査定額は車検費用ほどには上がらない
● 年数の節目は車検の年・保証の3年と5年・税金の13年。走行距離は伸びる前に査定を受ける
まず今の査定額を聞き、次の車検と4月1日のどちらが先に来るかを確かめてから、引き渡しの日を決めてください。
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📚 参考文献・出典
・日本自動車販売協会連合会 – 中古車登録台数 月報(2025年1月~12月・PDF)
・日本自動車販売協会連合会 – 中古車登録台数 月報(2024年1月~12月・PDF)
※ 本記事は上記の公式・公的な公表情報(2026年10月8日確認)をもとに作成しています。税金や保証の条件は変わることがあるため、売却の前に各窓口・公式サイトで確認してください。
下取りに出す前に、買取の査定額を比べておく
買取額は店によって差が出ます。連絡が来る社数や仕組みはサービスごとに違うので、合うものを選んでください。
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